神々の中での一番の豪傑は雷神トールTor (古英語 Thunor,古高ドイツ語Douar)で、 ゲルマン族の木曜日はいずれも(トールの日)と呼ばれる。 スノリはトールをオーディンの長男としているが、 古ウプサラの神殿ではトールの像が中央に立っていたし、 他にもトールを本尊にした神殿は多く、 彼の方がオーディンより本来は格が高かったようだ。 彼はとにかく剛勇無双で、いつも巨人や魔物たちと戦って、 神々や人間を守っている。 その武器は魔法にたけた小人の作ってくれた鉄のハンマー で、それを投げれば必ず相手に命中し、一撃で相手を倒し、 ひとりでに彼の手許にまた帰ってくる。 そんなトールだから、北欧人に崇拝されること厚く、ドール オルフとか、トールデイス、トールモドな ど、息子や娘にトールにちなんだ名をつけ たり、また彼のハンマーを型どったお守り を首にかけることが多かった。