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出張版 ひげ新聞 ―― 2003/12/21 H・G書房 発行 第8号版 ・ |
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| 是非とも聞いてもらいたいニュースである。 読者諸氏は、リカステとエーデンバーグを結ぶ街道間で、何やら相談するビッグフットの二人組を見た事は無いだろうか? 恐らく覚えのある方も多数おられることだろう。その彼等が、何故私たちに向かって襲いかかってくるのか、ついにその理由が判明したのでここにお届けしたい。 彼ら、ビッグフットと言えば寒い地方にのみ生息する大型のディヒュームで、大柄な体格に反し性格は温厚、どちらかと言えば本来は臆病な種族なのだ。 しかし、リカステ周辺の地域で、何やら相談したかと思うと突如吼え声を上げて迫ってくる彼等を見かけたという経験談、目撃談は多い。 当初、調査を開始した当ひげ新聞でも何らかの理由――大概は現出――で狂暴化したビッグフットなのではないかと推測し、調査活動を行っていたのだが、その実、想像も出来ないような現実が起きていたのである。 今回、我々は調査団に委託同行して頂いたミュラ氏の協力もあり、このビッグフットの二人組に接触を取る事ができ、コミュニケーションに成功した。 ミュラ氏は、以前より寒冷地に住むディヒューム研究の第一人者で昂壁の翼講師をされている、この分野では大変名の通った人物で、今回はビッグフットとの会話通訳は氏がいたおかげである。 さて、気になる彼らの相談内容、ならびに襲ってくる理由なのだが。 なんと、あのビッグフットの二人組はご夫婦で、彼らは娘のアザリーちゃんを探していたのである。 夫妻の話によると、アザリーちゃんは去年7月頃、ペットのアルビノペンギン2匹を連れて散歩に出たまま、そのまま帰ってこなかったそうである。 その後、ご両親の必死の捜索の結果、愛娘のアザリーちゃんはなんと、冒険者に連れさらわれてしまった事が判明。 そこで彼らはリカステとエーデンバーグの街道などで冒険者らしき姿を見ると、アザリーちゃんの行方を尋ねて周っているそうである。 しかし彼らのその外見や言葉――私達には吼え声のように認識される――に不慣れな冒険者は威嚇されていると勘違いする事も多く、そのまま話も出来ず、なし崩しに争いになることも多いのだとか。 今回の事件の背景には深刻な冒険者による問題が関わっている。 実は、リトルスノウはそのスキルや外見から愛好家が多く、実際問題として、冒険者が街道間を行き来し、リトルスノウを見付けるとそのまま捕えて連れ去ってしまう事件が頻発しているのだ。 これには人気と共に希少価値が高く、高値で取引されている事が原因にある。 厳格に法規制されている訳でもない為、今でもリトルスノウは一般的に市場で見かける。 そのため、一攫千金を狙う冒険者が専門化してリトルスノウを狩っているとの話も聞く。 今回の件のビッグフット夫妻の娘のアザリーちゃんもこのような冒険者に連れ去られた事が想像される。 また、同じような被害にあっているビッグフットも多いようで、今後この問題が冒険者によるディオーズの乱獲に絡んで問題視される事が予想される。 皆さんも、ビッグフットに出会った時はひとまず武器を収め、話し合ってみるのも良いかもしれない。 なお、アザリーちゃんについて、何か情報を御持ちの方は、ひげ新聞編集部まで是非ともご一報頂きたい。 ・ |
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| 雪原画廊集巻の弐 『リカステに或る風景』 現出地帯の風景画を繊細なタッチで描くロウェーン氏が、第2作目となる新たな画集を発表!今回は冬の情景を中心に描き上げており、繊細でありながら力強いタッチが活き活きと今回も踊っている。 販売取り扱いはシラン古書通り「幽山亭」にて、限定50冊!・ |
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