
| 7 どうして どうして どうして? | |
|
ぶらちゃんとうーちゃんはえんそくのひから、ほんとうになかよしになりました。それでも、うーちゃんはぶらちゃんにかみのけをさわらせないし、また、ぶらちゃんもさわろうとしませんでした。 そんなあるひのことです。ようちえんのおひるねじかんがおわってぶらちゃんがめをあけると、うーちゃんのながーいかみのけがぶらちゃんのかおにひょこんとのっかっていました。あんなにさわらせてくれなかったかみのけが、ぶらちゃんのかおのうえにむぞうさにのっているのです。ぶらちゃんは、おもわずにおいをかぎました。いちごしゃんぷーのにおいがするので、ゆめじゃないようです。 どうして? (よくねているからきがつかないのかな)ぶらちゃんはうーちゃんのつやつやのかみのけをどきどきしながらうーちゃんのうでにとおしました。これでかおのうえにはもうかかりません。ぶらちゃんはそうしたあと、ねたふりをしました。しばらくするとうーちゃんはひょこんとおきて、かみのけをかくにんし、ぶらちゃんをおこしました。 「もうおひるねじかんおわってる!いそがなきゃおべんとうあっためるのあとまわしになっちゃうよ!!」 「。。。そうだな」 ぶらちゃんのあたまのなかはそれどころではなかったのですが、うーちゃんはそれにきづくようすもなくおべんとうをかかえてはしりだしました。 おべんとうをたべたあと、うーちゃんがせんせいによばれてしょくいんしつにいったので、ぶらちゃんはたいやのおやまでひとりであそんでいました。てっぺんにのぼって、しょくいんしつのなかをのぞこうとしたとき、げんかんにかみのながいおんなのひとがやってきました。 「。。。。!!」 そのひとは、うーちゃんにそっくりです。たぶん、うーちゃんのおかあさんなのだろうなあ、とぶらちゃんはおもいました。そのひとはしょくいんしつにはいると、まっていたうーちゃんをかかえてなきだしました。うーちゃんも、ないています。おんなのひととうーちゃんはとおいけんのなんばーのついたくるまにのって、そのままかえってしまいました。 そのつぎのひからうーちゃんはようちえんにこなくなりました。 せんせいにきくと、かていのじじょうでとおいけんにひっこしたとのことですが、うーちゃんのいえにはまだあかりがついているのをぶらちゃんはしっていました。ままにそうだんすると、きんじょのひとにくわしいじじょうをきいてきてくれました。うーちゃんのぱぱはろくでなしで、うーちゃんのままはあいそをつかしてでていってしまったそうです。でもさいきんさいばんでかったのでうーちゃんをひきとることができたそうです。 (あのながいかみのけは、うーちゃんがままにあえるようにやってたおまじないだったんだ) ぶらちゃんは、やっとかみのけのいみにきづきました。しかし、そのことをよろこぶよゆうはありませんでした。 つぎにぶらちゃんがうーちゃんをみたのはしょうがっこうにねんのとき、うーちゃんのおとうさんのおそうしきでした。うーちゃんのおとうさんはろくでなしだけれどうーちゃんがだいすきだったようで、うーちゃんがいなくなってからさけびたりのせいかつをおくり、かんぞうをこわしてしんでしまったのです。ぶらちゃんがとおくでみたうーちゃんは、かみのけをかたまできっていてべつじんのようでした。ぶらちゃんはけっきょくこえをかけられませんでした。 つぎにぶらちゃんがうーちゃんをみたのは、だいがくじゅけんのときでした。ひるやすみのなかにわのべんちににかみのながいひとがいたのでおもわずかおをのぞくと、まのびしていてもまぎれもなくうーちゃんだったのです。 「なんでまたかみのけをのばしたんだ?」 ぶらちゃんのおくちは、あたまよりさきにうごきました。 「ぶらちゃんにあえるようにおまじない。」 うーちゃんも、じゅうさんねんぶりとはおもえないしぜんなへんじをしました。 「・・・おれはずっと、あのまちにいたのに・・・。」 「あいつにいばしょしられたくないからって、かーちゃんがあのまちのなかまにずっとあわせてくれなかったからね〜。おやじがしんでも、あのまちのなまえだすだけでいやっがてさ〜。」 「・・・・・。」 「・・・・・。」 ちゅ。 「??!!」 「いっしょにうかろうな!」 うーちゃんはぶらちゃんのおくちにちゅーをすると、わらいながらきょうしつのほうにはしっていきました。そのすがたは、ようちえんのときのままのようにみえます。 「まって・・・・。」 ぶらちゃんもようちえんのままのうごきでうーちゃんをおいかけていきました。これからふたりはどうなるのでしょうか?つづきはまたどこかでおはなあししましょう。それまで、おやすみなさい。 (おわり) 答え:二人ともそのあとの試験に身が入らず浪人。二人で下宿を借りて予備校通いをする。でも勉強に身が入らない日々。 |
|