小説ラリえもん
第20話「のるかそるか!」

 前回までの大体のあらすじ・・・(俺もそろそろ真面目に働くか)と考えたのぴ太は、一路職安(ハローワーク)へ。そこで似たような境遇を送るジャイヤンと出会った。互いの過去を語り合う内に、すっかり意気投合した2人。漫画で、酔っぱらいの親父がよく持っているつり下げ式のお土産を片手に街を練り歩いていると、前方から見たことのある影が・・・・・。
廬山昇龍覇をうつ時、心臓はがら空きになる!!」
いや、無理に心臓を狙わなくてもいいのでは・・・・・。そう思いつつものぴ太はラリえもんの言葉を聞いていた。その時、空を切り窓を突き破って矢文がのぴ太の頭に突き刺さった。矢尻は、見事なまでに反対側からその姿を現している。
「痛いなぁ。誰だよ、こんなのが人に当たったら危ないじゃないか。」
さすがはのぴ太。やはり頭の中には何も入っていないのか。ラリえもんはそういったことを考えながら、のぴ太に質問を投げかける。
「誰が何の用だ?」
言われてガサガサと手紙を開くのぴ太。紙面に踊っている文字を一つ一つ拾っていく・・・・・。やがてのぴ太の表情に驚きと恐怖が宿る。その様子を見ていたラリえもんは、ふとした懸念を抱く。
「ジャ、ジャイヤンからだ・・・」
恐怖のあまり、震えた声で差出人を告げるのぴ太。一方のラリえもんは、やはりなと言った表情で首を振った。そしてのぴ太に言う。
「読め」
少しためらった後、意を決したように話し始めるのぴ太。その唇が言葉を継いでいく。
Dear my ラリえもん。さむ・・・ゲボァ!!」
空気砲でのぴ太の頭を吹き飛ばしたラリえもん。その顔は青ざめ、かすかに唇が震えていた。いきなり、強烈な吐き気がラリえもんを襲う。次の瞬間、胃の中にあるもの全てを吐き出した。その中には子供用の野球帽が混ざっていた。それを手に取り、握りしめるのぴ太。
「ああ、それは食べない方がいいよ。すっごくマズイもん。グルメの僕の言うことは信用した方がいいよ」
とラリえもん。激怒したのぴ太が叫ぶ。
「貴様ぁ!!何を食ったァーー!!!」
すかさず返すラリえもん。
「なんでお前が生きてんだ?それにこのネタ(ゴッドサイダー第一巻より)わかりにくいぞ」
うそぶくラリえもん。確かに彼の言うとおり、このネタが分かる人間は何人いるのだろうか・・・・・。
謎が謎を呼ぶ・・・・・。

(つづくのかもしれんし、つづかないかもしれん)
作:MOS


(作者注・・・この作品は、文章の常識等というものとはかけ離れていますので、多分に不条理で投げやりな表現が用いられています。ご了承ください。なお、子供に夢を与えている某青色猫型ロボットとは、微塵も関係ありません。)
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