メルセス国の王政執務室は王宮の一階にあり、別段警備も厳しくない。 広さだけは大国を思わせるその部屋には机と椅子が三セット置かれてあり、一つは部屋の最奥に扉の方向を向いて、残る二つは部屋の中央に互いに向き合うようにして設置されてある。その他には壁際に書棚が一つぽつんと置かれてあるだけで、それ以外には何もない。だだっ広い空間があるだけだ。 息が詰まる部屋である。 フェイン・バルトリース第二秘書は今日も自らの胃に多大な負担をかける執務室へ重苦しい気分でやってきて、そこに残る二人の人物が珍しくそろっているのを見てさらに大きなストレスを感じた。本来ならば喜ぶべきだと頭ではわかっているものの、感情とは理性で制御できないものである。自分は第二秘書失格だと思い、いっそだれかクビにしてくれないかと淡い期待を抱いた。しかし後任を見つけない限り公務からは逃げられない仕組みになっている。 「遅いぞ、フェイン」 いつも朝九時の公務開始時刻ぎりぎりにやってくるクラウス第一秘書が、珍しく早くきたからといって偉そうに人を非難した。フェインはそれを無視し、無言で彼の前の席に腰を下ろす。 「フェインフェイン。今日はちゃんと時間どおりに来たよ。誉めてくれ」 最奥の席にふんぞり返って座っていたクーリエ国王が、子供のように無邪気に笑って期待に満ちた目をフェインに向けた。フェインはそれも無視して目の前に積み重ねられた書類を一束とると、黙って目を通し始める。相手にしない、口答えをしない、存在を気にかけない、が一年かけて彼の見つけた国王とその弟の対処法である。付け加えるなら、仕事をしなくても気にしない、奴らの力をあてにしない、があげられる。 「感じわるー」 国王がむーっと顔をしかめて悪態をついた。何でぇ何でぇもう早くなんかきてやるもんか、チェッチェッと大声で独り言を言って拗ねている。陛下を見るたび、とフェインはぼんやりと書類を見つめながら思った。――陛下を見るたび、王家への忠誠心が失せていくのを感じるな。 「黙れうるさい」 短くクラウスが言い捨てた。フェインの心を代弁した言葉であるが、あまりうれしくはなかった。この先の展開が想像できるからである。 「あっクラウス兄に向かってそんなことを」 「血のつながりは俺の責任じゃない」 「そうだね、家族の絆は運命だね」 「………」 クラウスはたとえようもなく嫌そうな顔をして黙り込んだ。運命を呪っているのかもしれない。 胃が痛い、とフェインは思った。王家への忠誠心は薄れ行く一方ではあるが、それに反比例するように愛国心と憂国心は高まる一方だった。大国の平和にどっぷりと漬かっている今ならばこういうトップでも国は立ち行く。けれど平和なままではいられなくなったらいったいこの国はどうなってしまうのだろうと思わずにいられない。過去の歴史を紐解いてみても、この国でまったく他国と戦火を交えなかった時期が三十年続いたことはない。現国王が即位したのが二年前、二十三歳のとき。在位はおそらく三十年以上は続くだろう。 「ああー、ヒマだなぁ」 頭の後ろで腕を組み、クーリエ国王がふわあと欠伸をしてこきこきと首をまわした。フェインは発作的に手に持った書類を握りつぶしそうになったがかろうじてその誘惑に耐え、深呼吸をして「相手にするな」と自分に言い聞かせた。バカは相手にするな。 そのとき突然電撃を受けたように、彼は忘れていた重要事項を思い出した。普段は役に立たずとも存在を無視していればよい国王にも、たまにはどうしてもしてもらわなければならないことがある。それが国王の責務である。その責務が今日あるのだ。 「ときに陛下、夕方のイーグリー新公爵お披露目パーティーでの挨拶はきちんと暗記していただけましたでしょうか」 「あいさつ? こんにちは?」 