「私の名前は千里・・・あなた達と同じ12歳よ」 「・・・そう、私の名前は未有紀。・・・ねぇ、お願い・・・このヒモ解いてくれない?」 「あ・・・・そうね、手荒な真似してごめんなさい・・・だけど、どうしてもあなた達に来て欲しかったの」 「えっ・・・・?」 そして千里はヒモを解き、こんな事を話しはじめた。 「私は1年前に交通事故にあった・・・転校したてだったの。明日は新しい学校にいける、ってうかれてたからかな・・注意不足だった。それで信号無視して道路に踏み出して・・・そのまま、今も意識不明。」 4人は何も言えず、ただ黙っている。 「私・・・寂しかった。どうして私だけがこんな寂しい思いをしなきゃいけないの、って思った。悔しかった・・・だけど、だんだん私の身体のほうが弱ってきて・・・もう生きるか死ぬかの所に居るのよ。・・・・だけど、私一人で逝くのは嫌なの。そのために―――ちょうど学校にきたあなた達を連れてきたのよ・・・」 それを聞いた瑞穂が、青ざめた顔になった。そして重々しく口を開いた。 「それって・・・もしかして、私達を道連れにするつもりなの・・・!?」 「そう・・・あなた達には何の恨みもないけれど・・・」 「そんなの嫌!私、私まだ死にたくない!!」 瑞穂は立ち上がり、逃げ出そうとした。しかし、その時足が止まり、動かなくなった。 「逃がさない・・・」 「や、嫌・・・何で!?ねえ・・・助けてよぉ!嫌ぁぁぁ!!」 「千里ちゃん!お願いやめて!離してあげて!」 「駄目よ・・・あなた達には私と一緒に逝ってもらうんだもの・・・」 「っ・・・・わ、わかった!・・・じゃぁ、お願い、私達とゲームをしましょう」 「・・・ゲーム・・・?」 「そう、今から私達が100数えるわ。その間にあなたにはこの学校のどこかに隠れてもらうの。そして・・・1時間の間に私達があなたを見つけ出せなかったら、私達8人はあなたと一緒に逝ってあげる。でも、もしあなたが見つかったら、諦めて・・・?」 「・・・・そんなの・・・わからないわ。隠れている間にあなた達が逃げ出すかもしれない」 「絶対逃げ出さないって約束するわ!お願い・・・ねぇ、お願い・・・」 「・・・・わかった・・・じゃぁ、もしも逃げたら無理やりでも一緒にいってもらうわよ」 「OK,じゃあ・・・残りの4人を連れてこなくちゃ」 「私が呼べるわ」 「お願い」 そして、1分もたたないうちに8人全員がそろった。 「みんな!無事だったのね!」 「絢香!うん、みんな大丈夫よ。」 「あんたがアタシ達をよんだの?千里さん・・・私は空良。ヨロシク!」 「よろしく」 「よっし、要するにかくれんぼだな!任せろ!!」 「じゃぁ・・・100数えるぞ」 「見つけられなかったらちゃんと一緒に逝ってもらうわよ・・・?」 「いいよ、その時はしょうがない・・・」 100秒が経った。そして8人の生死をかけたゲームが始まる・・・ |
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作者様のお言葉 / さぁ、8人は千里を見つけ出す事ができる
のでしょうか!?
次回をお楽しみに・・・。
方野の感謝の言葉 / こ、こわいですね。私だったら真っ先に逃げ出してしまいそうです。でもとりあえず8人がみんなまたそろってよかったです。千里さんが元気になってみんなが無事に戻れたら一番いいのにと思いつつ、次回を楽しみにお待ちしております! |