「夏帽子」


夏帽子。風に飛んで
哀しまないで見えなくなっても
君さえずっと想っていれば
優しい誰かが拾い上げて赤い風船と戻ってくるよ
幼い彼女が拾って、
一人前にかぶるのも悪くないね

哀しまないで戻らないとしても
君があまりにも素敵だから
空がヤキモチ妬いたのさ
今度はもう飛ばされないようにしっかりと手をつなごう

夏帽子。風に飛んで
ああもう見えなくなったよ
夏色の空に吸い込まれてゆく







トップページへ ポエムトップへ