6組目。
大阪吉本が今、一番強く売り出しているコンビ。

吉本興業・所属
結成2年目
No.209
西野 亮廣
21歳・兵庫県出身
梶原 雄太
21歳・大阪府出身
驚異のルーキー
キングコング
<主な受賞歴>
第30回 NHK上方漫才コンテスト・最優秀賞
第22回 ABCお笑い新人グランプリ・最優秀新人賞
第36回 上方漫才大賞・新人賞

大阪NSC22期生という超若手ながら、
すでに東京の番組にも出始めている有望株。
余談だが、同期の「なかやまきんに君」は、
キングコングをかなりライバル視しているらしい。
ちなみに、「足軽エンペラー」も同期である。

それでは点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
64
55
60
179
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
95
75
70
76
83
55
74
総合得点
707

700点オーバーながら、2位のアメリカザリガニには届かず。
ネタが終わったあとに、
紳助が「ネタの選択は大丈夫?」と言っていたが、
それは確かに そう思った。
おぎやはぎとキングコングは、
ネタの選択を間違えたような気がします。

まあ、まだ、結成2年目。
来年以降のM-1グランプリに期待、といったところか。

そんなわけで、7組目へ行ってみましょう。




7組目。
番組で何回も「ダークホース的存在」と言われてた。

吉本興業・所属
結成4年目
No.1034
田村 裕
22歳・大阪府出身
川島 明
21歳・京都府出身
無印(ノーマーク)
麒麟
<主な受賞歴>
第2回 笑わん会・優秀賞

「きりん」と読む。
キャッチフレーズの「ノーマーク」とは、関係者の誰もが
決勝まで残るとは思っていなかったことから来ている。

私も関西のお笑い番組は結構見ているが、
麒麟が出ているのを見たことは無い。
唯一、TBSの「ガチンコ」の「ガチンコ漫才道」で見たぐらいだ。
それぐらい、無名(といったら失礼かも知れないが、
少なくともこのメンツの中では)なのだ。

「ガチンコ漫才道」優勝コンビ「足軽エンペラー」は地区予選で落ちている。
NHK「爆笑オンエアバトル」の第2代&第3代グランドチャンピオン
「ルート33」も地区予選で落ちている。
その他、関西のコンビでは
「イタキム」(130R板尾と木村祐一の即席コンビ)、
「石田花子」(石田靖と山田花子の即席コンビ)、
「スプラッシュ」(紳助の前の相方「松本竜介」が素人と組んだ即席コンビ)、
「ケツカッチン」(元「圭修」の和泉修と元「ベイブルース」の高山の新コンビ)、
「シャンプーハット」「2丁拳銃」「次長課長」「ランディーズ」
「COWCOW」「ブラックマヨネーズ」「$10」「ビッキーズ」「ロザン」
「サバンナ」「りあるキッズ」「トクトミトコナミ」「ライセンス」「青空」
「レギュラー」「太平かつみ・さゆり」「T・K・O」「OverDrive」
関西以外では「アンタッチャブル」「ダイノジ」「アップダウン」「ノンキーズ」
「サブミッションズ」「クワバタオハラ」「ニブンノゴ!」「ペナルティ」
「坂道コロンブス」「華丸・大吉」「飛石連休」「森三中」「号泣」
・・・などなど、割と有名どころが、ことごとく地区予選で落ちている。

そんな中、本選まで勝ちあがってきた「麒麟」。
まさに「ダークホース的存在」といえよう。

そんな麒麟の点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
54
82
63
199
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
79
75
65
90
83
75
75
総合得点
741


741点という かなり良い点数が出た。
しかし、これでは現在2位(796点)のアメリカザリガニには勝てない。

決勝進出は叶わなかった。

それでも、ここまでの7組中3位という、かなりの高順位。
この点数が出たあと、
紳助は「いや、これは(決勝に)いけたと思ったけどなあ・・・」
とコメントしている。
松本も、「これは、もう、しょうがないんでしょうかねえ。
どうしようもできないんでしょうかねぇ。」と
既に出ている結果を覆(くつがえ)さんとせんばかりのコメントをしている。
それほどの高い評価を得たということだ。

