| 恋愛中毒 ――――いけない!これ以上 、彼の側にいたら・・・私は―――― 「え?ちょっと、クラピカ?!」 いきなり走り出すクラピカにキルアは呼びかける ――――お願いだキルア・・・お願いだから・・・私の名を呼ばないでくれ・・・で ないと私は――― 呼びかけても止まってくれないクラピカをキルアは追いかけた そしてクラピカはあっさりとキルアに捕まってしまうのだった 「何で逃げるの?せっかく二人っきりになれたのにさ・・・」 クラピカはキルアから目をそらしていた、何時もならちゃんとキルアの顔を見ている ところなのだが 今のクラピカにとってはそれすら苦痛に思えるくらい崖っぷちに立たされているので あった 「あっ!もしかしたらやっぱりまだ気にしてるんでしょ?『好きだ』って言った事、 いや、違うかな? あの時、クラピカ、ちゃんとOKしてくれたし・・・いまさら拒む理由なんてないよ ねぇ?」 ――――お前の言う通りだよキルア・・・だけどそれが私にとっては、いけない感情 だったんだ―――― これ以上お前を愛したら・・・私は壊れてしまう 同胞の敵討ちなんて止めてしまうだろう お前を愛してしまう事で、私はお前のために全てを尽くすだろう ――――だけど・・・もう手遅れなのだろうか?・・・いや、まだ付き合って日は浅 い・・・今なら―――― 「い・・・だ・・・」 やっとのおもいだ声を出すクラピカ、少し声が震えている 「え?何?クラピカ・・・今なんて」 クラピカはキルアから目を離した状態で自分の言おうとした事を言う 「キルアなんか・・・・嫌いだ・・・」 キルアはクラピカから嫌いと言われて一瞬固まっていた ――――ああ・・・胸が張り裂けそう・・・・仕方なかったんだ・・・―――― 私がキルアを愛せば確実に敵討ちの事は忘れてしまう 消してはならぬ感情が・・・忘れてはならぬ感情が・・・ キルアという名の愛しい人によって全て消されてしまう ――――なのに何故?・・・・これほど胸がざわめくのだ・・・・―――― 「・・・嘘ついたって・・・分かるんだよ、クラピカ」 見透かしたような瞳をしてキルアはクラピカに言った 「私は嘘などついてはいない!!・・・・キルアなんか・・・・」 クラピカはキルアからまた目をそらした 「大嫌いだ・・・・」 「ほら、また眼そらした・・・・クラピカ嘘つく時、絶対、オレの顔見ないからね」 ――――見ないんじゃなくて・・・・見れないんだよ。何故だか知らないがな・・・ ―――― 「それよりどうして、いきなりそういうこと言うのさ!クラピカ!!」 「・・・の・・・らな・・・」 「はぁ?今なんて言ったの?」 「キルアのせいだからな・・・・」 いきなり何を自分のせいだと言ってるのかさっぱり分からないキルア 「・・・・?俺なんかした」 ――――・・・そう言うと想ったよ・・・別にお前が悪いわけじゃないのだよ・・・ ただ、私が・・・―――― 人を好きになることがこれほどまでも危険な物だとは 想ってもいなかったクラピカ・・・気づかない内にもう手の施しようが無い位 この恋の深みにはまってしまっていた キルアの意見に首を横に振りながらクラピカは言った 「昔、誰かが言っていたんだ・・・顔も覚えていない誰かが・・・」 クラピカがあまりにも辛そうな顔をしていたからキルアもだんだん不安になって来た クラピカが自分が嫌いという嘘をついたこと、何かを自分のせいにしていたこと 全部がごちゃ混ぜになって心配みたいな不安に覆われてきた 「恋は人を壊すって・・・人は恋をすると中毒にかかるんだそうだ・・・」 苦しそうで辛そうで切ない顔を変えないクラピカがとても愛しく感じたキルア そっとクラピカを抱きしめて話を聞いてあげる 「・・・キルア・・・私は・・・もう手遅れみたいだ。中毒にかかってるみたいだ」 「その中毒、なんて名前なの・・・?」 「その人意外何も見えなくなってしまう・・・恋愛と言う名の中毒。」 「・・・なんで、そんなのにかかちゃったのかな・・・」 「・・・お前があまりにも優しくするから・・・私は、お前以外見えなくなったみた いだ。」 キルアがクイっとクラピカのあごを上げて顔を見た 薄い水の幕が張っているかのように光っているクラピカの瞳は 少し緋色がかっていた。その瞳はキルアだけを写していた 「お前を愛したせいで・・・この眼がお前を写したせいで・・・私は同胞の敵討ちを 忘れそうになっている お前を愛したせいで・・・・私は壊れてしまった・・・お前がこの眼をほしいと言え ば私はお前にこの眼を 渡してしまうだろう・・・」 「・・・あれ?変なの俺、今すごく嬉しい・・・」 「何で?」 「ん〜?クラピカがとっても大事な敵討ちを忘れてしまいそうな位俺を想ってくれて るから・・・」 キルアがそこまで言うとクラピカに口付けした 「俺もクラピカ好き・・・俺も壊れてしまいそうな位」 ――――そうか・・・私だけが苦しいのではないのだな・・・キルアも壊れそうで苦 しいのだな・・・・―――― クラピカは顔が紅くなっているのに気付いて顔を伏せた 「?どうしたの、クラピカ?」 顔を伏せているクラピカにキルアは問いかけた 「・・・顔・・・紅くなって来たから」 クラピカがそう答えるとキルアはクラピカの顔を上げさせた キルアの目に入ったのは本当に顔を紅くさせているクラピカの顔 「本当に、好きになっちゃたんだ・・・クラピカ、その中毒にかかってるんだ」 そこまで言うとキルアはクラピカに軽くキスしてあげた 「もうそんな俺が悲しくなる嘘、ついちゃだめだよ!」 そしてキルアはその場で立ちあがってクラピカと目が合うようにかがんで クラピカの唇に人差し指を当ててニコっと笑った 「忘れんなよ♪」 クラピカの顔が更に紅くなる ――――・・・・私は・・・恋愛と言う名のの中毒にかかっている・・・・キルアと 言う人の存在で・・・――― 現在の中毒の状態は・・・重傷 END あとがき もうな〜にも、言わないでください・・・ めちゃくちゃ、変になっちゃたんですから・・・ な〜にも考えないで読んでください・・・かなり時間かかったし・・・ |