Petit*Montblanc  第3話    by 浅葉 紫月様





真夜中。
その人物はある部屋の前まで来て、立ち止まる。

「・・・・・」

そして、白い封筒をポストに入れる――――

「こんばんわ」
「!?」

「月が綺麗―――奇麗ですね。私達と推理ショーでも如何ですか?お嬢さん」




Petit*Montblanc

第3話
月夜の推理ショー




「あ・・・貴方達、誰・・・・!?」
「くすくす・・・何でもない、ただちょっと夜更かしな女の子――― あなたと一緒だよ」
「こ、ここは青蘭の宿舎なのよ!? 部外者が立ち入っていいわけ―――そうよ、寮長さんに言って、先生を呼んでいただくわ!」
「残念」
そういって、風架がポケットからおもむろに何かを取り出した。

「っそれ―――」
「そう。ココの生徒手帳」
「貴方達―――」
「おっと・・・詮索は無用。あたしたちはタダの女の子―――でもないか?」
「あなたも聞いた事あるでしょう?」


「Petit*Montblanc・・・まさか・・・本当に!?」


「そうそう。知ってンじゃん」
「あなただよね?市川サンに手紙を出し続けてたの―――」
「・・・ッ!!」
「ねぇ?」


そういうと、真夜がカーテンを開けた。


「茶道部2年、遠藤 香織サン・・・・」




***



「どうして・・・どうしてわかったの!?」
「あなただとは思っても見なかったけれど・・・」
「月曜日の朝に見るって事は、日曜日の夜に入れに来るかなぁ〜?って思ったから。」
「・・・・」

「香織さん・・・」
「市川先輩ッ!!」
「あなたが・・・こんな事をするとは思わなかったわ。でもどうして・・・?」
「あ・・たし・・・」
「市川さん、まだお気づきになりませんか?」
「え?」


「あなたの誕生日、あと月曜日が12回でしょ?」
「・・・・ぁ・・・」
「遠藤さんはね、アンタの誕生日を祝う為にこんな手の込んだことしてたんだよ。 わかってやれない? 好きな人を、驚かせたい・・喜ばせたいって気持ち。アンタ風間さんのファンクラブ副会長やってたっしょ。」
「・・・・そんな・・・・」

その時だった。

「っごめんなさい!!!」
香織だ。


「私・・・自分のやってることが、先輩を悩ませてるなんて思いもしなかった! ただ、ただ喜んで欲しいだけで――――」

「やり方ってもんを考えなきゃだめだよ。一方的な想いは、時に人を傷つけてしまうから―――」


「香織さん・・・もう、いいわ。」
「本当にすみません・・」


「改めて、お誕生日・・・・お祝いしてくれるかしら?」
「・・・ハイ!!」



「一件落着みたいですね。」
「ええ、ありがとう・・・お礼は指定の口座に振り込んでおくから――――」

「いいや。」

「え?」
「大した事件じゃないし、紅亞もコーヒー代オゴってもらったし・・・・そうだ、クールミントガム・・・3人分で、300円でいいよっ。」
「そうね、今回は大した事ないし」
「あ・・・・・」



「じゃね」

「ちょっと待って!最後に、名前聞かせて―――」


「Petit*Montblanc!

風架、

紅亞、

真夜ッ!

We’re Justice!!」









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FIN


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作者様のお言葉 / 終わりましたー!! 終わらせてしまいましたー!! 浅葉です。こんにちわ♪ なんだか良くわからない終わり方ですみません。 もしかしたら、いつか続きを書くかも―――? ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!!

方野の感謝の言葉 / 怪しげな手紙は好意からのものだったのですね。でもステキな先輩に憧れる気持ちはよくわかります。浅葉様、どうもありがとうございました! また3人の活躍を見せてくださいね。