ひげ新聞
4/4 悪化する市場マナーに、管理者も警告?
恐らく市場をご多用されている方の中にはお気づきの方もおられるであろうが、このたび市場での注意書きが変更されることとなった。
変更といっても、それほど大して文に手が加えられたわけではないのだが。
「ここはフリーマーケットです
不要なものをオークションに出すことができます
最低価格を決めることはできませんので 1rea
でも落札されます
自己入札もできませんのご注意ください
また市場は運送屋ではありません」
文末の、「また市場は運送屋ではありません」がこのたび追加された文である。
たったこれだけの変更だが、ある意味では重要だと捕えるべきなのかもしれない。
そもそもこの警告文が追加される背景には、市場トラブルの筆頭であるアイテム受け渡しが増加の一途をたどっているからであろう。
特定の離れた人物に渡すため、 市場へ出品→相手が落札 という作業を行う事が「市場でのアイテム受け渡し」と呼ばれるものである。
この、市場に出品中の品(=渡したいアイテム)だが、当然渡したい人以外の人物が入札、落札してしまうこともある。
その場合、横取りされるような結果となった出品者が共通などで落札者に文句をつけ、トラブルが発生する事となるのである。
だがしかし、一般的にはこの場合は出品者が悪いとされる。
おおむね、出品者側の主張は
「名指しで、あるいは受け渡しと断っているのだから、それを分かった上で入札しないで欲しい。」
であり、落札者側の主張は
「市場は公共のものであり、そのような場所で不特定多数の方が入手できる状態で受け渡しをするのが間違っている。」
だ。
そもそも、市場は原則的にフリーマーケットであり、いらない物をお金に替えるために出品するのである。そのような場所で受け渡しをするのが間違っているという主張は、正直正論であろう。
今では、伽羅氏のようにアイテム運搬を代行する、といったサービスを行われる方もおられるわけで、この問題はそうとう根が深い問題なのである。
そこに今回の注意文である。恐らくは落札者がアイテムを返品しない事で問題がこじれ、MDQ管理者側へ抗議などが届いたのではないだろうか?故に今回のサーバーメンテナンスに先立っての注意文変更ではと、記者は推測する。
何かとトラブルの多い市場ではあるが、読者皆様には今後の利用に注意を促すと同時に、マナーを守って楽しく遊んで欲しいと記者は懇請する。
4/4 テイマー人気爆発!
読者皆様はもう経験されたであろうか?
今回も1万人イベント関連のレポートである。
件(くだん)のリカステで行われている1万人イベントだが、影響が遠い翠都ルルフォムリアにも及んでいるのだそうだ。
現在、ルルフォムリアの調教師ギルドでは、1万人イベントで飼えなくなったペットを抱えた冒険者が続々と詰め掛けている。
噂では順番待ちの冒険者が行列状態だとか。
この突然のテイマーブームに、ルルフォムリア調教師ギルドの関係者は連日休みもろくに取れぬような忙しさだ。
ギルドでは緊急に、民間テイマー、一部のルルフォムリア長期滞在中の冒険者なども臨時講師として向かいいれているという。
こうなってくると、テイマーがグローエスタイムズ誌のクラスランキング登場が期待される。
ひょっとしたらば、テイマーがトップに踊り出る事もあるのではないだろうか?
しかし、この意見にクラスランキング研究家は語る。
「たしかに、一万人イベントの関係でテイマーが増える事はあるでしょう。しかし、それがソードスミスを抜かせるかと問われると、『無理ではないか…』と応えざるを得ませんね。
現在のソードスミス人気は、自由にアイテムが作り出せる所にあり、これに中毒的な―いや、失礼―ともかく熱心にのめり込む魅力があることは明らかです。
冒険などの為に他のクラスへ変わる人もおられるでしょうが、それよりも新しく始める、あるいはもう一度始める人の方が多いと思われます。これは現在のランキングがはっきりと物語っているのではないでしょうか?
イベント参加者の中には、1万人イベントがやってみたかったというだけの人も多数おられるかと思います。これは今のペット市場を見てみればご理解頂けますでしょう。あの放り出されたペットたち…。
…ともかく、テイマーになってイベント経験後のペットを育てる人もおられるでしょうが、面倒くさくなってペットを放り出す、あるいはテイマー経験済みの知人に譲る、といった方もおられます。このような現状ではランキングの交代は厳しいのではないでしょうか?もっとも、ペット愛好家が多数おられるのでしたら交代もありえるでしょうが。
何より、テイマーは最大5レベルの下位クラスですからねぇ…。」
なるほど、真に理にかなった意見ではある。
イベント経験後のペットが、「レベル10になると上位種に変化する!」等といった事がない限り―もっとも、その頃にはこのイベントは行われていないが―冒険者達にもてはやされる事もないわけで。
どうやら、テイマーがランキングトップに踊り出る事は難しそうである。
テイマーファンの方には多少残念なニュースであった。
4/9 1万人イベント終了!
