エミュレータ概論
(Introduction to Emulator)

科目番号:3000
開講年次:3 単位数:2
江牟礼泰蔵


・講義目標及び講義概要

 世の中に存在する全てのものには、多種多様の「生命」が内在する。生物はもちろん無機物にも、である。日本における「ものを大切にする」という考え方は、そうした哲学的思想の中から派生したものである。この講義では、そうした精神社会の構造について概念的に解説を加えながら、人間の精神的脆弱性からくる宗教依存について理解し、最終的には解脱することを目標とする。また、生命とは対称的な「死」というものについて論じ、それを理解することによって死を克服することについて学ぶ。


・講義計画

1.エミュレータとは
 エミュレータとはどういうものか、なぜ開発されたのかということを、科学的・哲学的・社会学的側面から捉えることによって、人類の生産活動の基となっている「欲望」という感情を概念的に理解する。また、小学生の諸子にはわかめご飯とゆかりご飯のどちらが人気が高いのか、ということについても解説する。

2−3.ロムイメージについて
 コンピュータ上でゲーム機をエミュレートするには、ロムイメージと呼ばれる、ゲームカセットの情報をディジタル情報に変換したものが必要である。この回では、そうしたロムイメージの吸い出しから流通までの経路を説明しつつ、その違法性について解説する。

4−5.NESについて
 日本で言う「ファミコン」のエミュレータについて、種類・インターフェイス・動作するゲーム数・再現性などを解説しつつ、操作法などについて解説する。

6−7.SNESについて
 いわゆる「スーパーファミコン」のエミュレータについて、上記のような解説を加える。また、中間課題としてレポートを提出してもらう。

8−9.PC-Engineについて
 PC−Engineのエミュレートについて解説する。

10−11.PC-98について
 PC/AT互換機上でのPC-98のエミュレートについて、社会学的・経済学的見地に立って概説する。

12−13.NEOGEOについて
 ネオジオエミュレータについて解説する。

14.これからのエミュレータについて
 エミュレータの法律との関わりを念頭に置いて、これからの発展、衰退について解説する。また、過去の事例を紹介しながら具体的な展望を説明する。

15.試験

テキスト:
民明書房刊「喰うか喰われるか!!世界食通事情」
参考書:
民明書房刊「かき氷屋三代記―我永遠に氷をアイス―」
民明書房刊「マグネットパワー―二十一世紀をこう変える―」
民明書房刊「中国古代吃驚医学大鑑」
成績評価:
出席状況、試験、レポートを総合して評価する。
備考:
履修の前提となる科目=「ロム吸い出し学演習」、「著作権学」、「心理学」
同時に履修することが望ましい科目=「地質学」、「プログラミング概論」

なお、この講義で紹介したリンクや内容については、違法行為を推奨してのものではない。あくまで、エミュレータについて正しい認識を持ってもらうために行っていることである。