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最終更新日:2003/10/17
ゲーム本編のいくつかの場面で、曜子ちゃんが発電所に行けなくなっていたと発言することがある。
この「行けなくなっていた」という発言の真意は、作中では遂に明らかにされない。 太一も「曜子ちゃんが言うならそうなんだろう」といったノリであっさり納得し、問い質そうとした時には曜子ちゃんが消えていてそのまま忘れる。 思わせぶりなまま消化されなかった伏線風味な、この発言を検証する。 (1) 物理的に行けなくなっていた。 道が崖崩れか何かで塞がっていて、物理的に通れなくなっていたという説。 この場合、原発が安全な状態か否かを把握しないまま放置するなんてことを曜子ちゃんがするかという疑問が浮かぶ。個人的な印象ではあるが、「危険だから」確かめに行ったからには何らかの答えを得るまでは引き下がらないイメージがある。どうあってもたどり着きようが無いだけの障害があったらあったで、「この町は危険かも知れないから避難すべき」ぐらいの意見は出すのではなかろうか。 (2) ループ世界の範囲外である為に到達できず。 ゲーム本編では描写が無かったものの、ループ世界は範囲限定されており、そこから先には進めないので範囲外にある発電所までは行けないとする説。ファンタジーなんかでよくある迷いの森とかのイメージで、一定のラインを越えて進もうとすると元の場所に戻ってしまうみたいな。 この場合は原発に行けない以前に町からも出られないということで、避難云々の提言をする意味は無いと曜子ちゃんが判断するのも自然だろう。そのことを太一に告げなかったのも、不要の刺激を与えるべきではないと考えたとすればわからなくもない。 旅に出た桜庭はどうしたという疑問も浮かぶが、彼なら「ループ境界以前に素で道に迷った」と言われても納得できる。 あと指摘があるとすれば、数あるループの中で一度たりとも太一が桜庭と一緒に旅に出たことが無かったのかという辺りだが。これは実際その通りだとしても別に不思議はないだろう。個人的には一度ぐらい付き合ってやれよと心から思うが。 (3) 太一が発電所に行かないよう釘を刺した。 発電所、あるいはそこに至るまでの道に太一には見せたくない何かを見つけ、太一が発電所に行こうとしないように予め釘を刺したのだとする説。 何だかんだ言って太一は曜子の発言を鵜呑みにする傾向が強く、他に興味を惹かれるものが沢山ある中で敢えて「行けない」場所に行こうとはしないと読んだのだとする。調べに行ったと聞かされた太一が「よくまああんな遠い所まで」と漏らすぐらいだし、絶対に行かなくてはならないぐらいの理由が無ければ行こうと思わない場所ではあるだろう。仮に行かなくてはならない状況が発生しても、その前にこの「行けなくなっていた」発言の意味を問い質す筈ということで、行動把握の布石の意味もあったかも知れない。 ちなみにこの「発電所にある見せたくないもの」として、B世界で暴走太一から逃げた連中が発電所に立てこもった挙句に皆殺しにされていた痕跡とする説がある。B世界の美希は暴走太一によって殺されたらしいというのが榊原日記から得られる情報だが、他の面子がどうなったかについては完全に不明。エンディングの解釈及び美希が怯えていた理由として、やはり暴走太一に殺されたという見方が有力だが、では死体はどこに行ったのかという疑問が発生する。それを説明する一つの仮説として、原発立てこもり説が浮上する。 この説については、否定するにも肯定するにも情報が足りないというのが現状である。確かに幾つかの疑問点を説明出来るが、説明出来るだけで証拠に欠ける。あくまでひとつの仮説として脳裏に留めておくという辺りが妥当だろう。 (2003/10/17追記) (4) 発電所が封鎖されていたことを示唆。 榊原日記で発電所が停止させられていたという記述があるが、これに合わせて封鎖が行われたのだとする。A世界では合宿前まで正常に動いていた原発が3日の間に封鎖されていたことをさし、「行けなくなっていた」と表現したのだと解釈する説。 その上で原発が停止させられているのも確認したということであれば、安全と判断したとする根拠もわかる。 また、太一に貞操帯をはめた際に「それと祠の情報で、大体把握できた」と発言している。これは原発が3日の内に閉鎖されていた違和感と、祠の情報から現状を理解したのだと考えることができる。 |