古の昔より神々の中の邪なる大神として、
古より忌み畏怖され、異形の者たちの畏敬のみを受け、 那由他の神々と天上の覇権を争い続ける八百万の角を持つ邪神を「クリュード」と云った。
 その大神は今から千の歳月の前、人の世界に降立ち、この地を鮮血の海と変えた。
 神と魔と人の争いはかろうじて人の世界を護るに至ったが、その邪神は一つの言葉を残した。

「千の夜が明ける刻、我は再び汝等の世を覆い尽くす闇とならん」

 その言葉を覚えている者は今は無く、人々は些かの争いを経てもなお、 人の世の些細な覇権を求め、幾多の争いを繰り返していた。

 ケルドラ歴999年
 この大陸で最も大きな国家であるケルドラの街の一角に一人の男が訪れた。
 その名は「エレコーゼ・ザンバーグ」
 後に三界の戦である「神々に黄昏を告げた大戦」に終止符を穿つこととなるその男は、 まだ「クリュード」の名が吟遊詩人達の英雄譚に出てくるだけのものだと思っていた…。

物語紹介
「クリュード英雄伝」とは、今から遥か昔か遠く未来のことか、それすらも解らない世界での冒険を描く物語です。
 世界はいくつかの国に分かれ、深き森の中には人外の魔物が住み、耳を澄ませば妖精達の囁きが聞こえ、或る者は魔法の道を求め、また或る者は一振りの剣に自らの生き様を掛けることによってのみ自分の存在を世に知らしめようとする…そんな世界での出来事です。
 世界は人のみの支配ではなく、また亜人と呼ばれる「エルフ」やその他の古代人種が住み、人もその寿命が300の春を越えることができ、そして時に人々は魔物や山海に住まう魍魎と戦わなければならない、そんな時代・世界での冒険が語られて行きます。
 まだ人が世界の頂点に立つなどの愚かな考えを持たず、森羅万象とともに生き、神々の息吹が色濃く受け継がれている世界、それが「クリュード」の世界です。

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(C) Jin Mazaki / YUTA / TITAN PROJECT 1999