mirrar of the moon


紫の霞みが揺れる。
呼吸を整える二つの音が響く。
紫煙をゆっくりと肺まで入れ、ゆっくりと吐き出す。

汗で張り付いた髪を掻き上げ、ふと横を見る。
項垂れたお前。
髪が乱れ、首筋から胸板にかけて残るのは
俺の付けた所有の証。
何を血迷ったか俺の前で無防備な姿を晒したお前。
狂わされていく…
今夜のお前は妖艶な美女をも凌ぐ輝きがある。
それは月の光にも似てゆらゆらと煌めきながら
俺とお前の距離を…縮めていく。
崩れていく…俺の砦…

小さな呻きを漏らし体位を変える。
俺は顎を掴み荒々しく唇を重ねる。
煙の香るキス。
お前の存在を、そして俺の存在を確かめるように
深く求めあう。
お前は俺の手から煙草を取ると口に運ぶ。
紅い火が濃くなり、紫の煙が燻っていく…

霞む視界の中、俺の目には
お前だけが鮮烈に映っている。
このままお前を解放するまいかと
俺の心の赴くまま繋ぎ止めておこうかと…


狂わされた俺…崩された砦…
お前の罠にかかったのは

俺の方だ…


y雪森冬樹様からメールで頂きました〜!!
 すごくすごく火月好みなオスエルなのだ〜!(=^^=)
 なんだかよいよね!色っぽいけどちゃんとカッコよいエルさん大好き〜☆
 キリ番とかって訳でもないのに、こんな素晴らしい創作頂いちゃって・・・。
 なんて幸せ物かしら私ってば〜♪

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