あの松本人志が、出場10組の中で一番高い点数をつけた
(「各審査員別得点一覧」は後述)ということは、
彼らにとって 大きな自信になったのではないだろうか。

田村のほうが ガチガチに緊張しているのが見てとれた。
もっと大きな舞台を重ねて、
アドリブとか かませるぐらいの余裕が出来ると
更に面白くなるのかもしれない。
今後の活躍に期待したい。

ちなみに、田村のほうは、幼少期にギャンブル狂の父親が
借金を作って蒸発していて、現在も行方不明である。
一方、川島のほうは、ちょっとしたことでいちいち爆笑する
クラスメイトを冷めた目で見ながら、
「それの何が おもろいねん。お前ら、みんな死んだらええねん」
とか思っていたような子だったらしい。
おたがい、若いわりに波乱万丈な人生を送っている。

・・・って書くと、川島が なんか嫌な奴みたいになってしまうかな。
いえね、ある番組で麒麟の半生が紹介されてて、
これは「その部分だけ」を書いたものなのですよ。
「なぜそうなったのか」ってとこを忘れてしまったのです。
ただ、松本が自身の著書の中で、
「自分の殻に閉じこもってたようなやつは、
人と接点を持たない分、「そいつ独自の世界」を持っていて、
それが非常に独特で面白い場合がある」と書いていて、
それが川島に当てはまるのかなあと思ったのですよ。

・・・ところで、「受賞歴」の「笑わん会」ってなんだろう。
「笑わない会」なのか?
・・・いや「笑わんかい」って言葉と かかっているのだろうとは思うが、
今まで聞いたことのない会なんですよ。
他の受賞者とかもまったく知らない。
ただ、早くから麒麟に目をつけてたってことは
見る目のある会なのかも知れない。

ちなみに、2002年「ABCお笑い新人グランプリ」、
てっきり麒麟が最優秀かと思っていたのだが、
最優秀は「レギュラー」が受賞した。
麒麟はブラックマヨネーズと共に「優秀賞」。

・・・麒麟が「ザ・テレビジョン」の表紙を飾ったら、
キリンレモンになるよね。
どうでもいいですか。そうですか。

そんなわけで、8組目へ行きましょう。




8組目。
中川家と並んで、優勝候補と言われているコンビの登場。

松竹芸能・所属
結成8年目
No.713
岡田 圭右
33歳・大阪府出身
増田 英彦
31歳・大阪府出身
実力主義
ますだおかだ
<主な受賞歴>
第15回 ABCお笑い新人グランプリ・最優秀新人賞
第24回 NHK上方漫才コンテスト・優秀賞
第29回 上方漫才大賞・新人奨励賞
第36回 上方漫才大賞・奨励賞

松竹芸能2組目。
NHK「爆笑オンエアバトル」で、
唯一「満点」を出したことのある超実力派。
「アメリカザリガニ」と「ますだおかだ」が松竹の若手の筆頭だろう。

では、点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
75
52
68
195
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
95
80
80
88
84
70
78
総合得点
770

・・・んん? 大阪の点数が低すぎないか?
52点とは意外な点数が・・・。
アメザリ、おぎやはぎ、もそうなのだが、
「大阪の客は吉本以外のコンビに厳しすぎる」と、
放送終了後、いろんなメディアで言われていた。
たしかに そう思う。
ツカミで、増田が
「どうも、”松竹芸能のっ!”ますだおかだです。不利不利っ!」
ってギャグで言ってたけど、ほんとに不利っぽい結果になった。
もっと高くても良かっただろうと思う。
特別審査員の人たちも、その点数の低さに、首を傾げていた。

しかし、結果は結果。
残念ながら、決勝進出ならず。

松竹芸能も、この ますだおかだとか
前述のアメリカザリガニとかを、もっと売り出していけばいいのに。
いつまでも、「よゐこ」と「オセロ」ってわけにもいかないだろうし。
というか、ますだおかだとアメザリのほうが、
よゐことオセロより面白いと思うのは、私だけでしょうか。

