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出張版 ひげ新聞 ―― 2003/11/3 H・G書房 発行 第3号版 ・ |
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| 海都で商店営業を営まれてる方へ、皆が待ち望んだ朗報である。 数日前に海都の商店で発生した、肉大量買占め事件、通称『肉が消える日』事件、その真相がついに明らかとされた。 事件のあらましはこうだ。 事件が発生したのは先週月曜日。毎週水曜の大海神祭の日に行われるリヴァッツィオ広場でのバザー。その参加を目的に都を訪れたT氏が商店を覗いた所、いつもならある亜獣の肉が一つも無かったのである。 怪訝に思った氏は他の店舗をまわったのだが、その全てで亜獣の肉が品切れになっている事が判明した。 事件はこの日にとどまらず、次の日も、さらには大海神祭当日にも商店に一個も亜獣の肉が並ばないと言う事件が発生した。 海都と言えば肉取引でも有名で、毎週大量の肉が大海神祭の日にこの街へ集まり、そして五王朝中へ広がって行くのだが、この事件で肉の仕入れが著しく落ち込み、市場価格が高騰すると言う影響が。 この事態に、調査を希望する声が多くあがり、事態を重く見た海都の商人ギルドが調査した所、どの商店でも同一人物と思われる人物が亜獣の肉のみを大量に買っていた事が判明。 商人ギルドでは有志の冒険者数名と共にこの人物を追い、そして彼から直接理由を聞く事に成功した。 商人ギルドが公表した情報によると、彼は海都での肉取引を行っていた冒険者で、コツコツと肉取引で冒険資金を貯めたのだが、急に冒険への意欲を無くしてしまい、そんな時に今回の事件を思いついたのだと言う。 彼が言うには「いつも売ってきた肉だが、1度も食べた事が無かったのに気付き、その時使うアテの無くなった金で肉を大量に買い占めてみようと思った。ほんの悪戯程度の気分でやった」とのこと。 当初考えられていた、「肉を大量に買い占めて、亜獣の肉の市場価格を操作する」との目的ではなかったことに、関係者は安堵しているようだ。 商人ギルドでは今回の件に関し、以下のような見解を発表している。 「商人ギルドでは、今回の事件が法律に反する行為ではないという事を重視し、また、本人が強く反省していることも含め、また、(今回のような事件は)極めて特殊な件で頻繁に行われるような類ではないと判断し、政府機関への立件、規制の働きかけ等は行わない方針である」 今回事件を起こした元冒険者の彼だが、今後は残った資金で店を開業し、料理人として第2の人生を歩むつもりとか。 ちなみに買占められた肉は全て同氏が食したとのことで、彼はこの件で12kgも太った、らしい。 ・ |
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