[5]  『ティク・ラブ』  記入日時1999/3/21
著者名 野村史子 イラスト 麻々原絵里依
出版社名 角川書店(ルビー文庫)
価格 470円
備考 テイクラブ
 エクアドルから十五年ぶりに帰ってきた日本人。山崎には、その十五年間、一日たりとも忘れることのできなかった恋人がいた。
 その恋人の面影を追って、山崎は重く苦しい過去へと入っていく・・・・そこで、山崎が再び目にしたものは何だったのか!?
 夢と現実の狭間で動く、脆く儚い男たちの仮面舞踊会(マスカレード)!!
 表題作の他「アウト・オブ・フォーカス」「薔薇はもうこない」を含む愛の短編集第二段!!
感想

 とにかく、またもや紹介で笑わせてもらった・・・・そうか、そんなことが書いてあったのか・・・・って、だって!マスカレードですよ?!結構、書いてみるとクサイ文章なんですね・・・(と、今頃気が付いた;買うときは其処まで見てない・・・ストーリーだけに目がいっちゃって)
 作品自体はとてもいいです。思わず涙ぐんでしまう位・・・。私は特にこの表題作の「ティク・ラブ」と「薔薇はもうこない」が好きなんですが、その他の「アウト・オブ・フォーカス」や、もう一冊の「レザナンス・コネクション」のほうもおすすめ。この野村さんという作家さんは実は今は活動されていなくて、この二冊だけが商業誌で発売されているものなのですが、どの作品もそれぞれのストーリーに重みがあって、読んでいてもまるで自分が作品の中に入り込んで、登場人物と同じ視点で話を進めているような気分にさせてくれる。。。私にはそんな作品に感じられました。