+ + + NIGHT AND DAYS + + +
いつの日からだっただろうか。
見つめるものといえば膨大に積まれた資料や、
飽くことなく広がる宇宙の星ゝだった毎日が、
気がつけばあの燃えるように輝き、見るものを惹きつける髪と、
それに相反する深い蒼の瞳を探すようになったのは。
自分の人生の中で、こんな思いは必要ないと思っていたのに。
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「よう。今日もまだ研究か?」
ある土の曜日の終わり。
女王候補の育成物の観察が終わり、メルからの占いのデータと
見比べながらその整理をしていた時、彼は研究院へと訪れた。
「・・・私の仕事はこれからですから」
なるべく努めてその瞳とかち合わないよう、事務的に答えを返す。
(何故私がこんなにも動揺する必要がある)
一人そう心の中でごちる自分を気付かれたか、
彼はまたその余裕に満ち溢れた笑みを崩すことなく、こちらへと
ゆっくり、歩き出した。
そのまま、私の向かうコンピューターのすぐ傍まで歩み寄ると、彼はその
整った顔をやたら難しそうに歪める。
「お前はいつもここに座ってるな」
(いつもこの時間に来るのは貴方の方ではないですか)
言いかけた言葉を寸前で飲み込む。
なるべく、この人の前では口を開かないようにしようと思った。
・・・何を口走ってしまうか、分からなかった。
「そんなに研究が好きなのか?」
彼のその皮肉とも聞き取れる言葉に、私はどう反応していいものかわからず、
そのまま無言で彼の次の行動を待った。
静寂が、訪れる。
彼は何を言うでもなく、ただそこに立ち、私の言葉を待つつもりらしかった。
「・・・そう、ですね」
嘘ではない。
宇宙とその観察が好きだったからこそ、この研究者としての道を選んだのだから。
ただ・・・
「疲れないか?」
彼のその一言で、私ははっと我に返る。
疲れ・・・る?
私が?
「・・・自己管理くらいは出来ているつもりですが?」
真意をはかり取ることが出来ず、私はそう答えた。
彼は私の言葉に少し呆れたような表情を浮かべる。
何が彼を突き動かしたのか、私には想像も出来なかった。
「・・・ん・・っ」
次の瞬間、私はデスクへと押しつけられ、彼と口付けを交わしていた。
その事に気付いて、抵抗しようと思っても、両腕は頭上で一つに押さえつけられ、
私の力ではそれを解くことは出来なかった。
一体、どれくらいの時間をそうしていたのか。
それすら、私の冷静さを失った頭では、考えることも出来なかった。
「な、にを・・・」
ようやく押さえつけられていた腕も解放され、私の上から身を引いた彼を
精一杯睨み付ける。
・・・成功していたかどうかはわからないが。
「そんなに自分を隠してどうするんだ?」
彼は、いつになく真剣な面持ちだった。
また、わからない。
彼は何が言いたいのか。
「どういう・・・」
「お前は気付いてるはずだ。今自分の中で一番何が大切か、な」
気付かれているのか。
驚きと動揺が隠しきれなかったらしく、答えに詰まる私を見つめる彼は
またあの笑みを浮かべ、私を見下ろしていた。
「俺はもう認めた。俺が守るべきもの。・・・守りたいものが何かをな」
先ほどとはうってかわって、優しく静かに伸びてくる指先に、
少しでも安らぎを覚えてしまった自分にまた動揺してしまう。
「だから・・・お前ももういいだろう?」
何をどうしたらいい?
頭の中で色々な声が聞こえてくるような気がした。
「お前が俺を好きなことくらい、このオスカーに分からないわけないだろう」
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たくさんの、感情を彼からもらったような気がした。
たった少しの姿でさえ、奥底から広がるような嬉しさを与えるものだとか。
時にはその想い故に、周り全てを捨ててもいいと思えるほど、手を伸ばして
奪いたいという欲求も。
それを認めるのに、今まで私が持ち得なかった「強さ」を必要としただけで。
笑って見つめる先に誰かがいることが、こんなにも自分を変えるものだったなんて。
宇宙は、今日も昨日と同じよう、輝き続けている。
私の明日が、きっと輝き始めるように。
fine...
これは・・・なんなんでしょう・・・(爆死)
何が書きたかったんかすでにもう分からなくなってしまってます。
イベントで散々ハイテンションになって、そのままの
イキオイで書いてるのでよくわかんないや・・・。
とにもかくにもオスエルが書きたかっただけかな。きっと。
くっつく前、っていうか。
このギリギリのところが火月はとても好きなのでし☆
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