ジャイ子が自費出版したマンガ・「虹のビオレッタ」をのび太とスネ夫に見せるジャイアン。スネ夫はおべっかを使ってこのマンガを誉めるが、ジャイアンにマンガを売りつけられそうになったので慌てて逃げ出してしまい、のび太も一緒に逃げようとするがポケットから持っていた500円玉を落としてもらったため、強引にマンガを買わされてしまう。ジャイアンはそれからもマンガを売りつけようとするが、友達はみんなすぐに逃げてしまい、それを見ていたジャイ子は自分に才能がないと思い始めてしまい、そんなジャイ子を想うジャイアンは絶対に本を売ることを誓うのであった。一方、ジャイアンにミニ四駆を買うためのお金500円を取られたと聞いて、自分のドラやき代も出資していたドラえもんは怒り出すが、自分がいろいろ道具を出しているのだからミニ四駆を諦めろと言い出し、どうしてもほしいのび太と言い合いになってしまう。そんなのび太に根負けしたドラえもんは仕方なく「CMキャンデー発射機」を出した。これに宣伝したい言葉を吹き込んでキャンデーを発射すると、それを飲んだ人はその言葉を連呼するようになるのだ。試しに「ミニ四駆」と言ってママにキャンデーを食べさせると、ママは会話の節々に何故か「ミニ四駆」という言葉を連呼するようになり、それを聞くうちに影響されてしまったパパは急いでミニ四駆を買いに行ってしまう。買った後に、なぜ自分が買ったのかと不思議がるパパだが、パパからミニ四駆をもらったのび太は早速空き地で遊び始める。そこに本の在庫を抱えたジャイアンがやってきた。ジャイアンは自信を失いかけているジャイ子のために何とか本を売ってほしいと土下座までしてドラえもんに頼み込み、仕方なくドラえもんも引き受けてしまうがどうすればいいのかわからない。のび太はCMキャンデーを使うことにし、通行人や先生、飼い犬にまで様々な人たちにキャンデーを食べさせ、CM効果でみんなにマンガを買わせていく。とりあえず安心するのび太だが、ドラえもんはみんなに無駄遣いをさせているように感じられて今一つ喜べない。しかしその場にいたマンガのコレクターと言う学生は、このマンガを描いた作者は今に有名になるかもしれないと話し、そうなると自費出版で出したこの本は、古本屋で十万円くらいの値打ちがつくかもしれないと話す。それを聞いた二人はマンガを売るのをやめ、たくさんの在庫を抱えて買いたがる人から逃げるのであった。
(解説)小学生なのに自費出版までしてしまうジャイ子はすごいですね。CMキャンデーを使っての宣伝にすぐ乗せられてしまう人たちの姿には、CMの宣伝にすぐ気を取られてしまいがちの現代人を揶揄している部分もあるかもしれませんね。でも、ミニ四駆よりはドラの道具のほうが面白そうだと思うけどな…(笑)。
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