「ぱぺっとらびっと!」
我国の民の1人が、知り合いの牧場主を連れてきた。なんでも、北の方にある湖に浮かぶ小島に住み、そこに放牧場を構えて、雪ウサギを育てているとのこと。
しかし、その彼の牧場で突然雪ウサギが暴れ出し、彼(牧場主)は友人たる我が民を頼って逃げ出してきたそうだ…
牧場主は言っている。「どうか聡明なる国王陛下殿、もし私の牧場を取り戻して下さいましたら、私は喜んで陛下のもとで働き、お役に立てるよう頑張ります!」
さて、ここはひとつ、大臣を呼んで旅の準備でもさせるべきだろうな…
シナリオの目的と注意点
マップ説明〜部屋
マップ説明〜通路
シナリオの結末
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ぱぺっとらびっと!
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シナリオの目的と注意点
このシナリオでは、[A−3]の支配者である「人形師」マリオンを倒し、操られている雪ウサギを開放する事が目的である。
できるならば雪ウサギは倒さない方がいいだろう。というのも、シナリオ終了後に雪ウサギは《民》となってくれるからなのだが(詳細はシナリオ参照のこと)。
このシナリオには、危険に見合っただけの報酬が存在するので、マスターはうまくシナリオを回していこう。〈配下〉を適正に割り振り、使いどころを誤らなければ、PCは疲弊こそするものの、死亡することはまずないはずである。
登場人物
ノーザン 今回の依頼人である牧場主。
ヨルド ノーザンの友人で、王国の民。いや、殆ど出番はないんだけど、一応、ね。
マリオン 今回のマップの支配者。人形師。
…たった3人かよ…
マップ説明
部屋
[C−1]「背の高い草が生い茂る草原」
モンスター:なし
トラップ:なし
通路:[C−2][B−1]の2方向へ([B−2]へはこちらからは行けない)
この場所には何もない。事前調査を怠った、もしくは調査隊が帰って来れなかった、というPC達は不安になるかも。
[C−2]「静かな川辺」
モンスター:死にぞこない×2、歩きどくろ×4、お化けシーツ×4(計10体/18レベル)
配置:(前衛)死にぞこない2体+歩きどくろ1体(後衛)歩きどくろ3体(本陣)お化けシーツ4体
トラップ:いばら(戦闘系:PC陣後衛)
通路:[C−1][C−3]の2方向へ
この場所は何やら陰鬱な雰囲気が漂う。PCが入ると、地面から死にぞこない&ドクロが這い出し、どこからか幽霊が降りてくる。
彼等の戦法としては、PC達をお化けシーツの能力「お化けだぞ〜」で「いばら」ゾーンへと追い込み、各個撃破を試みようとする。
お化けシーツの性格は「奇妙」なので、「お化けだぞ〜」は1回置きにしか使えない。最初は2体が「お化けだぞ〜」を使い、次のラウンドは他の2体が、というような行動を取ってみよう。
[C−3]「川岸の洞窟」
モンスター:大食らい×1(計1体/5レベル)
配置:(前衛)大食らい×1(後衛)なし(本陣)なし
トラップ:吊り天井+ものかげ[隠れているモンスター:ひひ×3、小鬼×4(計7体/13レベル)、全員前衛]
通路:[C−2]のみ
この場所では、大食らいが「何か」をむしゃむしゃと食べている。あたりにはお弁当ガラや空の酒瓶が転がっている。PCが何もせずに立ち去るなら特に何も起こらない。
PC達がこの部屋で何かする場合、大食らいとの戦闘を行なうこと。といっても大食らいは「ほんわか」を使うだけだが(さて、大食らいの能力でPCの警戒度を1にできればトラップの下準備はバッチリだ。あとはダイス目に期待しようw)。
PC達が捜索判定に失敗すれば、吊り天井が落下し、吊り天井の上に隠れていたひひ達がPC達に襲い掛かる、という仕掛けになっている。
戦闘が終了し、その上で休憩をするならば、〔探索〕で難易度12の判定を全員が行なうこと。誰かが成功すれば、弁当ガラの山の中から「レアアイテム(道具)」表からランダムで決定した1つを見つける。また、成功した人数と同じ本数の酒瓶(未開封)を見つける。
[B−1]「急な山道?」
モンスター:赤頭巾×3、小鬼×6、羽妖精×3(計12体/15レベル)
配置:(前衛)なし(後衛)赤頭巾1体、小鬼6体、羽妖精2体(本陣)赤頭巾2体、羽妖精1体
トラップ:いばら(戦闘系:敵側前衛)
通路:[A−1][B−2][C−1]の3方向へ
急な山道の峠のあたりで、前方から無邪気で明るい女の子達の声が…
…違った、邪気の塊だ orz..
