職業物語
う〜ん、ぽかぽかして暖かいね〜。
そうだね〜。
うん、ちょっとだけ、ちょっとだけね〜。
おやすみ〜。
ぽかぽかしてるよね〜。
ほんとだね〜。
暖かくて…良い…気…持ち……。
ふぁぁ〜。
なに?いいよ、ぼくもうちょっと寝てるね〜。
おやすみ〜。
う〜ん、なに?
ぼくにおきろって?
いいじゃん、こんな天気良いんだしみんな強いし〜。
…ああ〜もう、うるさいな〜。
――いいかげん戦えこの野郎!
…なんだよ〜、大丈夫だよ〜。
――俺は大丈夫じゃないんだよ!
…じゃ、あと五分だけ〜。
五分だけ〜。
……
………
・…………
ん〜、あ痛〜!な〜に〜するんだよ〜。
やめろよ〜、目が覚めちゃうじゃないか…
…やめろ…やめ……や…。
「やめろっつってんだろ!」
ぶつぶつと寝言を呟きながら眠っていたアイツが、突然の叫び声をあげながら跳ね起きる。
その足をくわえて振りまわすハリバリィドッグ。
――やばい、目を覚ましやがった!――
あえて起こすまいと、離れて戦っていたが、どうやらその努力も無駄だったらしい。
そして、俺は経験から次の奴の行動を悟った。
「印章よ、我を雷鳴の災厄より守れ!――ってか守ってくれー!」
プロテクションサンダー。
そして、素早く物陰へ。
「う〜あ〜!サンダーテンペスト〜!吹き荒れろ〜!」
轟音、轟音、轟音。
衝撃、烈風、爆発、悲鳴。
それらが収まった時、そっと俺は顔を上げた。
「――うげ、ひでぇ。」
『銀嶺岩窟墓地』
ゾンビがたくさん這い出てき、ちょうど腕だめしにいいのでそれを目当てに冒険者がたくさん集まってくる有名な土地。
……なのだが。
「墓が…墓が……」
一つも無いんですけど。
サッパリと開けた土地。草木は無く、めくれあがった大地に穿たれた大穴。
かつて死者の最後の安らぎとなっていた場所は、今はその姿を全くとどめていない。
そして……
「う〜ん、むにゃむにゃ、もう食べれないよぅ」
ある意味お約束な寝言をあげた事件の張本人は、クレーターのど真ん中にて、すやすやと眠っていた。
――ドリームマスター
あとがき↓
はいはい、職業物語(仮)ですね。久しぶりですね。
てきとーに、作りました。以上!
…みじかっ!