極悪日記その73

 

「番外編08」

タイトル:ナデガタ回想録〜覚醒〜 

うぅ…最近冷え込んできやしたねぇ。寒い中での稼業は大変でしてね。
注意力は散漫になるし、相手に服を奪われた日にゃぁ唇真っ青になりながら戦うわけですから。
相手からも『さえない奴だなぁ』って思われてんでしょうねぇ。
まぁ今ん所は暖か〜い服を着てますんで一応の格好はついてるわけなんですが、このところ毎日のように激しい戦闘が起こっておりやして、小心者のあっしはビクビクしながら暮らしておりやす。

とまぁ世間話はこの位でおわりにしやして…

今回はね、前回グチャグチャにしてやった山賊たちの逆襲の話でさぁ。
SDにとっちゃぁ悪夢のような話ですが、これがひとつの転機になったわけですから話さないわけにはいきやせん。

もう負けるわけがない、と多くのメンバーは考えていたと思うんでさぁ。あっしもそう考えていやしてね。
山賊なんざ物資補給をしてくれる人達ぐらいにしか考えてなかったんでさぁ。
ところが!再び対峙した山賊たちは恐ろしいほどの強さで、SDは何度も全滅させられやした。
悔しかったねぇ…前日は楽勝だった相手に、まったく歯が立たないわけですからねぇ……

ここでSDがとった手段は…各自修行!

これはもう各人が強くなる外ないってんで現代に帰りやして、それぞれが修行のたびに出ることになりやした。
あるものは海岸へ、またあるものは丘へ…打倒山賊の思いを胸に秘め、ひたすら修行に励みやした。
勿論あっしも修行するわけ。稼業に浮気していた以前とは別人のように一心不乱に修行に打ち込む日々。
修行の相手には渓谷の豚さんを選びやして、生傷だらけの体になったもんでさぁ。来る日も来る日も豚を殴り殴られの毎日。
いつものあっしなら根を上げていたことでしょうねぇ。でもこのときは『打倒山賊!』の強い意志がありやしたから何の迷いもありやせんでした。

そして数日後、厳しい修行を耐え抜いたメンバーが再び未来へと集まったんでさぁ。

連戦連勝の山賊どもは当然あっしらを狙ってきやした。さぁここで各人の修行の成果が出るんでさぁ。
苦しい修行を思い出し、ここで負けちゃあ今までの苦労が水泡に帰すってんで、逞しくなった体と折れない心で山賊を撃破!士気も一気に上がりやした。

皆さんわかりやしたか?SDの武器はこの団結力なんでさぁ。一人じゃ苦しい修行も、仲間と一緒なら耐えられるってぇもんでね。
いや〜ホントにいいメンバーばかりだよ、SDは。
なのに、あと少しでお別れだってねぇ。寂しいけど、残りの数日は派手に行くから覚悟しといてくれよ!!


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ナデガタ回想録〜先導〜

SDが軍属になって何日か経ちやしたが、なんだか渓谷や王国が今までとは違う景色に見えるから不思議だねぇ。
正直、まだELG兵を見かけると飛び掛かろうとしたり中立時代の癖が抜けないんですがね、まぁ少しでも早く順応しようと思ってまさぁ。

さぁ、今回はあっしが初めての先導をしたときの話だ。わかるかい?ついにあっしがSDを率いて行軍するときが来たんでさぁ。
個々の実力強化も兼ねたお頭達の計らいで立候補制で先導を決めているんですが、やっぱり日本人の国民性かねぇ、出過ぎることを嫌うって感じでね。立候補する人がなかなかいないんでさぁ。
やっぱり責任のある立場でもありますしね、立候補するのは勇気がいるんでさぁ。

で、そんなときは幹部の方が先導を指名するんですが、ついにこのあっしに白羽の矢が立ったってわけ。

ここで結果を出さなきゃいかん、ってんであっしは燃えやした。
うまく軍属どもを蹴散らせばSD内でも一目おかれる存在になれるってぇモン。
逆に全滅しようもんならSD内でつま弾き者になっちまうかも…
考えれば考えるほど緊張しちまってねぇ。どう動こうかなぁって考えてたら、「山賊が森にいる」って報告が入ったんでさぁ。
それですべてが吹っ切れたね。
今回の行軍の目的は……『山賊狩り!』