さて、長らく人気の博した1万人記念イベントだが、ついにこの度終了との事となった。
リカステではイベント関連の出店なども撤去され、かのイベントの名残も見つけるのが困難となるようになってきている。
なお、かのイベントは終了1週間を切った頃には下火となっており、当時から徐々に人が外へ流れていた。そのおかげか、イベント終了時にもさしたる問題は起きなかったとの事。
これでリカステはやや静けさが戻る事となるが、地元では「なぁに、どうせ一時的なのは分かっていた事じゃて、それほどがっかりはしとらんよ。うちはもともと刻印さんと群竜回廊で成り立つ町。 次は、新移動先追加でも誘致して見せますわ!」と、これからも団結して町を盛り上げて行くと意欲たっぷりに語ってくれた。
1万人イベントの結果だが、忍犬などの一部高価ペットを除き、ペットの値下がりは緩やかに低下、安定化するだろうとの見こみ。
このイベントで急激に膨れ上がったペット熱だが、もうすでに市場では以前とそう変わらない価格になりつつある。
なお、人気の高い忍犬などはイベント後の値下がり時を狙う方も多く、供給量も低いためそれほど値下がりしないのではと予想されている。
また翠都ルルフォムリアでのテイマーブームは、副都オルノルンでの墓場人気に移行すると見られている。
4/20 新学説で地下迷宮探索が促進!?
マルガ・ウザーフ地下迷宮に関し、面白い学説がある冒険者によって発表された。
彼の学説を利用する事で、迷宮内で使用する「アズマールの第三眼」を半永久的に使用する方法見つかったというのである。
その方法とは――
1・アズマールの第三眼を選択、使用。
2・アズマールの第三眼をプロフ売り。
3・そのまま更新を迎える。
である。
この方法を用いる事で、以前までは一度使いきりで、保存の効かなかったアズマールの第三眼を安定化、連続使用が可能との話である。
この学説は、アイテム研究家の間では広く指示されているようだ。
「この学説は、プロフ売りの特性を高等化、最適利用したものと言えます。
プロフ売りには、売り出されている状態のアイテムが『所持していない』状態にあると、認識される効果があることがこれまでに発見、発表されています。
アズマールの第三眼は使用すると、次の更新時に使用者の位置を調べ、知らせる効果があります。この時に、アイテムも消費されます。
つまり、アズマールの第三眼を使用することでフラグ(イベントの条件)が立ち、次更新時にイベントが発生するわけです。
この時のポイントは、アズマールの第三眼を持っていなくても(フラグが発生しているので)イベントが起きると言う事でしょう。」
つまりは、使用→プロフ売り を繰り返す事で、半永久的に利用ができるとのようである。
この発見により、マルガ・ウザーフ地下迷宮の探索がより行いやすくなる事が予測されている。また、単純に探索がはかどるだけではなく、宝箱の回収率も上昇し、将来的には迷宮の貴重なアイテムが市場に並ぶ日も近いとのこと。
「金はあれども潜る暇無し」な冒険者にはありがたいニュースだ。
5/1 恐怖のキャラリセット事件発生!
