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自戦記 No.12-02



開始日時:2003/11/03(月) 16:08:00
先手:R277
後手:マサシ
時間:15分
戦型:対矢倉棒銀急戦


 昨日の矢倉3連敗を反省して、昨夜は矢倉急戦定跡のひとつ米長流を見直してみた。最近、矢倉の序盤が判らなくなっていたような気がしたのは、矢倉特有の序盤の駆け引きを意識せずに漫然と駒を進めているような状態に陥っていたため、との思いからである。

 定跡を復習した後で昨日の棋譜のひとつを眺めてみたのだが、やはり、早囲いをしようとする先手の差し手にうまく対応していなかったことに気がついた。対局直後に棋譜にコメントを入れていた時にはできなかった見方である。『負けた将棋の棋譜』→『気になる棋譜の復習』→『再度、負けた将棋の棋譜』、今後はこれを1サイクルとしたい。で、休日の昼間は、なぜか矢倉が多く今日も矢倉になった。


▲2六歩  △8四歩  ▲7六歩  △3四歩  ▲6六歩  △6二銀  

 僕は、先手でも横歩辞さずの指し手にしようと決めている。理由は、先手26歩〜76歩〜66歩の形が、どういうわけか良い形には思えないから。横歩は定跡を殆ど知らないので負けてしまうが、それはそれで今後の課題。現在、自分のメインと考えている矢倉の指し方をおかしいと思うような差し手にしてまで、横歩を避けようとは思わない。なので、本譜の先手のこのかたち、良いとは思えないのだが・・・。


▲6八銀  △4二銀  ▲7七銀  △3二金  ▲5八金右 △5四歩  
▲3八銀  △5二金  

 先手の38銀に違和感を覚えた。理由は、飛車先の歩が伸びきっていないからだと直ぐに気がついた。少し考えたが、先手の角筋は止まっているし、52金としておく余裕は十分ありそうと考えた。


▲5六歩  △4一玉  ▲7九角  △7四歩  

 先手の79角にやはり違和感を覚えた。攻めてくるには2筋が中途半端だし、この状態で早囲いに玉を移動させるのは不安のはずで、僕なら絶対に指さない。ということで74歩として「急戦しますよ」とサインを送ってみた。


▲2七銀

 あっさりと「棒銀いくぜい」とのメッセージが帰ってきたが、どうも釈然としない。先手の駒組みは77に銀が一枚あるだけというのがどうもヘンに見える。多分、棒銀のほうが早い、と思っているのであろう。ならばこちらも「断固として急戦じゃい!」と73桂馬とした。


△7三桂  ▲2五歩  △8五桂  
▲8六銀  △6六角



 85桂馬は少々考えたが、86銀で受ければ角成が受からないとだけ読んで指した。対局後にわかったのだが、87銀と受けるのは壁銀になるし、次の66角には右翼側も38飛車で受けるしかないので、棒銀をうまく牽制したことになったようである。これには先手も面白くなかったのかと思う。


▲3八飛  △9九角成 ▲8五銀  △同 歩  ▲4六角  △9二飛  ▲8四桂  

 先手の46角に92飛車が大悪手であった。寄った瞬間相手が打つ前に、あ、そういえば桂馬があった、と気付くのだから嫌になってしまう。先手があっさりと銀と桂馬を交換したのは、この狙いがあったためのようで、すっかりはまってしまった。こういう読み落としをなくす事!


△4四香  ▲9二桂成 △4六香  ▲同 歩 △9二香

 詰んでしまった飛車は仕方がないので角と交換にならないかと香車を打ってみた。角を引かれたら馬で桂馬を取り込んで、馬と桂馬と合わせて4筋からの攻撃になりそうとの考えではあったが、このまま飛車と角との交換になった。


▲9一飛  △5一銀右 ▲9二飛成 
△8九馬  ▲3六銀  △7五歩  

 先手36銀の後、先手の駒台には香車が二つあるだけだし、次の一手が重要としばらく時間を使って考え、飛車ふたつが馬のラインに乗っていることに気がついて、75歩。51銀右は、左のほうが良かった。手拍子は良くない!


▲6七香  △7四角  ▲7二竜  △5六角  ▲4七金  △6七角成
▲6八香  △7七馬  ▲4五銀

 先手玉周辺でのやりとりは、うまく指せたように思う。先手に手駒がなくなって苦しそうではあるが、例によってここからが見えない・・・。


△2七銀  ▲5八飛  △5五香

 27銀では、55香車あたりから詰みがないか考えてみたが無理そうだし、やはりここは、『玉は包むように寄せよ』ということで、27銀。もしかすると、手がない先手は、これ幸いと58飛車としてくれるかも、と思っていたら、手拍子でそお通りに指してくれた。これで楽になった。


▲同 飛  △同 歩  ▲5四香  

 54香車も、次金を取り込んでも同銀、62金として王手ではないので、少なくとも一手隙であるとを確認する時間は残っていた。



△3九飛  ▲5八玉  △3八飛成  ▲4八金

 ここまできても詰みが見えない・・・


△6六桂  ▲同 香  △7六馬


 残り桂馬が2枚、詰みそうという感覚はあるが詰み見えず・・・。66桂馬で59玉と引けば、39竜、49金、47桂馬が見えているが、57玉とされると・・・?56馬から詰むか?というのがこの時の思考状態だった。66の桂馬に馬のひもがついていることが見えていなかったので、次65桂馬で詰むということが見えていなかった。龍を逃げるか?迷ったが、まずは王手ということで66桂馬と打って出たところ、先手は、しばし考えた後、同香車。これには、76馬で投了となった。


■ 総括

 序盤、おかしいと「感じた」ことをうまく結果につなげることができたかと思い書いてみた。記憶に留めておくこと!。先手は序盤の中途半端な指し方(?)以外は、強かったと思う。対局後検索してみたら最高9級となっていた。対局数も多いので、悩んでいる様子が棋譜から伝わってくる。あるいは居飛車に転向したばかりか?いずれにしても、こうして自戦記を残すのは今後のためになりそうである。

 中盤の読み落としと詰め将棋!