ただとぼけているだけなら許す。本来ならば許せないが、今回は許す。もっと許せない場合があるからだ。 「『本日はお集まりいただき大変感謝する。ドゥレン・イーグリー前公爵の長きに渡る尽力を称え、最大限の感謝を捧げるとともに、メルセスを支える新たな公爵が誕生したことに祝いを述べよう。この国がより栄光に包まれる時代をグラス・イーグリー公爵、そして皆とともに築くことができるように』」 「何それ」 挨拶のさわりを読み上げたフェインに向かって国王はきょとんと瞬きをくり返した。 フェインはバンと机を叩いて立ち上がった。 「一週間も前に! 覚えておくようにと原稿をお渡ししたでしょう!」 「そ、そんな前のことを言われても……」 「なら今覚えてください!」 「で、でも原稿がどこにあるかさ……」 「ご心配なく。私は全文暗記しております」 「………」 国王は無言で立ち上がった。彼は都合が悪くなるとすぐに逃亡を図る癖を持つ。 フェインも同じように無言で立ち上がり、国王の前に立ちふさがった。 「『本日は、お集まりいただき』」 一言一言を区切りながら必要以上に明瞭な発声でフェインが言った、そのときである。 ノックもなしに部屋の扉がガチャリと開いて、背の高い一人の人物がつかつかと中に入ってきた。 フェインは目を瞠って突然の闖入者を見た。まったく見覚えのない人物だった。 「クーリエ! 宝探しに行こう!」その闖入者の第一声はそれだった。 「宝探し?」 「そう。実は部屋の整理をしていて宝の地図を見つけたんだ。ほれほれ」 何だろうこの緊張感のない会話は、とフェインは呆然と思った。しかもこの男はさっき仮にも国王を呼び捨てにしたというのに、国王のほうはそれに異を唱えるでもなくごく自然に話をしている。はっとしてクラウスのほうを窺うと、彼はとてつもなく嫌そうな顔をしてそそくさと荷物をまとめているところだった。その表情からして彼がこの男のことを知っているのは間違いないようだ。 (誰だ?) フェインがこの王宮で第二秘書として働くようになったのはわずか一年前のことに過ぎない。それ以前は王宮になど出入りしたこともなく、首都から遠く離れた場所でごくごく平凡な生活を送っていたのである。したがって彼の知らない王宮関係者がいるのはまったく不思議なことではない。問題は、今目の前にいる人物がいったい誰なのかということだった。 しかしその疑問はクーリエ国王の次の一言で一気に明らかになった。 「あれ、グラス、これって君の家のあたりだよね」 (グラス? ――グラス・イーグリー!?) フェインは衝撃を受けた。新公爵は幼少の頃からの国王の友人の一人であり、この親しさもうなずける。うなずけないのは、たしかグラス・イーグリー新公爵はほんの少し前まではイーグリー公爵令嬢だったということである。 濃いブロンドに深い青の瞳。背はすらりと高く服装は身分の高さが窺える仕立ての良いものだ。ただ、それは完全に男物であり、彼(彼女?)の容姿も、非の打ち所のない美青年のものだった。 「そう。そのバツがついているのはうちの庭。うちの庭に宝物が埋まっているらしい」 うきうきとしたその声からも女性らしさなど微塵も感じられない。凛とした、女性ならたいていが聞き入ってしまうような声だった。たしかに男の野太さもないが女性のやわらかさもまるでない。 「じゃあ宝探しって庭を掘るんだ」 「そうそう。ほれスコップスコップ。あ、クラウスの分もあるからな」 荷物をまとめて部屋を出て行こうとしていたクラウスの背中に向かってにこっと新公爵が笑いかけた。クラウスはぴたりと立ち止まり、振り返って「ふざけるな」と一言言い放った。 「俺はしない。絶対しない」 「思えばあれは十五年前、怖い映画を見た夜のこと、遊びに来てついでに泊まっていったクラウスは真夜中に私の部屋にやってくるとこう言った。