[3]  『嫌な奴』  記入日時1999/3/22
著者名 木原音瀬 イラスト 坂井久仁江
出版社名 ビブロス(ビーボーイノベルズ)
価格 900円
備考  杉本和也は、大嫌いな「親友」三浦に会うため十二年ぶりに故郷を訪れる。
 再会した三浦は昔と変わらず嫌な奴だったが、和也はどうしても突き放すことができない。
 三浦に押されるまま、一緒に暮らすことになってしまいーーーー。
 お待たせしました!BBN第二段シリーズ六連作を一挙収録して堂々登場!!
感想

 というのが、あらすじ・・・って、私はちょっと違うと感じたのでここで少しだけ付け足すと。
 和也は三浦を何度も突き放そうとするんですが、そのたびに三浦がくっついてくるんだと思うんですよ。そんな感じでした、でそんな三浦を最後の最後で突き放すことができない・・・という感じ。
 それと、この「お待たせ〜」の部分を説明しますと、元々このお話は木原さんが同人誌で少しづつ発表されていた作品(全部であわせて6作)を商業誌で一冊の本にまとめた・・・ということです。木原さんの新刊を待ってたといえば、待ってたけど、、、この作品がでるのを待ってたわけじゃ・・・・あらすじって、こう見ると結構わけわからないこと書いてあるんですねぇ;(あと、クサイことも(苦笑))

 話としては、決して「幸せ、幸せ」としているのではなくて、どちらかというと、痛い・・・この二人の戦いのような部分がありますが、その分ダイレクトに感情がぶつかりあっていたようにも思います。
 なぜ、杉本は三浦を突き放そうとするのか、そして、何故三浦は杉本に執着するのか・・・その様子、感情が自然と伝わってくる・・・そんな作品だと思います。 
 この木原音瀬さんの作品はどれも好き。
 ドロドロとしていて、その人の醜いところなどもなにもかもが描かれているけれども、その中にもどこかしら「救い」のようなモノも見えてくる・・・そいうのが・・・良いですね(* ̄v ̄*)もし、まだ読んだことのない方がいらしたら、今直ぐ本屋へ!!と言いたくなる作品がたくさんあります。今回は「嫌な奴」を紹介しましたが、この作品以外でも、商業誌では「セカンドセレナーデ」「センチメンタル・フレンド」「こどもの瞳」をビブロスから。「恋愛時間」「LOOP」をアイスノベルズからなどがあります♪それぞれ、雰囲気は違うけど良い作品でした。(^0^)