そんなわけで、8組目へ行きましょう。




9組目。
本選進出10組の中では、一番の知名度を誇るコンビだろう。

吉本興業・所属
結成7年目
No.859
山口 智充
32歳・大阪府出身
平畠 啓史
33歳・大阪府出身
無冠の帝王
DonDokoDon
<主な受賞歴>
なし

9組目である。
ということはつまり、DonDokoDonが中川家の点数に勝てないと、
中川家の決勝進出は確定となるわけだ。

特に「お笑いが好き」ってわけでもない人でも知っている、
というレベルの知名度があると思われるコンビ。

「無冠の帝王」のキャッチフレーズの通り、
大きな賞を獲ったことは、一度もない。

山口は2001年、
雨上がり決死隊の宮迫と組んで「くず」としてCDも出したし、
ドラマにも出たし、
東京プリンスホテルでディナーショーをやったりもした
(ちなみに入場料は16000円だが、チケットはすぐに売り切れた)
飛躍の年だったが、果たして そのラストを
「初めての大きな賞」の獲得で締めくくれるのか。

では、点数を見てみましょう。

札幌
大阪
福岡
素人計
47
18
29
94
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
75
85
65
82
84
65
64
総合得点
614

・・・ん、またも大阪の点数が異常に低い。
たしかに「大阪での活動」を経ずに東京で有名になったコンビだが、
ここまで大阪の支持が低いというのは意外だった。
これに対して松本は、ギャグっぽく「大阪の客は頭おかしい」と言っていた。
個人的には、正直、「大爆笑」ってとこは無かったけど、
18点ってほど酷くもなかったように思う。

この時点で、中川家の決勝進出が決定となった。
さあ、残り一組はどこになるだろう。
アメリカザリガニか、次のコンビか。

・・・あ、そういえば、↑のとこ、山口のことしか書いてないなあ。
平畠もね、あのー・・・えーと・・・

では、最後のコンビ、行ってみましょう。




10組目。
最後に逆転劇を見せるか。

吉本興業・所属
結成6年目
No.94
ユウキロック
29歳・大阪府出身
大上 邦博
28歳・奈良県出身
武闘派
ハリガネロック
<主な受賞歴>
第21回 ABCお笑い新人グランプリ・優秀新人賞
第27回 NHK上方漫才コンテスト・最優秀賞
第33回 上方漫才大賞・新人賞

中川家、陣内智則、ケンドーコバヤシ、堂土貴(ルート33)など、
「今でも活躍している若手」を一番多く出したと言われる
「大阪NSC11期生」の2人。

11期生に始まり、11期生に終わるこの「1回戦」。

そのハリガネロックの点数を見る前に、
ここまでの順位を振り返っておきましょう。

1
中川家
829
2
アメリカザリガニ
796
3
ますだおかだ
770
4
麒麟
741
5
フットボールアワー
726
6
キングコング
707
7
チュートリアル
637
8
DonDokoDon
614
9
おぎやはぎ
540


・・・となっている。
つまり、ハリガネロックが「797点以上」を出さないと、
今の上位2組で決定となるわけだ。

それでは、点数を見てみましょう。





















































札幌
大阪
福岡
素人計
85
85
72
242
西川
青島
小朝
石井
鴻上
松本
紳助
95
90
70
92
85
60
75
総合得点
809

・・・おお、なんという見事さであろうか。
最後の最後に、見事な逆転劇が起きた。

セガ好きの私としては、「ハウス・オブ・ザ・デッド」が
ネタに使われてたのが嬉しかったのでした。

個人的には、アメリカザリガニを応援していたのだが、
負けたのが中川家とハリガネロックになら、それも納得である。

この結果を受けて、アメザリ柳原が、こう言っている。
「松竹芸能でもここまで出来る、ってことを
証明できたのではないでしょうか」
すると 会場から拍手。
そうですな。よく頑張ったと思います。
アメザリがダメというわけではなく、
この2組が強すぎたんだと思います。

がんばれ松竹芸能。
そういえば最近 森脇健児を見ないけど、
がんばれ松竹芸能。



たくさんのコンビがネタをやるような企画では、
「最初の出番」と「最後の出番」は不利だと よく言われる。
「最初」だと、客もまだ「笑う準備」が出来ておらず、
「最後」だと、客が疲れてダレていて、
どっちも笑いの取りにくい状態であるとされている。
そんな中で、勝ち残った「最初」の中川家と「最後」のハリガネロック。
以下に実力者か、ということだろう。



そんなわけで、決勝戦は
中川家 VS ハリガネロック
ということになった。

それではその、決勝戦の結果を見てみよう。


CMのあと、白熱の決勝戦!