赤頭巾は、いばらゾーンをPCが踏み越えてこないのを期待して「投げる」を多用する。といっても2ラウンドに1回だが。先に羽妖精を投げて「呪い」をPCにつけようとする。
ただ、戦闘の難易度としてはおそらく、同じいばらゾーンのある[C−2]に比べて、こちらの方が楽なのではないかと。
[B−2]「崩れやすい崖」
モンスター:なし
トラップ:なし
通路:[C−1][B−1]の2方向へ
この場所には[C−1]と同様、モンスターもトラップもない。
崖っぷちにキラキラする石みたいなものが刺さっている。取ろうとするなら〔探索〕で難易度11の判定を行なうこと。成功すれば「星の欠片」を手に入れる。
[B−3]「川下り、滝に流れ込む急流」
モンスター:なし
トラップ:なし
通路:[C−2][A−2]の2方向へ
さて、何故いきなり川下り?という質問はさておいて。どこかで船でも見つけて乗ったんだろ、うん。
この場所にもモンスター・トラップ共にない。いや、別に手抜きではないのだがw
通路の仕掛けも見ていただければ、どういう事か分かっていただけるのではないかと。とまあ、そういうことでw
[A−1]「守人のいない渡し場」
モンスター:なし
トラップ:自動販売機
通路:[A−2][B−1]の2方向へ
[B−1]から来たならば、急な下り道を通って来たことになる。眼下に湖が見え、1艘の船が渡し場につながれているのが分かる。しかし誰もいないようだ。
さて間近まで来ると、何故か自販機が置いてある。まあ、待合所代わりなんだろう。しかしサンカリアとかいうブランド名はイヤだなぁw
ここでは本当に何も起きないが、もし自販機の下を覗いたり、つり銭受けを確認するようなナイスな奴がいたならば、2MGを見つけさせてあげよう。
[A−2]「濃い霧の立ち込める湖」
モンスター:乗り手×1、渡り魚×3(計4体/14レベル)
配置:(前衛)乗り手×1、渡り魚×3
トラップ:遭難
通路:[A−1][A−3]の2方向へ([B−3]へはこちらからは行けない)。
もしPC達が[B−3]からやってきたのなら、問答無用で戦闘へ突入すること。
そうではなく[A−1]からやってきたのなら、前方からジェットスキーよろしく3匹の魚がやってくる。3匹のうち真ん中の魚は、何か頭につけている(乗り手が既に乗っている)。いや、戦闘に入る事は変わらないのだが。
渡り魚は「軽業」のおかげで攻撃後に1マス移動できるし、乗り手は「早足」で2マス移動できるので、早々に前衛をすり抜けて本陣の戦闘向きでないPCを攻撃してしまおう。
ブロックする?渡り魚は「飛行」できるので、PC達には止められまい。という事で、後衛を思いっきり殴ってしまえw
[A−3] 「湖畔の牧場」
モンスター:人形師×1、雪ウサギ×3、マッハペンギン×6(計10体/30レベル)
配置:(前衛)雪ウサギ×3(後衛)マッハペンギン×6(本陣)人形師×1
トラップ:傾国兵器
通路:[C−2][B−1]の2方向へ([B−2]へはこちらからは行けない)。
湖を船で進んでいくと、やがて岸が見えてくる。「ノーザン牧場」の看板が打ち捨てられているが、牧場の小屋も見えてくる。
特に何の妨害もなく小屋に入ると、小屋の中では1人の怪しい男がペンギン?と一緒に何やら改築をしている。雪ウサギは小屋の隅っこで怯え、震えている。
「ん?何だお前らは。ここは私の牧場だ。余所者はさっさと帰ってもらおう!」
「私は忙しいんだ!立ち去らんようなら腕づくでも帰ってもらうぞ!」
人形師のマリオンは、PC達が何を言っても碌に相手をしようとせず、ここの牧場主である事、早急に立ち去る事、だけを主張する。ノーザンの願いを聞き届けよう、というのなら、どうやっても一戦交えることになるだろう。
マリオンは自分の行動時に後衛エリアに移動し「あやつり人形」をマッハペンギンに使用する。これで6体のマッハペンギンは、このラウンドの間は〔武勇〕5、ダメージ1D6+2となってPC側前衛に突っ込んでいくことになる。
