ジャイアン達からすぐに逃げられる道具を出して欲しいと懇願するのび太にドラえもんはもっとしっかりするべきだと説教するが、それが元で二人は口論を起こしてしまい、怒ったドラえもんは未来へ帰ってしまう。ドラえもんはセワシに説得されても、のび太が泣いて謝るまで帰らないと意地を張る。のび太はジャイアン達から逃げるために外にも出られずにいたが、そこへドラミがやってきた。だがのび太の世話は出来ないと言うドラミは代わりに「ハツメイカー」を出す。欲しい道具を機械に注文すると、設計図を出してくれるのだ。のび太はその設計図を見ただけでウンザリしてしまうが、ドラミの叱咤を受けて「材料箱」の中の材料を駆使して何とか「ゴキブリぼう」を完成させる。ゴキブリのように素早く移動できるようになったのび太はジャイアン達をからかって悦に浸る。ドラミはハツメイカーを残して帰っていったが、のび太はこれを使って更に「空中歩行機」を作り出し、みんなに見せびらかす。空の散歩の途中でしずかからいろんな時期の花が一年中いつでも見られる花壇が欲しいという注文を受け、急いで家に帰る。するとその時ドラえもんが帰ってきた。だがハツメイカーのせいで増長したのび太は謝ろうとせず、またケンカ別れになってしまう。
のび太はしずかの注文に応えて「オールシーズン花だん」を作って喜ばれ、さらに他の友達からも催促されて早速準備に取りかかるのび太。しかし家に帰ってみると玄関先でボロボロになったスネ夫が待っていた。のび太を逃がしたことを自分のせいにされ、ジャイアンに殴られたのだと言う。スネ夫はどんな強いいじめっ子でも倒せる道具を作ってくれるよう頼み、のび太は一回は断るが、発明料の千円を受け取ったので「ファイタースーツ」を完成させる。そのパワーを空き地の土管で確かめるスネ夫だったが、それを目撃したジャイアンはのび太を強引に脅して同じようなスーツを作らせてしまう。困ったのび太は様子を見に来たドラミに相談するが、既にケンカを始めた二人を相手にしてはドラミはどうすることもできない。仕方なくのび太は「ドラえもんとなかなおり機」を作ってドラえもんと仲直りする。だがさすがのドラえもんもこれには困った様子で、ドラえもんは応援を呼びに行く。不思議がるのび太だったが、ドラえもんが呼んできたのは二人の母親だった。騒ぎを止めたことでのび太に頼られるようになったドラえもんだが、母親に叱られたジャイアン達が仕返しをしようとしているのを見て、のび太にゴキブリぼうを貸してくれと頼み、のび太も呆れてしまうのであった。
(解説)やはり何だかんだ言ってもドラえもんはのび太よりも大人ということですね。同じような道具でものび太が使ってしまうとああいう失敗をしてしまうことになる。「自分で秘密道具を作る」と言うのも子供の夢だと思いますが、「それを使いこなすことの難しさ」も同時に表現している、少しだけ大人の内容になっていると思います。しかし「ドラえもんとなかなおり機」もすごいですが、「空中歩行機」は超絶ものですね。藤子マンガの「ぐるぐる足」はこの道具のための伏線だったのか(爆笑)?
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