琴乃「振興ソフトハウス、LostScriptの『蠅声の王(サバエのオウ)』ですよ」
RZ太郎「ジャンル名はデジタライズドゲームブック。いいねぇ、ゲームブック!
その響きは懐かしき時代を髣髴させるね。推奨年齢20代中盤以降みたいなw」
琴乃「そうですねぇ、昔はゲームブック氾濫期みたいな時代があったんですけどねw
最近はもう全然見なくなりましたね・・・。寂しい限りです」
RZ太郎「小学校の頃は昼休みや家で勉強もせずに(ぉぃ)のドラクエ(Vの上中下)のゲームブックで遊んだり
自由帳にオリジナルのゲームブックをつくったり
中学校の頃はTRPGに嵌ったキッカケにちょっと本格的に「T&T(トンネルズ・トロールズ)」をダイス振りながらやってたもんですよ
そんな道を通ってきた自分ですから、このゲームの紹介をOHPで見たときにはこれは買わないと、と思ったモンですよ」
琴乃「で、これ見たらスタッフがなんだか、今は無き元某アボガドの人たちの名前がチラホラ・・・
期待はできるんだけど、なんかそれ以前にいたたまれない気持ちが・・・」
RZ太郎「ア、アボガドパワーズ・・・・・
しゃ、社長ォォォーー!(ノД`)」
RZ太郎「ストーリーは簡単に言えばヴァンパイアハンターモノの話で
主人公はハンターのエス(アイン)になってこの吸血鬼どもが居座るこの廃村で
吸血鬼どもを狩っていっちゃいましょう。最大の標的は”蠅声の王”ことクリストフェル」
琴乃「話は王道でわかり易いですね。良くも王道、悪くも王道、先の展開も読めてこそ王道(ぉ
特に変な展開もなく、普通に楽しめると思いますよ
キャラクターはこんな退廃的な世界観でも女の子は可愛いし、男もイケメンぞろいかつクセのある連中ばかりでいい味出してます」
RZ太郎「なんかニトロプラスも関わってるらしく、やたらと銃火器や刃物にこだわりが感じられますな
クリスさんにいたっては二丁拳銃ですよw
さて、このゲームのシステムはかなり特殊
各シーンが”パラグラフ”という番号で管理されており(ゲームブックの20へ飛べ、というか数字のやつね)
場面ごとにリンクを貼られて、選択肢等で色々なシーンに飛んでいきます」
琴乃「そして、画面左下のスフィアという三桁の番号があり、ここに数字を直接打ち込むとその番号のシーンにジャンプします
ここでうっかり入力を間違えていきなりクライマックスシーン、なんてこともw」
RZ太郎「道中、ダイスを振って成功か否かを求められるシーンがあったりしますが
これは画面上のデジタルダイスを使ってもいいし、付属の6面ダイス×2を使ってもいいです
・・・・まぁ、この付属の6面ダイスのために1ヶ月も延期したんか、と思うとやりきれない気持ちですねw
最初の1周は不退転の気持ちでガチプレイしてみるものいいし、一定ごとにセーブをして選択肢をしらみつぶしにしてみるのもいいね
タグブックマーク(栞みたいなもん)に登録しておけばまたそのシーンに戻る事ができる
昔、ゲームブックで遊んでた時にさ、途中で選択肢があって、そこのページに右手人差し指を挟んで一度片方を選んでから
その後、戻ってもう片方の選択肢の結果を見るってしなかったかなぁ?ちなみに俺はやった」
琴乃「このゲームはそういう”ちょいズル”なプレイもゲームブックの醍醐味として許容されているんですねw」
RZ太郎「他は道中に敵と遭遇して戦闘、ってのがあるんだけど
ちょっとここの戦闘システムを理解するのに時間と労力がかかるかなぁ
このゲームの中に戦闘の仕方のマニュアルがあるんだけど、これをしっかり熟読しないとわからないんだよね
何しろダイスを二個振って、出た目で勝手にコンピューター側がダメージ計算して
勝手に敵や主人公の生命点を減らしてくれるわけじゃないからね」
琴乃「主人公達のステータスとかもそのマニュアルの中に入ってるわけですし
よく解らないまま戦闘に突入して「え?え?どうするの?」ってな風になってしまいかねませんね」
RZ太郎「自分も戦闘シーンに入った後にたっぷり5分ぐらい熟読して、やっと理解できましたからな
まぁ、それでも”攻撃判定時、ゾロ目が出たらクリティカル”って概念を完全に忘れてプレイしてましたがw」
琴乃「・・・まぁ、メリットもデメリットもあるわけですし、それでもまた一興なんじゃないかと
ゲーム付属のキャラクターシートをコピーして、ステータスを書き写し、自分で管理
これをだるいと見るか、趣として面白いと見るかでこのゲームの評価がガラリと変わってくるんじゃないかと思います」
RZ太郎「PC上のゲームブックだからねぇ、勿論キャラクターシートを用意して鉛筆と消しゴム携えてプレイするのも
非常に趣があっていいと思うが、自分のPC周りはかなりゴチャゴチャしてるんでね(苦笑
自分はこうやってゲームウィンドウの隣でメモ帳開いて、色々と書き写してプレイしてたよ」
琴乃「他にもあるシーンであるアイテムを使う場合は”そのアイテムの書かれた番号を2倍した数のパラグラフに飛べ”
という直接パラグラフを入力して移動したり、とプレイヤー側のシステムの理解力とやる気が求められるゲームですね
本当〜にダラダラやってたらいつまでたってもクリアができませんw」
RZ太郎「そして、ゲームブックやT-RPGにつきものの”謎解き(リドル)”
これを解いていくのは楽しかったね。暗号をメモ書きして、それをぐるぐる回したり、裏返したりして
答えが出て進めた時は爽快。”ならでは”な楽しさがありますよ」
琴乃「プレイ時間はそんなに長くないですね。初プレイでだいたい10時間ぐらい?