まずは街にワープしやして村方面へと進軍。すると村の外の丸太のあたりにBSQの兵士が数名見えやした。
さぁいよいよあっしの指揮の元、初めての戦いでさぁ。呼吸を整え…「突撃!!」
そしたらあんた、メンバーが強いこと強いこと。一気に軍属を飲み込んで圧勝ですぜ。あの時は震えたねぇ。
これで自信を深めたあっしは山賊を探すわけですが、これがなかなか見つからない。
ただ向こうもこっちを狙ってると思ったんでね。回廊で待ち伏せることにしたんでさぁ。
そしたらやっぱり来たね。真っ赤な奴らが…ん?BSQですかぃ?山賊は?
いろいろな事が頭を過ぎりやしたがまずはこいつらをやっちまえってことで突撃!
回廊の崖上はSDの得意な場所でねぇ。さっきの圧勝もあって余裕だろうと思っていたらBSQが結構多いもんだから、死者が数名出ちまいやした。
それでもなんとか勝利を収めることができやしてあっしもほっとしやした。
で、死んじまった仲間の報告によると「山賊 村」との事で。どうやら山賊はBSQに飲み込まれちまったようでしてねぇ。
思わず汚〜い笑みを湛えちまいやした。

その後復活組が合流して今度は回廊の虎へ。ここで再度山賊を待つと…今度は来やした。飛んで火に入る山賊どもって感じでさぁ。
山賊との戦いとなると熱くなるメンバーも多くてね、突撃の指示を出すまでもなく我先にって飛び掛かっていくわけ。
3、4人相手に20人が襲いかかる光景ってのは壮観ですぜ。思わず見入っちまいやしたねぇ。
数に任せて一気に飲み込むわけですが、場所が場所だけに相手は水中へと逃げるんでさぁ。
しかし、ここで指をくわえてみているSDじゃぁありやせん。早速ペットを飛ばして山賊は全滅。
思わず汚〜い笑みを湛えちまいやした。

宿敵である山賊を倒したとあって、我々の士気は最高潮。勢いそのままに丘へなだれ込んだわけ。
少し進むとBSQ兵が3人ほどいてね。もう皆の仕事の早いこと。ほんの一瞬のうちに3人を飲み込んじまいやした。
ただ、これでBSQ兵に我々の居場所の報告がいったはず。まずは滝上で様子を見ようってんで「滝上集合」の指示を出すんですが、ここで思わぬ事態が起こるんでさぁ。
滝上についたのはいいんですが、気のせいか人数が少ないんでさぁ。どうしたのかなぁ、と思ったら「敵発見!」の声。
見ると熊川あたりにBSQ兵が一杯いるじゃあありやせんか!
これはもう太刀打ちできねぇってんでアルター指示を出そうとしたら…なんか様子が変なんでさぁ。
軍属が熊川でゴチャついてるんですなぁ。何やってんだ?と思ってよ〜く見ると…メンバーが戦ってる!?
もうね、頭の中に?マークが一杯でさぁ。
でも、あっしは心を鬼にして言いやした。「アルター逃げ!」
結果熊川で交戦していた仲間は全滅しちまったんですが、なんでも滝上集合の指示がうまく伝わっていなかったようでね。
初めて先導をやったんですが、難しいもんだなぁって思いやしたねぇ。

ってことで…旦那、今まであっしなんざのくだらねぇ話に付き合ってくれてありがとねぇ。どうやら次でお別れになりそうだよ。
最後は自分だけじゃなくて、メンバーの多くが言葉を残すみたいだから、SDの隠れファンだっていう旦那達!楽しみにしといてくださいな。
それじゃあ今日のところはこの辺で。

 

 

次回予告「感想文発表1」