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 真実 〜マミ〜
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「何の本見てるの?」
晴々としている大空の下でクラピカは本を読んでいた。
「見ればわかるだろう」
キルアの問いに対して、そっけない返事をしながら表紙を見せるクラピカ。
「・・・? シンジツ・・・・?」
くすっと笑うクラピカ
「じゃ、何??」
「そうとも読むが、これは「マミ」という本だ。」
「マミ? 誰かの名前みたいだね。」
「この筆者の恋人だそうだ。彼女は10年前に亡くなり、彼は今まで
の思い出をこの本に書き入れ、彼女の事をいつまでも
忘れないように…と…」
キルアはクラピカの眼が一瞬、緋色になったのを見逃さなかった。
きっと、同胞の事を思い出したんだろう。
クラピカを見ながらぼ〜っと考える。
「キルア?」
クラピカの声で我にかえる。
「! 何?」
「お前も読書をした方がいい。読んでみるか?」
キルアは黙ってその本を受け取った。
今まで、持っていたクラピカの手のぬくもりが残っている。

数ページ読み終えたキルアが訊いた。
「ねえ、クラピカ。この人はどういう想いで
この本を書き上げたんだろ…。」
「さあな。」
ややあってクラピカは答える。
「だが、私が死んで、キルアがこのような本を
書けばわかるかもな。」
「真面目な顔で、んな事いうなよ。」
「わからないぞ。旅団は後7人も残ってるんだ。
その時に・・・」
「言うなよ!!」
大声をあげるキルア。

『だったら俺、そんな事わからなくていい!!
だから死なないで!!復讐なんて事やめてよ!!』

キルアの頬に熱いものが流れる。
「キルア……」
くしゃっと優しく頭をなでる
「ごめんクラピカ…。嫌な事きいて…」
ぎゅうっと強くクラピカを抱きしめる。

その時、ゴォ!っと強風が吹く。クラピカの帽子が飛ぶ。
本のページもパラパラとめくれる。


本の挿し絵のところで 風が止む

金髪で、大きな翼の天使の絵

筆者は…KILLUA=ZAOLDYECK
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           Z・END
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〜一言〜

変ですみません!!送りつけOKってのを見たら
フツフツと何かが湧いてきてしまってvv

●クラピカが死んでしまい、キルアがこの本を書く。

…真実っていうのは知らない方がいいのも 
 ありますからね←いいわけ