雲の上で昼寝をしてきたのび太は部屋に戻ってからしずかの家に行こうとするが、部屋に置かれていたタイムテレビを見つけたので、のび太はゆっくりと自分の未来の奥さんである、大人のしずかを見ることにする。大人になったしずかを見て自分のママと比べるのび太だが、そこへやって来たママから家事を手伝うように言われ、後で行くことにする。のび太はそれからもテレビを見続けるが、なぜかしずかか自分の子供を「ヒデヨ」と呼んでいるのを聞いて不思議がる。しかしその時に、出かけるママから掃除と皿洗いを頼まれてしまい、仕方なくやることにする。家に帰ってきたドラえもんは皿洗いをしているのび太を見て驚くが、その雑な洗い方を指摘するとのび太は怒り出してしまい、さらに掃除をしてもやり方が雑なので文句を言うと、のび太はさらに怒り出してしまう。そこでドラえもんは家事が上手に出来るようになる「家庭科エプロン」を出すが、のび太は未来の奥さんであるしずかにやってもらうからそんなものは上手になりたくないと言い、改めてタイムテレビを見に行く。すると画面に映ったのは出木杉にそっくりな「ヒデヨ」だった。仰天するのび太だが、未来は変わることもあるというドラえもんの言葉を聞いて、慌ててしずかの家に向かう。しかししずかは出木杉の家に行っており、のび太は怖がりながらもドラえもんに連れられて出木杉の家に行く。そこでは出木杉が料理を作っており、しずかはその試食に来ていたのだが、二人も試食させてもらうことにする。美味しい料理に満足する三人だが、男が料理をするということにのび太が意見すると、出木杉はこれからの時代は男も家事が出来なければいけないと話し、それを聞いたしずかは「出木杉のお嫁さんになる人は幸せ」などと言ってしまったために、ショックを受けたのび太はひっくり返ってしまう。落ち込むのび太にドラえもんは家庭科エプロンを渡し、出木杉に負けない家事の名人になって、努力を積み重ねて歴史を築いていくことを諭す。帰ってきたママは、のび太が皿洗いも掃除も完璧にこなしたのを見て驚くが、のび太はまだ沈んでいる。その頃ドラえもんは再びタイムテレビを見ていたが、するとそこには未来ののび太と子供であるノビスケが映し出されていた。そこに火星基地への出張から帰ってきたという出木杉夫妻が現れ、のび太は二人を家に連れていく。ヒデヨは出木杉の子供で、出木杉夫婦が出張している間、のび太の家で預かっていたのだ。ようやく理解したドラえもんだったが、これからもお手伝いをさせてくれと頼み込むのび太、それを不思議がるママを見て、もう少しだけこのことを内緒にしておくことにするのであった。
(解説)テレビを見ながら一喜一憂するのび太の様子が笑えますが、話のテーマとしてはやはりドラえもんが言った言葉にもあるとおり、「小さな努力の積み重ねが歴史を作る」ということでしょう。自分のペースで、でも諦めないで努力すれば、きっと願いは叶うという、とても大切なメッセージが込められていると思います。時代性を巧みに取り入れていたり、「藤子不二雄」時代の初期名作「すすめロボケット」に登場のロボケットをゲスト出演させているという遊びも見受けられたりします。
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