Petit*Montblanc  第1話    by 浅葉 紫月様





                     これは、
                  どこにでもいそうな、
                   3人の女の子の、
                どこにでもありそうでない、
                    お話です。

   
        

                                   
                     第1話
                  はじまりは、突然に。


                      *
               朝、いつも通りの時間に起きて、
               いつも通りにジョギングに出る。
               帰ってきて、新聞を広げた私は、
            思った通りの展開に 満足気な笑みを浮かべる
                ――――――ある記事を読んで。
 
            『謎の3人組 プチ★モンブラン現る!?』 


                      *

                   私立青蘭学園。
               全寮制で、偏差値もそこそこ。
             何より、制服が可愛いのが人気の秘訣。
           そんな所にこの少女、菅野 真昼は通っていた。

              「プチ★モン♪マヨマヨですっ♪」
         彼女はいつも、お昼になると屋上にきてお弁当を食べる。
                  「どぉ〜ぞ〜。」
                 2人の仲間と一緒に。

             察しのいい人はもうお気づきだろう。
           そう、彼女達3人が今朝の新聞に載っていた
           「少女同盟・プチ★モンブラン」なのである。

                      *

        「それにしても、昨日は初仕事の割に上手くいったねー。」
         この子は小暮 彩。コードネームは紅亞―クレア―である。
        「私の地道な下調べが効いたよねー。あそこ複雑だもの・・・
       ま、あそこで真夜が転ばなければもっとスムーズに行ったのに。」
         こちらは、風間 実加。コードネームは風架−フウカ−。
      「なにおぅっ!?くれあだってあやうく本名言いかけてたじゃんっ!」
        そして、コードネームは真夜−マヨ−、先ほどの菅野 真昼だ。
        3人はこの学校の生徒からの依頼を受ければ、なんでも成し遂げる。
               もちろん、犯罪がらみはお断り。
         だが、必要と判断すれば『依頼物』を盗み出すことも簡単。
     昨日はちょっとした失敗(=真夜が転んだこと)により、マスコミに追いつかれ
             名を明かさなくてはならなくなったのだ。

                      *
                                      
   
                  「あ、メール。」
        風架が手にしたケータイには、『受信メール 1件』の文字。
                  「依頼だぁ!!」

               メールには、こう書いてあった。

    『はじめまして、市川 絵梨加といいます。
     新聞をよんで、本当に存在するんだとわかったので相談することにしました。
     私は寮に入っているのですが、ここ1週間の間にイタズラのような手紙が届くんです。
     1週間に1回、それも必ず月曜日に。
     犯人を探し出せますか?ぜひ1度話を聞いていただきたいと思うのですが。
     いい返事お待ちしています。』


                 「市川 絵梨加・・・」
                   「知ってる?」
        「確か、3年生の・・・茶道部の部長さんだったと思う。」
             「さすが風架、よく知ってるね・・・。」
               「ファンクラブの副会長・・・」
             「ふーか人気だもんねぇ。お姉様方にも。」
                「あんまり嬉しくないー。」

              風架はそのルックス・頭の良さからして
             1年生にしてファンクラブが出来ているのだ。

               
              「とりあえず、話だけでも聞いてみる?」
          「そうだね・・・私達の手に負えない事件かもしんないし。」
                「じゃあ、返事返しとくわよ。」

     『市川 絵梨加様
      依頼お受けしました。
      ついてはお話をお聞きしたいので
      O月O日、カフェ「Sweet House」にてお待ちしています。
      時間は、午後2時に。
      
               Petit*Montblanc        
     』


                        続


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作者様のお言葉 / こんにちわ!浅葉 紫月です。 ひさびさに書きました。プチ★モンブランです。 ちょっと調子が戻っていないかな?と思うところもありますが、 まぁ、見過ごしてやってください。 ではv次回をお楽しみに・・。

方野の感謝の言葉 / いやあ、女の子はやっぱり華やかでいいですね〜。お互いのコードネームまで決めているところが凝っていてすごいです。真昼ちゃんたちの今後の活躍が楽しみです!