見てないパラグラフ潰しとかアイテム探しとかやるとまだ時間はかかりそうですが
初プレイは普通にプレイしていたので1日で終わりましたね。うーん、もうちょっと長いと思ってたかな?」
RZ太郎「まぁ、そこはホラ。ゲームブックってのはKIAIで一日で終わらせるもんだろ」
琴乃「・・・そう、なの・・・かな?('A`)」
RZ太郎「プレイ中は割りとのめりこんで時間には気づかんかったけど、終わってしまえば、ああもう終わりなのかーって感じでしたな
終わった後は確かにちょっと物足りなさが残りましたけど、これはシステム上しょうがないかな」
RZ太郎「エチシーン回想は9種類ありますなー
カップリングは色々あるんですけれどもー、そのうちの2種類が野郎×野郎」
琴乃「ボーイズラヴキターーーー('A`)ーーーー!」
RZ太郎「ちなみにスフィアを”801”と打ち込むと、エロシーンではないもののクリスとその執事キヨタの
クリス「・・・・・・なんのつもりだ」
キヨタ「先ほど、お食事の準備中に切ってしまいまして、
血が出ました。クリストフェル様、傷口を啜ってくださいますか」
と、血が出た指をクリスの口に近づけ、顔も至近距離に近づける怪しげ空気満載なシーンに飛ぶ辺り
スタッフは空気読みすぎだと思います('A`)」
琴乃「ナイスお約束('A`)
一般のゲームのHシーンは男性の姿はあまり出しませんが
このゲームのHシーンのCGの構図はしっかり男側も表情や肉体を描き込んでいますねw
女の子側ももちろん表情の差分が多く、可愛いですね
これは女性原画家ならではですかね」
RZ太郎「デジタルなRPGが溢れるこの世の中で、プレイヤーに投げたアナログのシステム
プレイをしていると本当にゲームブックというものを忠実に表現できているところにある種の感動を覚えます
ダイスを振って成否を求められるんだけど、そのダイスの結果に従わずに成功した事にしていい
戦闘は問答無用に勝ったことにしてもいい
選択肢場面でタブブックマーク登録しておいて、結果を見て良さそうな選択肢を選んでいい
パラグラフを1〜830まで直接入力していくという、起承転結無視したシーンを読んでいってもいいw
本当〜に自由度が高いっていうか、好き勝手にできるシステムです
ゲームブックで考えられるお約束はほとんど再現されています
ゲームブックやT-RPGをやったことがある人ならある種の懐かしさと共に遊べる事ができると思います
基本的なシステムと物語は作っておいて、そこからの遊び方はプレイヤーに丸投げなこのゲームシステム、俺は気に入ったよ
第二弾とか出るなら是非またプレイしたいね」
琴乃「この物語も最後は残った登場人物が綺麗にカップリングが分かれましたからねぇ
もう少し、この連中の話も楽しみたいってのもありますね
まぁ、今回は言うなればT-RPGの一つのミッションって雰囲気もありますから、また出てくる可能性はありますね
舞台や世界観、キャラクター背景はもっと風呂敷を広げられそうですし」
RZ太郎「あと文章がやたらと命令口調なのと
やたらとデストラップが多いのもゲームブックだなぁとw」
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