剣・刀1

ここでは、皆さんあこがれる剣と刀の数々をおいています。え、良く見えない、ご心配なく私がしっかり説明させていただきます。

ロングソード

RPGではおなじみの剣です。全長80〜95cm程度、重さ1.5〜.2.0Kgの直刀で中世ヨーロッパ後期頃の剣です。この剣は握りが片手分しかありません。つまり片手に盾をもったり、馬に乗ったりして戦う騎士には使いやすい作りと長さなので、ナイトソードとも呼ばれる事もあります。この剣が片手でも使えるのは柄頭で全体のバランスをとっているからなんです。両手で剣を持って戦いたい人には向いていないと思います。片刃のロングソードは突くことに適した切っ先になっており、両刃の方は切ること(ここでの‘切る‘とは‘叩き切る‘事です)に適した刃先になっています。

ショートソード

こちらも有名、ロングがあればショートがあるっと言うわけでショートソードです。全長70〜80cm程度と少し短く室内戦や集団での乱戦に適していますロングソードに比べてたかだか数センチしか変わらないじゃないかとお思いの方もいらしゃると思いますが、戦場ではこれは大きな違いです。剣の有効な攻撃法のひとつ「突き」ですが5センチ剣に差があればかなりの腕の差がないとあなたは殺されてしまいます。
また室内戦では5センチの違いで壁に剣が当たりその間に短剣を持った敵に殺されてしまいます。
この剣は先に述べたように乱戦を想定した剣なので、均一の幅を持ったタイプのほかに先細のタイプがあります。これは戦闘中に見方に損害を出さない為の工夫であります。
もし、あなたが、近くどこぞの屋敷(日本のような小さな屋敷なら特に)に討ち入る予定があるんでしたらショートソードを持っていかれる事をお勧めします。

閑話休題1
皆さん武家屋敷やお城に行ったことがありますか。こういった建物には変わった仕組みがあります。
たとえば外観は立派なのに中はいやに天井が低かったりします。これは相手が剣を振りかぶれない様にするためなんですね。あと入り口が妙に狭かったり、これも一度に沢山の敵が攻め込んでこれないようにする為です。あと西洋の城には城内に井戸があることがあります。これは篭城戦のためのものです。こういう視点で見ると違った面白さがあるかもしれません。

ブロードソード

日本語で言うと「幅広の剣」となりますかね、16世紀ごろに登場した直刀です。しかし実物はそれほど幅が広いわけではありません。中にはロングソードの方が幅が広かったりします。では、なぜブロードなのか。16世紀の剣はレイピヤ(こちらは後ほど)といった幅が極端に狭い剣が主流だったのでそれ以外の剣を「ブロードソード」と呼んだわけです。だから16世紀だとロングソードやショートソードも「ブロード」になるんですね。ただ、ロングソードなどとの違いは拳を守る為ナックルガードが付いています。あとレイピヤが「突く剣」なのに対しこちらは切り合う為の
剣なので刃が厚く作られています。

ワルーンソード

せっかくなので、ブロードソードをいくつか紹介しましょう。これは17世紀中ごろベルギーの南東に住んでいたワルーン人が使用していた物でブロードソードと言って良いでしょう。
名前は使用していた人種から来てます。この剣の特徴は楕円形の「貝つば」と呼ばれる独特のつばとつばの下に出ているサムリングと呼ばれる突起です。貝つばはナックルガードとしての役割もあり、サムリングは親指を引っ掛けて剣に力を加える時に用います。

スキアヴォーア

こちらもブロードソードです。これは16世紀ヴェネツィアのスラヴ人からなる元首親衛隊の剣として生まれたものです。

シンクレアーサーベル

スコットランドの傭兵隊長からその名を取ったブロードソードです。

レイピア

RPGでは女性剣士やエルフなどが良く使う細身の剣として有名です。
余談ですがエルフは弓やレイピアしか使わないように思われていますがブロードソードや
ロングソードを使うエルフを何人かみましたね(エルフをそんなにみたわけじゃないけど)
彼らは自分で道具を作るのでうちに買いに来たりしませんが、その作りはかなりの物でした。中には魔力を持った物もありましたしたよ。
無駄話はさて置きこの剣は16世紀ごろに登場した剣です。このころ画期的な武器である「銃」の登場により戦士達の装備はそれまでと変わってきていました。今まで装備していたプレートアーマーやシールドは銃火器の前では意味をなさなくなってしまいました。
その為、戦士は軽装となり、そのため剣は敵を鎧ごと倒すような物でなくて良くなり、むしろ、軽くて、動きを妨げないものを求める戦士が増えてきました。そう行った理由からレイピアは多くの国に広がっていきました。この剣は切るよりも突く攻撃に適しており細身ながらも十分な殺傷力を持っていました。また空いた片方の手には短剣や布、小型の盾を装備して、敵の剣を交わしたようです。この短剣が有名なレフト・ハンド・ダガーと呼ばれる物です。また剣による防御が行われるようになったのもレイピアが登場した時代です。

エペ

レイピアと同じく細身の直刀です。映画などで貴族が決闘する時に使うのがこの剣です。これは決闘用の剣で戦争には用いられる事は無かったようです。
これの特徴は半球状のガードと、長めの握りです。フェンシングで用いる剣がこれに良く似ていますね。

フルーレ

エペやレイピアの練習用として作られたもので、切っ先にカバーが付いています。刀身が軽いので、そのバランスをとる為、柄頭が小さく握りと一体になっています。
握りにはさまざまなタイプがあり、フレンチ・イタリアン・ベルギアン・スパニッシュ・パペティアン・ビスコンティなどがあります。

閑話休題2
現代の剣術と言えば「剣道」や「フェンシング」が思い浮かぶはずです。
これらは武術というよりスポーツとして人々に親しまれていますよね。ですから、当然安全に行う事が出来なければなりません(安全といっても怪我の一つや二つはつきもので、ここでいう安全とは命を落としたり、体に障害が出るほどの怪我のことを言っています。)そのため、防具を装備し、剣は、竹刀のような模造刀やフルーネのような切っ先の無い安全な物を使います。しかし、昔は真剣を使って剣術を行っていたので練習中に命を落としたり失明するなどの事故が起こったそうです。剣術は騎士や武士にとっては必用不可欠なたしなみなので欠かすわけには行きません。
そのような問題の中から実戦では使用しないフルーネといった武器が作られたわけです。そして、フルーネはあっという間にヨーロッパ全土に広がったそうです。(当然ですね)日本で竹刀が使われるようになったのは明治からだそうで、それまでは真剣まで行かなくて、木刀で剣術の練習をしていたそうです。(真剣を使う所ももちろんあったそうです。)しかし、木刀と言っても相当な威力があり、防護も無かった時代なので練習で大怪我を追う事もしょっちゅうだったようで剣を習うには覚悟が必要でした。明治になって竹刀が登場すると剣を習う人がぐっと増えたそうです。



さて、このショウケースは以上です。さあ、次ぎのショウケースに行きましょう。こちらにも皆さんにお勧めの剣と刀が沢山ありますよ。(次ぎに行く。
 
ホームへ  目次へ