パパが会社から、以前借りたカラオケセットを同僚の海野の家に届けるよう電話で頼んできた。ママはウンザリしてしまうが、なぜかのび太が率先して届ける役目を申し出る。一緒に行くことにしたドラえもんが聞いてみると、のび太は二度と0点を取らないと約束したにも関わらず、今日のテストで0点を取ってしまうと予測し、ママのご機嫌を取っておくことにしたのだ。それでもカラオケセットの重さにへとへとになってしまい、ドラえもんは仕方なく「ブラックボールペンとホワイトボールペン」を取り出し、ブラックボールペンを使って壁に円を書き、その中にカラオケセットを入れてしまった。慌てるのび太だがホワイトホールからいつでも取り出せると言う。海野さんの家に到着した二人はホワイトボールペンで円を書き、しまってあったカラオケセットを取り出す。セットを届けたのび太はその道具に感心し、自分も何かに使うことにする。その時二人は電柱に隠れているスネ夫を見つけた。マンガを買ってきたのだがジャイアンが待ち伏せしていると言う。のび太はブラックホールを書いてその中にスネ夫の本をしまってその場をやり過ごそうとするが、ドラえもんは慌てて描いたブラックホールを消す。待ち伏せしていたジャイアンはマンガを取り上げようとするが、スネ夫がどこにも持っていないので不思議がる。のび太はスネ夫の家に上がってホワイトホールを使ってマンガを取り出し、スネ夫と一緒に楽しくマンガを読む。そしてさらにしずかの持っていたバイオリンまでブラックホールの中に入れてしまった。のび太はその時もブラックホールを消し忘れ、さらにホワイトボールペンを落としてしまった。ドラえもんはホールを消そうとするが今度はドラえもんも中に吸い込まれてしまう。のび太はバイオリンを取り出そうとするが、ようやくホワイトボールペンがないことに気づいて慌てて探しに行く。その頃、自宅に帰ってきた先生は先程使ったホワイトボールペンを使ってテストの採点をすることにするが、のび太のテストを採点してまた0点だったので大きく「○」と書き、それがホールだと認識されて、そこからバイオリンとドラえもんが飛び出してくるのであった。
(解説)これは道具コンテストで賞を取った道具なのですが、話としては極めてオーソドックスな運びになっていますね。例によってボールペンを落とすのび太のおっちょこちょいぶりも相変わらずですが、今話では0点の「0」の字からドラたちが飛び出してくるというところが笑えますね。「ズボン」という擬音もいい味を出しています。
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