ジュンケの森の遺跡



「ここ?」
 ザッパに呼び出されたアタシはいま、ジュンケの森のある場所にいる。なんでも、遺跡のようなものが見つかったから来てくれ、と言う風に連絡を貰ったから。
 遺跡と聞いてアタシはじっとしていられなくなった。一応、足を洗った状態とはいえ、長年続けてきたトレジャーハンターの癖はそうそう抜けるものではないみたい。
「うむ。私はその方面の知識はないのでなんともいえないが……」
 アタシの隣にいる森の種族、ウルフリングのザッパが言う。ついこの間に知り合った仲で、互いの利害が一致していることもあり、共にジュンケの森の治安維持のようなことをやっている。
「ふ〜ん…。とりあえず入ってみましょ」
 アタシはバッグからたいまつを取り出すと、横のザッパに言う。彼が頷いたのを確認すると、たいまつに灯をつけて先頭に立つ。
 入り口はかなり狭い。横に並んで歩くことはできそうにないので、しょうがなく遺跡に慣れているアタシが先頭になって潜っていく。
「どんなような場所だと思う?」
 後ろに立っているザッパがそんなことを言ってきた。まだ、わかるわけないじゃない。そう思ったアタシはそのまま言ってやる。
「そうか…」
 それ以降、この細い通路を歩ききるまでザッパはアタシに話し掛けることはなかった。もちろんアタシも話し掛けなかった。

 しばらくいくと開けた場所に出た。最初の細さが嘘のように大きい。ホテルのロビーのような感じだ。正面に5つくらいの扉。そして右側にひときわ大きな扉がある。
 状態はかなりひどく、そこここに瓦礫などが山積みとなっている。よくわからないけれど、何かの戦いに巻き込まれたのだろうか? それとも単に老朽化しただけ? ここだけじゃ何もわかるはずもないか…。
「…?」
 ここに入ってからなんとなく違和感を感じる。なんだろう? なにかおかしいな、ここは。アタシは考える。どこがおかしいのかを。
「どうかしたのか?」
 思案しているアタシにザッパが話し掛けてくる。けど、いまのアタシはザッパにかまっている余裕はない。目でそのことを伝えると、彼はわかったのか、頷いた。
 アタシは精神を集中させ、この遺跡の違和感を探る。なにかが欠けている感じがする。……そうか!! この遺跡、マナの流れがない。自然にこうなるハズはない。きっと、意図的にマナが遮断されているんだ。ここまで考えもうひとつアタシは思いつく。
「ねぇ、ザッパ。この辺りって魔鉱石がよく採れるの?」
「魔鉱石? …ああ、あの変な光を出す石のことかい? それならよく採れるらしいな。この辺りにもゴロゴロしてるじゃないか」
 ザッパのこの答えでアタシはこの遺跡が何のための遺跡なのか確信が持てた。
「どうした? 何かわかったのか?」
 アタシの表情で考えがわかったのだろう、ザッパがそう聞いてくる。別にもったいぶるつもりなど毛頭もないので、アタシは素直に言う。
「ええ、きっとここは魔導人形の製造工場ね」
「魔導人形?」
 結論から言った為に、旧時代に対して知識の深くないザッパはよくわからない、という顔をしてる。
「そうよ。旧時代に量産されていたと思われる魔力を原動力とする戦闘型ユニット。きっと、何かの拍子に製造中の魔導人形がマナを吸収して暴走するのを防ぐために、ここら一帯の魔鉱石を掘り出したのよ。それが、外に大量に転がってる魔鉱石の正体」
「……なるほどね。確かにつじつまは合うな。とすると、ここは特に調べる価値はなしか?」
「いえ。念のために調べておきましょう。魔導人形がいるかもしれないし。それにお宝もね」
 ウィンクをしザッパに言う。魔導人形が仲間に入ればかなり心強い。まだ起動していないものなら、インプリンティングが可能なはずだしね。そのためには、この遺跡内にマナを充填しないといけない。きっと、魔鉱石を運び出す以外にも結界か何かの手段を講じているはず。
 ザッパを後ろに従えて、とりあえずアタシは正面の五つの扉を調べることにした。恐らくどこかの部屋に魔導人形の格納庫があるはず。でも、この遺跡の状態だとちゃんとしたのがいるのかは不安。まっ、誰も思いもしなかったことが起きた時、人はそれを奇跡と呼ぶのだし、奇跡を待ちますか。
 そんなことを思いながらアタシは一つ目の扉を開け放つ。
 重い音と共に扉が開かれる。
「……」
 アタシとザッパは無言。部屋の中はひどい有り様で目も当てられないし、足の踏み場もないくらいだ。ここが元々なんの部屋であったかさえ識別不能だし。
「調べる必要…ないんじゃないのか?」
 アタシの後ろから部屋を見据えながら、ザッパがそう言ってくる。うん、今回に限りそれにアタシも同意よ。
 目でそのことを告げるとアタシたちは部屋をあとにする。

