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自戦記 No.13-01



開始日時:2003/11/15(土) 11:10:00
先手:R221
後手:マサシ
時間:15分
戦型:米長流急戦矢倉


 12級などと甘い考えて指していると一気にRを落としてしまうのが将棋クラブ24の厳しいところ。「調子が戻れば、すぐに戻るさ」なんていうのは甘いのである。本譜の先手は、最高13級の方だったのだが、ようやく勝てたという感じだった。


▲7六歩  △8四歩  ▲6八銀  △3四歩  ▲7七銀  △6二銀  
▲5八金右 △4二銀  ▲7八金  △3二金  ▲6九玉  △4一玉  
▲6六歩  △7四歩  ▲6七金右 △5二金  ▲7九角  △3三銀  
▲5六歩  △5四歩  ▲4六角

 休日はやはり矢倉戦が多い。僕は後手なので、急戦を仕掛けてみようと最初からそう考えていた。米長流急戦に組んで負けが続いているが、こだわってみたいのが僕の性格。先手、早囲いは見せずに一目散に矢倉に組み上げた。急戦であることをできるだけ匂わさないように指し手を進めていたところ、先手が、21手目にいきなり46角と出てきた。


△7三桂 ▲7九玉 △4四銀 ▲6八角
△6四歩 ▲4八銀 △6三銀 ▲3六歩
△8五歩 ▲3七銀

 少し考えたが、先手の右銀は定位置のままであるし、44銀と出る予定であるから予定通り37桂馬で受けることにした。こうして改めて考えてみると、右銀が定位置のままで46角は、後手の左銀を呼び寄せてしまい44銀に36歩では受けにならないように見える。僕が先手のときはこのような指し方にはならないが、右銀をしばらく定位置のまま指してくる人が結構いるので、今後意識しておくのが良さそうである。先手、予定通りだったのか玉を寄って68角と引いた。こちらは米長流急戦矢倉の駒組みが出来上がってしまった。


△5五歩 ▲同 歩 △6五歩 ▲4六銀
△5五銀 ▲同 銀 △同 角 ▲4六角
△同 角 ▲同 歩 △5四歩 ▲5七歩

 仕掛けて出るべき局面となった。覚えたての定跡との差は、先手の飛車先が不突であることと、玉と角の位置ということだけを確認。その後のことは考えずに打って出たところ、65歩に同歩とはせずに46銀と出てきた。今考えてみるとこれに対して64銀という手はあったようである。64銀に先手54歩なら一気に終盤の寄せ合いに突入するようである。実戦では、64銀は候補にはあがらず角と銀を交換し合うことになった。次の一手が難しく時間を使っていろいろと考えたのだが54歩とした。これに対して先手57歩。受け棋風だと思った。


△8六歩 ▲同 歩 △5五銀 ▲6五歩
△4六銀 ▲7一角 △8三飛 ▲2六角成
△3九角 ▲5八飛 △4七銀成 ▲5九飛
△4八角成 ▲同 馬 △同成銀 ▲6九飛

 さて、攻めの足がかりを作らなければならない重要な局面。駒割は互角だが、先手の矢倉が手付かずなのに対して、玉形はこちらが不利。ここは、一気に攻め込みたい。以前教えていただいたように、39角を中心に考えてみた。39角が生きるような手筋はないか・・・。かなり時間を使ってしまったが55銀から46銀が見えた。39角から角を切って金をはがし、攻めを継続できるかも知れないと考えた。
 感想戦でわかったのだが、先手はこの変化を嫌ってあえて58飛車と受けたそうである。14級とはいえ、読む人はちゃんと読んでいるということを思い知った。


△6五桂 ▲6六銀 △4七角 ▲6八金引
△5八成銀 ▲8七銀 △6九成銀 ▲同 金
△2九角成 ▲6八金上 △4九飛 ▲6九歩
△4六飛成 ▲7七銀 △6六桂 ▲6七銀

 駒の損得は無し。先手矢倉は未だ手付かずだが、成銀が先手陣内に残り、飛車がやや苦しそうな点を考えると、ようやく互角か少し良いのかも知れない。47角はすぐに思いついたが、68金で受かることまでは考えつかないのが、今の僕の実力。また、46飛車成るが無駄な一手で、結局、金銀5枚で守りを固められてしまった。


△7八桂成 ▲同銀右  △5七桂成 ▲同 金  △同 竜  ▲6八銀  
△5八竜  ▲5九歩  △5六竜  ▲2六桂  △1九馬  ▲7七角  
△5五馬  ▲同 角  △同 歩  ▲3四桂  △3三歩  ▲4二歩  
△同金右  ▲同桂成  △同 金  ▲3五桂

 一枚ずつ先手陣の金駒をはがしていって、大きな駒得となったが、そのまま一気にいくわけないのである。攻めが遅いと見た先手が、手にした2枚の桂馬で早速攻めてきた。玉頭に歩を打たれ、角があるので、寄ることができない。結局金と桂馬とで清算となって問題の局面。


▲3五桂 △9五桂 ▲6一角 △8七桂不成
▲同 銀 △8一飛 ▲4三桂成 △6一飛
▲5三桂 △5一玉 ▲6一桂成 △同 玉
▲8二飛 △7二金 ▲8一飛成 △7一金打
▲9一竜 △4三金

 35桂馬を打たれて、その意図を読めないのがとても悔しいのである。61角と打たれたときは、金が1枚あるし、詰めろになっているのでないかと思った。結局、今度はこちらが、玉周りに金をべたべたと貼り込んで助かりはしたが、拙攻もさることながら、この一手が見えなかったことが大いに悔やまれるわけで、この自戦記はそのために書いているようなものである。


▲4四歩 △同 金 ▲9三竜 △6六角
▲7七銀 △9三角 ▲5八香 △5七角打
▲同 香 △同角成 ▲6八金 △6七桂
▲7八玉 △6六桂 ▲同 銀 △同 馬
▲7七桂打 △5九桂成 ▲7九角 △6七銀
▲同 金 △同 竜 ▲8八玉 △6九成桂
▲9六歩 △7九成桂 ▲9五歩 △7七馬
▲同 桂 △8九飛 ▲9七玉 △9九飛成
▲9八銀打 △8四桂 ▲8五歩 △8八角
▲8六玉 △7七竜

 先手の反撃を何とかしのいで、ようやく投了となった。どうやら僕は、実力14級のようである。



■ 総括

 攻めの手筋が思い浮かばないということは、相手の攻め筋も読めないということに他ならない。本譜の先手の反撃、桂馬の2段跳ねから金との交換に成功した手筋、次に桂馬と角の組み合わせで、一気に攻め込んできた筋は、読み落としではなくて、今の僕には思い浮かばないのである。

 詰め将棋!

 あと、コメントをいただいて思ったこと。急戦を仕掛けているのに、56歩はあまりにも弱気であった。自然に考えることが難しい!


■ いただいたコメント

 54歩は貴重な一歩で55角を「受けただけ」の手になっています。たとえば、54歩のかわりに、66歩、同銀、86歩、同歩、64銀と指せば、受けながら攻めているので「攻防の一手」になりますね。55銀と先に打つ手もあったでしょうね。

 それから46銀と進んだのが逆方向ですね。65桂馬と跳ねることが出来るので、そちらの方が良かったでしょうね。