怖くて眠れないから一緒……」 目に見えない速さで部屋の中央に舞い戻ってくると、クラウスは無言で公爵の手からスコップを奪い取った。公爵の太陽のような笑顔とクラウスの苦虫を噛み潰したような顔が対照的だった。続いて公爵がフェインのほうを向いたので、彼は内心でとても嫌な予感がした。 「そこの君、君も一緒に宝探しをしないか? 楽しいぞ」 何を根拠にスコップで庭を掘るのが楽しいというのか教えてくれと思い、続いてはっと彼は気づいた。 「失礼ですが公爵、その宝探しというのは今からされるのですか?」 「もちろん」 「いつまで?」 「いつまで? もちろん、宝が見つかるまで」 当然のことを訊くなといった口調でなぜだかふんぞり返って公爵が言った。 「夕方のパーティーには当然間に合うように戻っていただけますよね?」 「宝が見つかればね」 「見つからなければ?」 「延期」 何のためらいもない即答にフェインの頭の中で何かがブチッと切れた。相手が公爵であることも忘れ、彼は大声で叫んだ。 「そんなことできるはずがないでしょう! スー公爵様をはじめ貴族の中でも身分の高い方々が皆様いらっしゃるのです! そのことをおわかりなのですか!」 「身分だと? じゃあ間に合わなかったらそいつらに言ってやれ。『どっちが上だ?』とな」 ふふんと鼻でせせら笑った公爵の言葉にフェインは絶句した。 メルセス国での貴族の序列は言うまでもなくトップが国王、ついで二つの公爵家、その下に七つの侯爵家・三十の伯爵家・百の子爵が続く。もっともそれは最大数であり、今現在は伯爵家は二十七しか存在せず、子爵にいたっては六十二人である。後継ぎに恵まれず滅びてしまった家もあれば、国王により新たに任命されて爵位を得た者もいる。ただし国王が自由に任命できるのは子爵だけであり、他の爵位は建国の折に与えられたきり変更は許されていない。それだけに伯爵以上の爵位を持つ家の矜持は非常に高い。長い歴史を持つ名家であるという自負である。 身分だけを問うならば、イーグリー新公爵より高い位置にいるのは国王のみであり、同等であるのもスー公爵ただ一人だった。王弟であるクラウスですら序列的には公爵の下なのだ。もっとも、メルセスの序列には身分の他にもう一つ役職による序列というものがあり、それによれば第一秘書は国王に次ぐ第二位の位置にいる。各省のトップが第三位であり、その次が第二秘書。ちなみにイーグリー公爵は省の中でも重要な外務省のトップを代々務めている。 「じゃ、行こうか」 爽やかに公爵が言って扉へ向かう。 「グラス、パルディとマーサも誘う?」 「却下」 何気ない国王の一言に公爵は即座に首を振った。 「どうして? 人手が多いほうがいいんだろう」 「マーサが土掘りをするか馬鹿もんが。パルディクも右に同じ。あの不健康真っ黒男が太陽の下で爽やかに汗を流すタイプか」 「でも頼んだら来てくれると思うけどなあ」 「うるさい。私が奴らに会いたくないんだ。この際それが一番重要だ」 「とりあえずそれに同意」 すでにあきらめていかに自分の苦痛を減らすかを考え始めたようなクラウスがぽつりと呟いた。同意を得た公爵がうれしそうに彼の肩をぽんぽんと叩く。国王はちょっと首を傾げたが、それ以上は主張せずに二人について部屋を出て行こうとする。呆然としてそれを見送りかけたフェインはそのときようやくはっと我に返った。 「お、お待ちください! 私も行きます!」 公爵に見せてもらった「宝の地図」は率直に言って杜撰の極みだった。手書きで書かれたような地図そのものはわりに精密で、このあたりの地理に明るい者なら誰が見てもイーグリー公爵家とわかる家の庭にあたる場所に大きくバツ印が書かれている。