 その後もすべての部屋を調べてみたけど、どこも同じような惨状。調べられるところは調べてみたけど、魔導人形はおろか、お宝のひとつも見つけられない。はぁ〜、スカだったかなぁ。正直言うと落胆は隠すことができない。せっかく、魔導人形が見られると思ったのに…。
「あとは、奥のあの部屋だけだな」
 ザッパが奥を指差しながら言う。この分じゃ奥にも期待できそうもないなぁ〜。
「そんな顔をするな。見てみないとなんともいえないだろう」
 アタシの顔から考えを読み取ったのか、肩を叩きながらそう言ってきた。まっ、そうなんだけどね。
「よし! それじゃ、気を取り直していきますか」
 空元気ではあるけれど、いまできるだけの声をだしてアタシたちは奥へと進んだ。

「待て!」
 奥の通路に入って少し。後ろのザッパが鋭い声を出すとアタシを呼び止める。
「どうしたの? なにかあった?」
 少なくともアタシは魔物の気配を感じていない。でも、ウルフリング族は人間よりも何十倍と鋭い感覚を持っている。アタシに探知できない何かを見つけたのかも?
「そこの壁を調べてみてくれ」
 そういってザッパが右の壁を指し示す。見たところなんの変哲もない壁だけど。特に仕掛けがあるようにも見えないし。それでも、アタシは言われた通りに調べる。何かあったらめっけものだし。
 ロウソクに照らされた壁を軽く触ったりして調べてみる。特に罠やスイッチの類はないようだけど…。次にアタシは叩いてみた。
 コンコン
「?」
 土の壁にしては、音が軽い。不審に重い別の箇所の壁を叩く。
 ゴツゴツ
 こっちはびっしりと詰まったような音。これで分かった。壁の奥が空洞になってるんだ。
「なんで、こんなのわかったの?」
 さすがのアタシもこれには気がつかなかった。驚きと尊敬のまなざしでザッパを見る。
「いや、空気の流れがおかしかった。それに匂い。無機的なおかしい、いままでに嗅いだ事のない匂いが奥からする」
「そう…」
 う〜ん、アタシとは根本的に違うわね。異種族だから当然なんだけど。とりあえず、アタシとザッパは共同で壁を掘り始める。
 ガツガツガツッ!!
 ザッパの爪、そしてアタシの剣で壁はどんどん崩れていく。明らかに壁が脆い。誰かがここに何かを埋めたようだ。
 しばらく掘り進むと、一気に壁が崩れ落ちた。
「うわっ!」
 思わずのけぞる。ザッパの自分の腕を引っ込めている。
 アタシは恐る恐る崩れた壁を見る。さっきまで、頑丈そうに見えていた壁は見る影もなく、すっかりと崩れ落ちている。その中に明らかに不自然と思えるものを見つけた。
「何? これ?」
 もうちょっと近づいてみてみる。どうやら銀色の何かと肌色の何かのようだ。
「まさかっ!」
 アタシの中で諦めかけたものが膨れ上がり、すぐさまに掘り起こす。
