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シャワーから出て来たブライアンにファランはこんな提案をした。
「変装して三島高専に入学しないか?武器科だったら週に3時間研究所の研究者が先公しにくるし、ゼミをとったら研究所にも入れるんだ。」
『と、歳に無理があると思う。。。。』
「あの高専は結構歳いっても入れるから。ダイジョーブ!俺に任せな」
ファランはにやりと笑うと、手に持ったポリ袋を切りはじめた。
「取りあえず髪を染めないとね〜」
次の日の朝。シャオユウはケータイで呼び出されて、寮からわざわざファランの下宿まで来ていた。朝の飲み屋街はなんかすっかい臭い(ふと思ったがもしかしてこれ方言か?!)がする。下宿のドアが閉っていた。ケータイで呼ぶとお金が掛かるのでカーテンのしまった窓に小石を当ててファランを呼んだ。バンドのロゴをカッティングして貼ってある窓が少し空く。
「今いく。」
ほどなくして降りて来た二人を見てシャオユウは、困った。
同じオレンジの髪でふかわりょう張りのターバンはめて方や上が夏服下が冬服そしてもうひとりはその逆。足の長さが違うからズボンがつんつるてん。どっからどうつっこんでいいものやら。
「あれ?傷と入れ墨は?」
なんとかつっこんだ。
「なにー?!もうばれたか?!」
『。。。だからよそうっていったのに〜』
「。。。。。。。アホ増量セール中。。?」
朝からやなもんを見た。シャオユウの目は確かにそういっている。
「だったらお前、どうすりゃこいつがうまく変装できるっつーんだ?」
「とりあえず、眉毛書かなきゃ!」
ぺしゃんこな鞄からお化粧セットを取り出し、まゆ墨でブライアンに眉を書く。
「。。。。。。。。。」
「。。。昔あった『まゆげ犬』思い出したぜ。。。」
そう、もともと眉毛が生えるべきところに眉毛の痕跡さえ無いため、その姿は『まゆげ犬』以外の何ものでもなかったのだ。
「。。。。。。。。。ごめんね」
『あやまらないでよ〜。。。。悲しくなるから』
結局、眉毛と変装セットはアベル博士に送ってもらう事にした。
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