次のラウンド、マリオンはペンギンの最も多いエリアに「幻惑」を使用し、回避力の底上げを行なう。あとは必要に応じて「あやつり人形」「幻惑」を使用する。
雪ウサギは、先手を取られた時に壁となるように配置しているだけで、何のフォローもしない。但し雪ウサギも、マリオンが怖いから渋々戦闘に加わっているだけで、マリオンの形勢が悪くなったら戦闘放棄をする(何もしない、もしくは本陣まで下がる)。
形勢の良し悪しに関しては、「マリオンのHPが半分以下になる」「PC側に行動不能者がいない」「騎士の〈配下〉が充分に残っている」の3つの条件をどれだけ満たしているか、で考えること。
マリオンが倒れると、マッハペンギンはちりぢりになって牧場から逃げ出す。また、雪ウサギは喜びを隠す事なく辺りを飛び跳ね、PC達に感謝の意を示す。
やがて隅っこで縮こまっていた他の雪ウサギ達もやってくるが…
[イベントトラップ]1体の手乗りサイズ雪ウサギがやってきて、PCの1人に異様になつく。ターゲットとなったPCは、「傾国兵器」(トラップ)の処理に従うこと。
因みに手乗り雪ウサギの名前だが、PCが男性ならミーフィーちゃん(♀)、PCが女性ならペーターくん(♂)である。
そうそう、マリオンは通常のお宝以外に(1D6)MGを持っている。忘れずに。
通路
[C1C2]何もなし
[C2C3]踏切
[C−3]が袋小路の為、行って帰ってくるだけで3クォーター消費する。
[C−3]の中は無事で済まない構造にはなっているので、時間と体力の双方をロスする造りになっている。
[C1B1]何もなし
[C1B2]一方通行+落とし穴3LV
[B−2]側からしか通行できない(急な崖なので登れない)上に、落とし穴もある(崩れやすい崖、という状況を表現)通路である。
この道は時間のロスでしかないルートなので、もし不満ならば[B−2]には「星の欠片」以外に何か置いておいてもいいかも。
[C2B3]何もなし
[B1B2]何もなし
[B1A1]鍵2LV
何故唐突に鍵?と思うかもしれないので、こんな理由付けを。
ノーザンは牧場から逃げる際に、この道しか通れないのである(理由はマップを確認すれば分かるはず)。追っ手が来るのを嫌って、ノーザンは唯一のルートであるココに鍵をかけ、PC達が牧場へ向かうまでの時間稼ぎをしたのだ…という事でw
でもこうすれば、[A−1]に船がつないである理由もつくでしょ?
[B3A2]一方通行+巨大岩石
…いや、ココには岩石は全くでてきませんがw
実際は、[A−2]に登場する渡り魚(ピラニア系)+乗り手が、滝を下りるPC達の後ろから襲撃してくる。「巨大岩石」というのはあくまでも表現の代替手段なのだ。
んで、[A−2]で強制的に戦闘に入る、と。
[A1A2]何もなし
[A2A3]迷い道
迷い道、といってもココ湖の上なんですがw
…ほら、[A−2]にも「濃い霧の立ち込める」って書いてあるでしょ?
つまり、トラップに引っかかった場合、霧のおかげで正確なルートから大きく外れた、って事になるの。OK?
シナリオの結末
さて、人形師マリオンを倒し、雪ウサギ達を救出したならばミッションは成功である。牧場主ノーザンと、もし生きていれば雪ウサギが王国の《民》に加わるであろう。
《民》に加わる雪ウサギの羽数は(戦闘を生き延びた数+2)である。
また、ノーザンはこのマップの正当な所有者である(ちゃんとした証書も持っているのだ)。従って、ノーザンが《民》になった時点で、今回のマップは王国のものになる。通常は必要な費用も必要ない。
但し、軍事LVが足りない、とかでマップを領土として所有できない時には、今回のマップは失われる。
もし今回のマップを領土にできたならば、[A−3]に無条件で「牧場」を所有できる(建設費用を払う必要はない)。
あとは「エピローグ」に則って、王国変動表を振ってシナリオを終了させること。
…以上、「ぱぺっとらびっと!」でした。