― 君 ―




君の名を呼びたい。

最近なんだか涙もろいんだ。

早くも自分を疑ってしまうよ。

なぁ、過去のオレ。ちょっと叱ってくれないか。



顔も見えなければ声も聞こえないんだ

こんなに悲しいことがあっていいのか



君を思い出すよ

でもなぜだか顔が思い出せないな

どうしてだろう

あんなにいつも見てたのに



声は覚えてるんだ

そんなに喋ったこともなかったのにさ

バカみたいだろ

本当はもっと喋りたかったんだ



いまごろなにをしてるんだろう

君のことだから

なんて、君のこと、そこまで知れなかった

本当、バカみたいじゃないか



もうこんな時間だ

そろそろ寝ようか

君はもう寝てるかな



じゃあ、おやすみ

明日また、君のことを思い出すかもしれない。



ごめんよ。