小説ラリえもん
第32話「HEAVEN OR HELL」

 前回までの大体のあらすじ・・・パパは強い、それは認めよう。だが、何か大事なことを忘れているんじゃあないかッ?!ワタシィィィィィの全てをかけてそれを証明するッ!!などとまたもやどこかでみた文体を操りながらラリえもんは叫ぶ。はたしてパパの行動やいかに。
「さあ、どうした、びびっちまって動けねえのか?!」
パパの挑発にもラリえもんはけっして己のペースを崩さず、折れた奥歯を床に吐き捨てると、ゆらりと両の拳を持ち上げ眼前に構えた。
ホッ!!ピーカーブー?これはこれは。またオーソドックスな・・・」
パパは失笑とともに、両手を広げて肩をすくめた。だが、ラリえもんは眉一つ動かさない。
「フン・・・。いい、心がけだ・・・。そうでなくてはなッ!!
言うが早いか、パパの左足が地を蹴ってカマイタチのようにするどく跳ね上がる。ラリえもんは沈み込みながらこれをかわすと、即座に懐にもぐりこみ、回転を加えたアッパーを突き上げた。拳は、寸分違わずパパの脇腹に食い込む。
「ゲフォ!!・・・ガ、ガゼルパンチ?!」
を吐きながらも解説を忘れないパパ。だが全く無表情のままラリえもんは次の攻撃を放った。渾身の右を。
「なめるなッ!!」
パパは叫びながらそれをパリイでかわしラリえもんの首を掴むと、勢いをつけた膝を思い切りその顔面に叩き込んだ。紫色の鼻血を出しながら後方に倒れるラリえもん。サブ頭脳がせわしなく繰り返す。「ダメージ!ダメージ!ダメージ!」
もう、ダメか・・・?かすれそうな意識に、聞き慣れた声が聞こえた。
「まてぇぇぇぇ!!何してるんだぁぁぁぁ!!」
のぴ太であった。助かった、か・・・。と思ったのもつかの間、襖を開け放ちながらのぴ太がはなった台詞は、
「このクソロボットが!!うちの大黒柱になにさらすんじゃ!!」
で、あった。え、マジ?この状況で?などと考えていたラリえもんの顔面にのぴ太の白いソックスの蹴りがヒットする。四面楚歌。もうこの世ともおさらばか・・・。と思っていたラリえもんが耳にしたのは、なんと、
「アニキ!!」
という台詞だった。まさか、初登場のドラリがッ?! 

(といいながら続く)
作:RK


(作者注・・・この作品は、文章の常識等というものとはかけ離れていますので、多分に不条理で投げやりな表現が用いられています。ご了承ください。なお、子供に夢を与えている某青色猫型ロボットとは、微塵も関係ありません。)
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