 だんだんとソレが露になる。土にまみれながらも美しさを損なわない銀髪。多少くすんでしまっているが、人形のように可愛らしい顔。そして、身体まで掘り起こすことに成功した。
「……ザッパ、後ろ向いてて」
「えっ?」
 訳がわからないでいるザッパはアタシの後ろからソレを覗き込もうとする。
「見るなっ!!」
 ウルフリングもかくやのスピードでザッパの顔面に肘を打ち込む。
「!!」
 あまりに突然のことにザッパは対処できずにもろに鼻柱にアタシの肘を食らった。
「何をする!!」
 怒りの感情を真正面からアタシにぶつけるが、アタシの膝にあるソレを見ると、一言謝って素直に後ろを向いた。
「まったく…」
 呆れた顔でアタシは呟く。まぁ、肘を思いっきり食らわせたアタシも悪い気もするけどサ。
 そうして、アタシは改めてソレを見る。女の子の魔導人形。コレに対し、年齢を言うのも変だけど、人間に合わせれば16.8歳といったところだろうか。美しい銀髪は腰まであろうかという長さだ。
「おっと、いけない」
 アタシは外套を脱ぐと、魔導人形にかけてあげる。そう、服を着ていなかったのだ。一糸纏わぬ姿で彼女はここに埋められていた。
「風邪とかはひくはずないんだろうけど…ね。やっぱ女の子だし」
 ぶつぶつと言いながらアタシは黙々と作業する。ザッパはアタシの後ろでおとなしくしていた。
「……さて、こんなもんかな?」
「終わったのか?」
「ええ、見ても大丈夫よん」
 彼女を膝に乗せたまま、アタシはくるりと方向転換。
「魔導人形…なのか?」
 まじまじとザッパが彼女の顔を覗き込む。ひとつからかってやろうかとも思ったけど、それすると話が長くなりそうだからやらないことにする。アタシはやってもいいんだけど、どっかの声が言うのよ、やるなって。
「ええ。ざっと調べたけど、完成品ね。アタシも魔導人形に関しては詳しくはないからなんともいえないけど…」
「ということは、マナを注入すれば動くのか?」
「うん。言っとくけど、アタシはできないわよ。どうやってやればいいのか検討もつかないし。この遺跡を開放しないとダメね。外のマナじゃ足りないでしょう。魔鉱石は散り散りになっているから、まとまったマナを集めることもできないし」
「そうか…。それで開放というのは?」
「どっか…多分この奥だと思うけど、結界が張ってあると思うの。それを破壊すれば、この遺跡に大量のマナが一気に流れ込むはずよ。バックドラフトの要領でね。その一瞬のマナをこの子が自発的に吸ってくれれば動いてくれるはず」
「吸わなければ?」
「その時はその時よ。アタシが責任を持って動かす方法を見つけるわ」
 にっこりと笑い、彼女を優しく地面に横たえ、ザッパに言う。そして、アタシたちはさらに奥へと進んでいった。

