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第二回   リバイアサンです
召還一発大津波を食らわせ全てを洗い流すリバイアサン。相手が炎属性ならまず生き残れないでしょう。そんなリバイアサンはどんな魔物なんでしょうか。
リバイアサン(以降「彼」)が登場する最も有名な書物と言うとやはり「旧約聖書」でしょう。この中のヨブ記41章で彼は二重の鎧のような鱗に覆われており、背中の鱗は盾のようだと言われています。その隙間は風も通らないほどで、一般に竜の弱点とも言われる腹にも鋭い瓦のような鱗に覆われていたようです。その肉も厚く硬くいかなる武器も役には立ちません。
彼の目は朝日のようにまぶしく輝いており、剣のような牙を持った口からは火を吹き、鼻からは白い煙を出しています。そして心臓は石のように硬く、身を振るわせるだけで大きな振動がおき、それによって海は煮立ち、彼の通った後には光る道が残ったそうです。そして、なにより恐ろしいのはそんな怪物が何者も恐れない肝を持っている事です。
もう一つ彼の特徴をいうと、彼は太陽の光を打ち消す「黒い光」をそのひれから発していたそうです。神はその事よし思わず、そのひれの上に大地と海を乗せ全世界を背負わせたと言われています。このことからこの怪物がいかに巨大かが解かります。リバイアサンは天地創造の五日目に光と水からつがいで造られました。そして同時に造られた水に住むすべての生き物の王になりました。先に述べたように雄のリバイアサンは世界を背負う役目がありますが、雌はエジプト近辺の海に出没するようになります。そこで神は雌の頭を砕いて殺し、その肉は獣に与えられた。この話よりリバイアサンは神の敵、悪魔として見られるようになります。悪魔としての彼は地に落ちる前(堕天使になる前)はルキフェル、ベルゼブブに次ぐ地位におり、地獄の大公と考えられています。彼には「高慢なる者の王」と言う称号が与えられ七つの大罪の「嫉妬」を司る王でもあります。しかし神は逆に彼の強さを誇りにしていたようです。彼の最後は、最後の審判の時、べヒーモスと戦い敗れ神に許された人々の食料になるとされています。
またリバイアサンは旧約聖書以前の神話(アッカド神話)にすでに登場しておりそこでは「シャリート」と呼ばれる七湯の首を持つ大蛇として描かれています。そしてバアール神によって打ち倒されています。これがユダヤの神話でリバイアサンになったようです。くしくもバアール神も後に悪魔として考えられるようになります。
はたして、こんなリバイアサンを打ち倒して召還獣とできるだろうか?打ち倒す事は神以外には難しそうだが操る方法はあったようだ。じっさいリバイアサンの子供を十字架と聖水で従えた物語もあります。しかし、この親子の力の差は恐ろしくあり同じ方法じゃ恐らく無理でしょう。

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