共通を拝見された読者皆様はもう何の事件か察しがつかれている事と思う。
あの強制キャラリセット事件に関する報告を、記者なりに収集・整理ものをレポートとしてお伝えする。
事件が起こった時におられなかったり――かく言う記者自身もその一人である――、また共通を見てもどのような事か分からなかった方のためにも、まずは事件の発端と概要をお伝えしよう――。
その事件は、通称「2ch」(2チャンネル)と呼ばれる場所で起きた。
2ch内のMDQ等に関する書きこみに利用する掲示板にて、とある書きこみとURLの公開が行われた。
その書き込みには、「ペットが手に入る!」や「○○氏をキャラリセット!」などといった意味の文章が書かれ、その下にはその内容を行えるとおぼしきURLアドレスが付記されていた。
この付記されているアドレスのリンク先に移動すると、自動的にキャラクターがリセットされ、「○○」あるいは「ななし」というキャラクターとして再登録されるというものである。
当然ながら書きこみのURLはリンクもはってあり、宣伝文に興味がわいた方だけではなく、ただ何気なくクリックしてしまった方までもこのキャラリセットの被害にあったとの事。
そして、この事件は共通掲示板に場を変えて騒がれることとなる。
事態に対し憤慨する者、冷静な意見を述べる者。事態がつかめぬ者の質問や、トラブルの対処法などで、共通掲示板のログは瞬く間に流れた。
そして管理者側にもこの情報が届いたのか。共通掲示板がこの話題で大揉めになっている裏では、早急に事態改善のためにシステム改変が行われたもようで、一部コマンドが使用できない、などの苦情も相次いだ。
やがて、共通掲示板では、問題の書きこみとその書きこみ者への非難、他のプレイヤーへの警鐘などで一時期埋め尽くされていたのだが、話題は2ch非難へと移る事となる。
興味深いのは、この事件で世のネットゲームプレイヤーの多くが根強い2ch否定、あるいは嫌いの意志を持つ事が明らかとなっただろうか。
問題に関しての討論が交わされる中、2chに対しての批判あるいは存在否定の意見も相次いだのだ。
大方のプレイヤーは2chに良い印象を持っておらず、端々の書きこみからもその様子は用意にうかがうことができた。
もっとも悪い中にも良い点はあると主張される方も、少数ではあるがおられ、議論にこそ発展しなかったものの、ただ頑迷に2ch否定の方とは意見が歩み寄る事は無かった。
何にせよ、常に迷惑を被る(こうむる)のは一般プレイヤー、という事だろうか。
さて、件の事件に対し、どのように対処したら良いのかとお悩みの方もおられるだろう。
そこで、いくつかアドバイス程度に。
まず簡単なのはそういった書きこみではられている、URLなりリンクなりを使用しない事だろう。
このリンクは、掲示板の性質によって「こちら」などと表記されている可能性もあるが、まずはそのような書きこみが行われている可能性のあるホームページの閲覧を控える事、そして、リンクなどをむやみにクリックしない事だ。
参考程度だが――。下記のようなURLアドレスのものには、特に注意を払う必要がある。
「http://mdq.enix.co.jp/cgi-bin/mdq/game.cgi?cmd=922&name=ARK&sex=1」
この場合、cmd=●&name=●&sex=●は順不同の場合があり、「●」と書かれている部分には何らかの数字、あるいは文字が入る事となる。
次に挙げられるのは、ログインしたまま他のホームページを閲覧しない事だろう。
今回の事件でも、被害にあった方の多くはMDQにログインしたままの状態であったことが確認されている。
この方法で絶対に回避できるとは言い切れないが、多少の予防策になるのではないだろうか。
今回の事件の余波は、思わぬところにも飛び火している。
MDQの仕様変更のため、既存の「コントローラー」と呼ばれるシステム――攻略系サイトでよく見かける――が一部使えなくなったりしているようだ。
コントローラー愛用者としてはサイト管理者に早く修繕してもらいたいところだろうが、実際にはいつ再び仕様変更が入るのか分からないので修繕も様子見をしているところだろう。
早い所ではもう修繕改良されているものもあるが、当面はプレイヤーが自粛するのが今回の事件の反省点を生かしていると思える。
さて、今回の事件、元はと言えばURLを入れるだけでキャラリセットできるシステムに問題があったのではないだろうか。
通常にキャラリセットを行う分にはきちんと警告が出るのだが、今回事件に使われたURLは恐らく管理者用のURLではないかと思われる。
何かと問題の噴出するMDQ、管理者サイドで未然に防げるトラブルはきちんと処理していただきたいものである。
なお、最後に一つお伝えしたいのだが、「○○氏」になってる人は「○○氏」のキャラを消そうとした人、「ななし」になっている人は防いでペットを入手しようとした方も(中には)おられる、ということである。
たとえ冗談のつもりであるにせよ、何にせよ、軽々しく行って良い事と悪い事は最低限考えた上で行動したいもの。
お互いの楽しいネットゲームライフのためにも、皆が互いの事を気遣いあいたいものだ。
今回の事件、プレイヤーにも管理者にも苦い経験と教訓となった。
やはり悪質なプレイヤーが存在する以上、ある程度の自衛手段はきちんと持っておいたほうが良さそうである。
さて、最後に記者が個人的に気になった書きこみなのだが。
「被害者に同情する人は少ないんですね」
との書き込み。
事の善悪にこそ目が行きがちだが、他人のことを心配し、痛みを共感できるプレイヤーレベルもゲームのキャラクターと同じように育てていきたいものである――。
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