25年後のトーキョー。そこではのび太の息子・ノビスケが友人達をいじめ、ママのしずかに叱られていた。仕事から帰ってきたのび太もノビスケを叱るが、逆にのび太は子供の頃は成績が良かったのかと聞かれ、のび太はものの弾みで一度だけ取った百点の答案をノビスケに見せる。だがノビスケは百点がそれ一度であるということを見抜いており、他の答案を探し始める。そんな中、ノビスケは宝の地図のようなものを発見した。だがその時代には裏山の千年杉などはなく、ノビスケは情報センターにテレビ電話で質問して、杉のあった場所へ向かう。そして「メカモグラ」で掘ってみたところ、球形のカプセルのようなものが出てきた。住人の文句を無視してノビスケは家までカプセルを持って帰り、その様子を見たのび太は自分の子供の頃のようだとウンザリするが、のび太はあのカプセルに見覚えがあった。その時タイムマシンの出入り口が開き、中から25年前の少年ののび太とドラえもんが現れ、大人ののび太は全てを思いだした。25年前のあの日、物置の整理をしていたら、のび太が幼稚園のころに作った粘土細工や絵が出てきて、懐かしんだのび太はこういう懐かしいものをずっと閉まっておける道具を出してくれるようドラえもんに頼み、ドラえもんは「タイムカプセル」を出した。のび太はそれにインスタントラーメン、自作のマンガ、ママの小言とパパの寝言を録ったテープ、三日だけつけた今年の日記、そして0点の答案を入れて千年杉の下に埋め、25年後に掘り出すことにしたのだが、25年後に掘り出した自分はどんな気分かを見に来たのである。そこまで思い出して大人ののび太は慌て始める。先程ノビスケが持ってきたタイムカプセルの中から0点の答案が出てきて、ノビスケは大笑いしてしまうのであった。
(解説)いきなり未来の描写から始まるというのも珍しいですね。25年後にはもうタケコプターが出来ているのかなどという疑問も沸き上がりますが、これは藤子F先生の思い描いていた理想の近未来なのでしょう。タイムカプセルに入れた品物ものび太らしくて良いですね。実際、タイムカプセルにはそんな大層なものは普通入れないので、結構リアルかなとも思ったりしますが。そう言えば87年に作られたタイムカプセル「ドラ丸くん」は、2001年の1月1日に開けられるそうですから、本当にもうすぐですね。時代の流れを感じます。
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