前回までのアルティメットなあらすじ・・・何だか随分久しぶりのためもう何もかも忘れて日本海に旅立とうとしていた作者だったが旅費がないため続きを書くことにした。
ラリえもんがすっかりコンビニの店員と仲良くなり、あろうことかPOSシステムを改良して独自の販売ルートを築き上げ、新たなチェーン店「ファラリーマート」のボスとして、経済界を牛耳る立場にのしあがったころ、昔の相棒であるのぴ太はすっかりやさぐれていた。
何故か義務教育のはずの小学校でも留年し、遅れを取り戻すため有名中学に入ろうとするものの、机に向かうと爆発する癖がついていたため浪人中、などという優&魅衣的な設定を振りかざしたところで、今更誰が気付いてくれるだろうか。気付いた人は、ファンレターを送って下さるとやさぐれた心も癒されるかもしれません。
そんなこんなですっかり人生にさじを投げたのぴ太の前に、黒塗りのリムジンが止まった。パワーウインドウが作動し、見覚えのある顔が現れる。
「ラ、ラリえもん・・・!!」
「ふ、久しぶりだな、やさぐれ小僧。なんだ、その身なりは・・・?」
いわれてふと自分の格好を改めて見るのぴ太。チェックのネルシャツをきっちり色の落ちたGパンの中にいれ、さらにはボタンも一番上までとめている。いわゆるコミケで見かけそうな格好であった。今ごろそのことに気付き、深くうなだれるのぴ太。
(この格好・・・!!まったくの、虚無・・・っ!!明らかな失策・・・・・・!!)
などと、すっかりカイジ気取りでやたらと「・・・!」を多用してみるのぴ太であったが、特に何の進展もなかった。
「フン、おめえはもうちっと骨のある奴だと思ったがな・・・。おい、やってくれ。」
ラリえもんは運転手に向かって話し掛けた。唇の両端からあごに向かって線が書いてある運転手は、人形のようにコクリと肯くと車を発進させた。
「ま、待ってくれ!」
のぴ太は車に駆け寄ろうとしたが、リムジンは全くスピードを落とさずのぴ太を撥ねた。のぴ太はひねりを加えて吹っ飛びながら、ついに口にできなかった疑問をゆっくりと呟いた。
「サ、サンダーバード・・・?」
全身打撲で入院したのぴ太は、退院するとコンビニに向かった。奴のいる高みまで登らなければ。その思いだけが病に蝕まれたのぴ太の体を動かしていた。コンビニ全国チェーン店、「のさっぷ岬」のスタートであった。
(どうにもこうにも続く)
作:RK
(作者注・・・この作品は、文章の常識等というものとはかけ離れていますので、多分に不条理で投げやりな表現が用いられています。ご了承ください。なお、子供に夢を与えている某青色猫型ロボットとは、微塵も関係ありません。)