前回までの大体のあらすじ・・・「ウオオォォーーム!!」。突然バオーばりのうめき声を上げるラリえもん。新年早々、相変わらずではあるがなかなかのハイテンションぶりを発揮している。そして、その目は妖しいばかりの光を放ちつつ・・・・・。
「ダ、ダニー!!!」
やはり、2000年最初の言葉も意味不明なラリえもんであった。それにしても、のび家は犬を飼っていたろうか?いや、飼っていない。飼っていようはずもない。なのに何故ダニー?
「ドゥフフフ・・・・・」
やっぱりラリってる。口からは涎がほとばしり、目はダークな光を放っているが、無論焦点はあっていない。そこへ松井稼頭央よろしいダッシュをもって、滑り込んできた肉の塊一つ。言うまでもなくのぴ太だ。
「ラリえもぉ〜ん。・・・初詣にでも行こうか」
・・・ダンディだ。今日ののぴ太はいつになくダンディである。思わずトリップを中断せざるを得なくなるほどのダンディさであった。しかしそれも束の間、新たなトリップへと誘われるラリえもん。瞬間、のぴ太のローリングソバットがラリえもんの土手っ腹を穿つ。
「ゲボォォ!!」
口から、血と妖しい薬物の溶けた胃液を流しながら、渋々初詣へ出かける決意をするラリえもん。口に付いた血を拭うのもそぞろに、近くの神社へと歩を進める。さすがに人が多い。
「フン、ゴミどもめ。どうせ(〜してください、〜できますように)とか祈ってんだろうが。未来とは自らの力で掴むものだ」
うそぶくのぴ太。今日ののぴ太は何かが違う。そう考えながら、ラリえもんは人混みをかき分けていた。やがて賽銭箱の前に着く。二千年ということで、少し賽銭を奮発し五円玉を投げ込んだラリえもん。・・・相変わらずのつるセコである。一方ののぴ太はというと、何を血迷ったのかレッドホーンを投げ込んだ。賽銭箱の中に入れず、ウィーンウィーンという切なげな音を響かせバタバタもがいているレッドホーン。すかさず突っ込みを入れようとしたラリえもんに先駆け、のぴ太はいきなり、
「ウオオォォーーム!!バルバルバル!!!」
とす。どうやら「寄生虫・バオー」に侵されているらしい。さらに、
「バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン!!」
という叫びと共に、周りの人間を溶かし始めたではないか。思わずラリえもんは、見た目通りの広さしかない三次元ポケットから、ヘッドギアを取り出しそれを装着しつつ叫ぶ。
「殺らいでか!!バオー!!!」
またしてもマイナーネタばかりだ・・・・・。
(つづけよう、ラリえもんの輪)
作:MOS
(作者注・・・この作品は、文章の常識等というものとはかけ離れていますので、多分に不条理で投げやりな表現が用いられています。ご了承ください。なお、子供に夢を与えている某青色猫型ロボットとは、微塵も関係ありません。)