「終着駅ね」
 正面に大きな扉。アタシの勘ではここが結界の間のはず。とすれば、お決まりのガーディアンか。
「開けるわよ」
 アタシの問いにザッパは頷いて答える。
 ガガガガガガガッッッ!!
 凄まじい轟音が遺跡に響き渡り、ゆっくりと開いていく。
 開ききった瞬間にアタシとザッパは左右に展開するような形で部屋の中に突入する。
 部屋の中央に巨大な青い球体。きっとあれが結界だ。すぐに破壊したいところだけど、そうも簡単に行かないみたい。
 結界の両脇に二体の首無し騎士がいる。旧時代に造られたらしいアンデット。デュラハンだ。
 二体の亡者はアタシたちを侵入者と認識すると、ゆっくりと動き出す。
「ザッパ! あなたは左をお願い。アタシは右。そして注意して! こいつらは二体同時に倒さないと復活するわ!」
「了解した!」
 短くそれだけ言うと、ザッパは目にも止まらぬ速度で――正に床を滑るという表現がぴったりだ――デュラハンとの間合いを縮め、戦闘に突入した。
(アタシも負けてられないな)
 アタシも一足飛びでデュラハンに近づき第一刀を食らわす。
 ガキキィィィン!!
 凄まじい金属音の大音響が部屋中に響き渡る。アタシの一刀をデュラハンが受け止めていた。そして、すぐに剣を返そうとしてくる。
「おっとっ!」
 それを察したアタシはすぐに間を外し、再び間を詰め突進からの一撃。そして、また離れ一撃というヒットアンドアウェイで攻め立てる。
 一撃必殺ではないけれど、確実に相手の体力を削いでいく戦法。こっちはかなりの体力を使うけどね。最も、アタシの場合はこれで仕留めようとは思っていない。相手の力量をはかるためだ。
(剣技はなかなかのものね。基本がしっかりとしてる。魔法も絡めて戦ったほうが有効かな? でも、ここにはマナがない。しょうがない、高価な道具だけど使うか)
 アタシはサイドポケットから、緑色の球体を取り出すと、それを握り締めた。瞬間、アタシの身体が緑に輝き、風のマナが身体に充満するのを感じる。
(よし!!)
 準備を整えると、一撃を見舞い、再び離れる。そして、今度は特攻せずに精神を集中し、風の魔法を見舞う。
 風は吹き荒れ、狂風となり、デュラハンに襲い掛かる。亡者は盾を正面に持ってくると、真正面からそれを受けた。
 ズドドォォォン!!
 砂埃があたり一面を覆う。どうやら盾で防がれたみたい。アタシは相手の様子を窺う。視界がはっきりしていないのに、突入するのは危険だし。
 しかし、相手は砂埃から出てくる気配がない。
「セレス! 後ろに飛べ!!」
 と、突然ザッパの声が飛んでくる。アタシは反射的に後ろに大きく退く。その瞬間!!
 ズガァン!!
 デュラハンのブロードソードの一撃がアタシの立っていた場所に振り下ろされていた。
(なぜ!? 気配がまったくしなかった。……そうか、亡者…死体だものね)
 相手の呼吸や感情で気配を探るアタシにわかるはずがない。逆にザッパは匂いなどで気配を察知する。腐敗臭でわかるのだろう。
「サンキュー! ザッパ!!」
 心の底から感謝の意をザッパに贈った。
「さて、そうと分かったら容赦はしないわ。一撃でケリをつけてあげる」
 今度は赤い球体を取り出し、それを握り締める。
 剣を構え、身体に充満している火のマナを剣に集める。炎は乾燥しているアンデットの弱点。ほどなくして、剣が赤く変色し、そして燃えさかる炎を身にまとった。
「ザッパ! こっちはもうすぐケリをつける!! 1.2.3でそっちもトドメに入って!!」
 少し離れたところで戦っているだろうザッパに大声で叫ぶ。聞こえているからはわからないが、やるしかない。
「1!!」
 剣の切っ先をデュラハンに向ける。
「2!!!」
 デュラハンに向かい走る。そして……、
「3!!!!」
 デュラハンの上段からの一撃をサイドステップで避けると、心臓に向け、剣を突き立てる。
「猛れ! マナの炎!!」
 アタシが叫ぶと、剣がそれに呼応したかのように、炎を開放する。
 その凄まじいまでの業火はデュラハンの亡者の肉体をすべて焼き尽くした。
 しばらく消し炭となったデュラハンを観察する。ザッパのほうがトドメを刺していなければ、復活してくるからだ。
 しかし、いくら待っても復活する気配はない。どうやら、アタシの声が聞こえてザッパもトドメを刺すことに成功したらしい。
(ふ〜、一件落着)
 アタシは身体の力を抜く。すると、背後にザッパの気配を感じた。
「倒したようだな」
 足元に転がっている、デュラハンだったモノを見てザッパが言う。
「ええ。……悪いけど、ザッパ。あの娘を連れてきて」
「分かった…」