しかしそれでは庭のどのあたりなのかまったくわからない。そしてそれはこの家の庭のように(と到着したイーグリー家を見ながらフェインは思った)無駄に広いところでは致命的なのではないだろうか。 「さて掘るか」 爽やかな声でうきうきと言ったのはイーグリー公爵。 「どこを?」 冷静に尋ねたのはクラウス第一秘書。 「庭」 「庭のどこだと聞いているんだ」 「各自適当に好きなところを」 「………」 「………」 クラウスとフェインは絶句した。国王だけは早くも庭の片隅にしゃがみ込んでスコップで土を掘り返している。公爵は笑顔で言った。 「さあ掘ってくれたまえ。必要なら木も抜いてくれたまえ」 「抜けるか!」 普段滅多に感情をあらわにしないクラウスが叫んで地面にスコップを叩きつけた。その気持ちはフェインにもよくわかる。クラウスに共感しつつ公爵を見ると、公爵は少し首をかしげるようにした。 「じゃあ木のあるところは避けて、と」 「そういう問題じゃない。どう考えても無理だろうと言っているんだ」 「なぜ無理なんだ? 何も世界中を掘れとは言ってないんだぞ。たかだかこの庭いったいを掘れば宝が見つかるんだぞ! すごいじゃないか」 「うるさい何がすごい。第一宝なんていらんくらい金なら持ってるくせに」 「ばっかだなあ。金なんて関係ないぞ。これは浪漫なんだ! お前は男のくせになんで浪漫を解しないんだ。私は兄弟同然の身として非常に悲しいぞ」 熱っぽく語る公爵の言葉にも心を動かされる様子はなく、クラウスはやってられるかとばかりにふいっとそっぽを向いた。 「思えばあれは十三年前、初めて心を惹かれた少女のことを熱く語ってくれたあの日のお前はいったいどこへ行……」 「黙れ!」 叫ぶなり、クラウスは自分が投げ捨てたスコップを拾って凄まじい速さで土を掘り始めた。そうするとフェインも一人だけ手伝わないわけにもいかない。もとはといえば公爵をきちんと時間に間に合うようにパーティーに連れて行くためについてきたのだが、この分だと時間内に宝が見つかる可能性はほとんどない。その場合に公爵を説得できるかどうか今からすでに自信がなかった。 そうして四人は地道な宝探しをはじめ、それは夕方まで延々と続いた。 何度となく「公爵お披露目パーティーに行きましょう」と提言したフェインの言葉はことごとくイーグリー公爵によって無視された。夕刻まで掘り続けても四人がスコップで掘ることのできる量など知れている。特にそのうち二人はかなりやる気がないのだから力はさらに半減する。 「疲れた」 最初のとき以外あまり手を動かしていたようには見えないクラウスがぽつりと呟いた。それにはフェインも同感だった。非常に珍しいことではあるが、今日だけはクラウスと意見の合うことが多い。しかし二対二でも力関係は天と地ほど違う。 「おかしいな、見つからないな」 当たり前だ、と心の中で思いつつもあえてそれを口に出す気力も必要性もなかった。もうパーティーなんてどうでもいい、とにかく帰らしてくれ、が率直な願いだったが、ひとりで「おかしいな、不思議だな」と呟いている公爵の元気そのものの姿が無気味だった。国王はまだ黙々と土を掘り続けている。こういう地道な作業が好きなのは意外だった。何事につけ飽きやすいという認識を少し改めなければとフェインはぼんやり思う。しかしどうでもいいことではある。 「何をやってるんだ? 君たちは」 突然、そこにいるはずの四人以外の男の声が聞こえてきて彼らはいっせいにそちらを見た。 今日は珍しいことばかりある。 いつもの陰気な黒衣ではなく、きちんとした正装をしているため一瞬誰だかフェインにはわからなかったが、その声から記憶を呼び起こしたところ一人の男の名前が浮かんだ。 