〜夏の終わりのラヴソング〜  ☆第3話☆    by 浅葉 紫月様





 「未有紀!章平くん!!」
 「章平ー!どこだー!?」
 「バカな遊びはやめて出てこいよー!」
 消えてしまった2人を探して校内を歩き回る6人。
 「ちくしょー、見つかんねぇよ・・・」
 「何かあったらどうしよう・・・」
 「じゃあ!二手に分かれて探そうよ!」
 「OK!アタシと雅士、翔太はこっち!諒と水穂、絢香はそっちね!」
 「わかった・・!水穂、が、がんばる!」
 「んじゃあ、1階から行って教室で待ち合わせな!」
 「気をつけてね!」
 「おう!お互い気をつけて・・・」


 空良達の行った方では、2人を見つける事は出来なかった。だが・・・

 「ねぇ・・・なんか変だよ」
 「あ?何がだよ」

 その時、空良がこっちを向いた。すると、翔太の顔をみて、表情を変えた。

 「・・・・・・!?」
 「何だよ!」

 次の瞬間、空良がいった言葉は翔太の気づかなかった事実に気づかせてくれた。
 
 「・・・・雅士がいない―――――」


 慌てて教室に走る2人。すると同じように絢香と諒も走ってきた。

 「水穂がいなくなったの!!」
 「おい・・・そっちもかよ!」
 「そっちもって事は・・・っと・・・・雅士か!雅士がいなくなったんだな!?」
 「そう・・・」
 
 「おいおい・・・マジかよ・・・」
 「うそでしょ?・・・ねえ・・・未有紀!水穂!」
 「・・・あたしがいけないんだ」
 「絢香・・・?」
 「あたしが二手になろうなんて言ったから!だから、水穂も、雅士も・・・未有紀も章平もいなくなっちゃったんだ!そうだよ!!」
 「そんな事ない!絢香の所為じゃないよ!」
 「ううん・・・あたしの所為なのよ!」

 絢香は走って階段に向かった。
 「一人になったら危ない!」
 「待って、絢香!!」
 絢香がつまづいき、落ちそうになった。
 「や、絢香落ちちゃう!」
 「ったく何やってんだよ!」

 次の瞬間、絢香の手を間一髪で諒が捕まえていた。

 「諒・・・」
 「ったく、目が離せねぇお姫サマだな」
 「・・・うわぁぁん」
 絢香はその場に泣き崩れ、諒にしがみついた。
 「・・・ありが・・・と・・」
 「うん」
 「暑いね〜!暑い、お二人サン。」
 「さっさと4人探しに行こうぜ」
 「・・・そうだね・・・!」
 「行くか。」


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作者様のお言葉 / 今回はちょっとLOVEあり。  絢香は諒が、諒は絢香が好きなんですね。  次回もお楽しみにv

方野の感謝の言葉 / ああここにラブカップルが一つあったのですね(きっと一つじゃないと期待)。でも私何となく絢香ちゃんは翔太くんなんだろうと思っていたのでちょっとびっくりしました。他のカップルが気になります〜。紫月さま、いつも本当にありがとうございます!