 ほどなくして、ザッパが彼女を抱えてやってきた。相変わらず死んだように眠っている。ザッパは彼女をアタシのすぐ側に優しく横たえる。
「さて…それじゃ、結界を破るわ」
 アタシの言葉にザッパが息を飲むのが分かる。魔法の知識に乏しくても、結界を破ることがいかに困難か知っているみたいね。
「…どうやるんだ?」
 神妙な面持ちで聞いてきた。
「そんなに難しいことではないわ。アタシの全魔力を剣に込めて砕くだけ」
「……」
 無言で何も言わない。う〜ん、突っ込みがないと悲しいなぁ。アクアならなにか反応があるんだろうけど…。
「大丈夫よ。いままでもいくつもの結界を砕いてきたんだから。さっ、ちゃんと彼女を守っててね」
 ザッパは頷くと彼女の前に立ち、庇うようにしている。
 アタシはそれを見届けると、精神を集中させる。
「ハアアァァァァッッ!!」
 気合いと共に剣を最上段に構える。
 パシッ! パシッッ!! パシッッッ!!!
 周囲の小石や、砂が舞い、弾ける。アタシに反応しているみたい。結界を破るための力を蓄えようとすると、いつも起こる現象。
 やがて、剣が薄く輝く。それは青白い光を放ち、周囲を昼間のように照らし出す。
「ハァァァ!!」
 さらに気を高め、マナを最大限まで引き上げる。アタシの限界ギリギリまで。
 身体が軋む。血管が膨れ上がり、いたるところで出血する。これもいつものこと。
「ハッ!! 砕けろ!!!」
 気合いと共に、最大限のマナを込めた剣の一撃!!
 スドドドォォォーン!!!!!!
 剣が纏っていた青白い光が待ってましたとばかりに暴れ出す。ザッパはもう目を開けていられない。部屋中を支配する、光、光、光。
 起きた爆風により、砂埃が舞い、そして小石が飛び回る。
 そんな地獄のような状況が数分ばかり続くと、次第にそれは収まりを見せてくる。
「ふぅぅ…。仕事完了っと」
 剣を鞘に収めると、アタシはザッパの方を振り向く。
「…凄い……」
 アタシを見て、そして結界のなれの果てを見てザッパが呟く。
 結界の元であった、巨大な青い球体は跡形もなく、粉々に砕け散っていた。
「…彼女の様子はどう?」
 アタシはザッパの後ろに横になっている彼女を見る。……まだ、変化はない。
 アタシとザッパは無言で彼女が動き出すのを待つ。
 ……………
 そして、待つこと数十分。
「…うっ……」
 彼女が小さくうめく。
「やった! 成功よ」
 パンッ! とザッパの両の手のひらを叩く。
「ん…あなたは?」
 彼女はアタシを見て言った。
「アタシの名前はセレス。こっちの狼さんがザッパよ」
 彼女がアタシとザッパの顔を見る。そして、
「あなた方が私を起こしてくださったのですね」
 髪の色と同じ大きい銀色の瞳をくりくりと動かし、問う。
「ええ、そうよ」
「…そうですか。あなたが私のマスターですね」
 そう言ってアタシを見る。アタシは自分を指差す。そして、彼女は頷いた。
「ははっ、あなたがマスターに選ばれたようだな」
 少し残念そうなザッパの顔。う〜ん、参ったな。仲間になればいいな、とは思ったけど、ご主人様にされるとは思いもしなかったわ。
「まっ、いっか。ところで、あなたのお名前は?」
「私はST185型魔導人形・セリカです」



後書き

 どうも、筆者のぱんどらです。 今回からこれはセレス主役の話で、連載という形で続けていくことにしました。
 全何話か構成はあまり決めていないけど、ラストは考えてあるので、終わる時に終わります。
 再び新キャラ登場。今回は今までにない「人形」というキャラです。前々から出したかったんですが、機会が掴めず今回に登場しました。新キャラはもうひとり予定してます。そのキャラも今回のセリカもこの話だけでは終わらせたくないと思ってます。当然、ザッパも。
 一人称にもだいぶ慣れたように思えます。前回より今回のが割とラクでしたし。
 ただ、戦闘描写。あくまでセレス視点なので、ザッパの戦闘シーンが描けないのが残念。共闘という形にしないとダメですね。
 セリカの名前と形式の元ネタはわかる人だけ分かってください。この名前になるまでえらい悩みました。
 最初はシルビアで形式がS13とか。バージョンアップして14or15ってのもありました。
 逆に形式はカッコいいけど、キャラの名前にしにくかった、アンフィニでFD3S。サバンナでFC3Sってのもあった。
 さらにはスープラでJZA70、もしくはJZA80というのも……。ここまで書いてしまうと元ネタバレバレ………。
 では、次の後書きで。



2002年 1/6 ぱんどら

森の異変 セリカ・ST185
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