「何でお前がここにいる」 苦虫を噛み潰したように言った公爵の態度からはありありと悪意が窺える。対するパルディク・スーは平然とした顔をして、「招待状を送ってきたのはそっちだろう」とひらひらと招待状らしきものを振って見せた。 「送ってないぞ、私は」 「そんなことは知ったこっちゃない。パーティーをすっぽかしていったい何をしているんだ。時間どおりに行った僕の立場はどうなる」 「それこそ知ったこっちゃない。大体何だ、その格好。似合わないことこの上なし」 公爵はパルディクが嫌いらしい。二人とも国王の友人ではあっても互いに仲がいいというわけではないようだ。 しかし客観的に見て、正装をしたパルディクは公爵の息子という身分にふさわしい品位を備えて非常にそれらしく見えた。いつもの黒衣はカムフラージュかと思うほどさまになっている。薄暗いためはっきりとは見えなかったが、彼の顔立ちがもともと整っていることには気づいていた。 「クーリエ、何で土なんて掘ってる?」 パルディクは公爵の言葉をきれいに無視して国王に問いかけた。彼は笑顔で「宝探し」と答えた。 「ほら、これ宝の地図なのさ」 なぜか地図を持っていた国王がそれを差し出すと、一瞥してパルディクは微妙に眉を寄せた。顔を上げて公爵を見たが、公爵は彼と視線を合わせないようにそっぽを向いていたために気づかなかった。 「グラス、お前これを覚えていないのか?」 「何を言っているのかわからない」 「これは宝探しをしたがったお前のために僕が描いてやった地図じゃないか。大雑把なバツ印はお前。何か暗号を考えると言っていたはずだがそれはどうなったんだ?」 その時さっと公爵の顔色が変わったことに近くにいたフェインは気がついた。 「な、何の話かわからない」 (嘘だ) 「クラウスもいたのか。どうもご苦労さん」 パルディクの片手を上げての労いにクラウスは耳を塞いだ。そうだろう。ここで労われても嬉しくはないだろう。 「今からでも……パーティーに行かれますか?」 投げやりに尋ねたフェインの言葉に、公爵は憮然とした顔でこくりとうなずいた。 結論として、最初の遅れ以外滞りなく終わった新公爵お披露目パーティーは、しかし決して大成功とも言いがたかった。一時間以上の遅れがまず出席者を苛立たせ、泥まみれの汚い格好のまま現れた新公爵と国王の姿も彼らに深いため息をつかせた。国王の挨拶は「みなさん新公爵のグラスをよろしく」という甚だ威厳に欠けたいいかげんに簡単なもので、新公爵の挨拶も「別によろしくしてくれなくてもいいが、私が公爵だ」というその場にいたほとんどの人間にとっては非常に感じの悪いものだった。 貴族の中でも公爵と侯爵・伯爵は王宮に程近いところに住むことを義務付けられている。イーグリー公爵家は北方に大きな領土を持っているためにグラスは大学を卒業して以来ずっとそちらのほうにいたのだが(だからフェインも彼女の顔を知らなかった)、公爵を継いだからには以後ずっと首都で暮らすことになる。 「今度は本物の宝の地図を探すところからはじめようと思う」 「チラシを撒こうか?」 「それもいいかもしれないな」 なぜか用もなく執務室に遊びに来ているグラス・イーグリー新公爵と国王の会話を頭の片隅で聞きながら、フェイン第二秘書はこれからの生活を思い、深いため息をついた。目の前の席は朝から空席である。ずる休みなのはわかりきっているが、彼の気持ちもわかるだけにもうしばらくはそっとしておこう、とわずかにクラウス第一秘書への同情を深めたある秋の日の出来事だった。 |
| あとがき / 私は「宝島」が大好きです。なので、「宝の地図」などとついたタイトルを見るとものすごく心惹かれて読みたくなります。しかし私が自分で読みたいのは決してこんな話ではなく、夢と冒険に溢れた物語なのです。……(哀愁)。 |