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「おう!国際犯人でい!」 「。。。けんじだ。けいじは今旅に出ている。」 「旅といえばなあ、昔は寝台列車なんてのがあってよう。」 「。。。今もある。利用者が少ないが。」 「そーそ、利用者が少ないがまああるわな。最近はカシオペア号なんてのでひと部屋貸し切りらしいが、旅行いってまで一人なんて味気ないわな。」 「。。。二人の旅行なら、個室の方がいい。周囲がな。。。」 「いや!けん坊。寝台車でしっぽりしてるカップル観察するのもなかなか旅の醍醐味てもんよ。」 「。。。師匠。言っていて恥ずかしく無いですか?」 「全然!!昔はどさ回りの時けいじと一緒に『聞き声』の品評会やったもんよ。『あそこのカップルが凄い』とか『そこのカップルは男の方が声が大きい』とか、な。」 「。。。。ききたくない。。」 「な〜にいい年して純ぶってんだい、けん坊。」 「。。。俺はレプリカントだから体は大きいが、まだ1歳半なのです。師匠。」 「なにー!!んじゃ、オムツかえんといけねえなぁ!」 「。。。してないですよ。体は大人ですから。」 「んじゃ、ミルクは?」 「。。。固形物ですよ。体は大人ですから。」 「べつのミルクは?」 「そりゃ、体は大人ですから。。。って、何を言わせる!」 マッハパンチ!!! 「。。。けいじ、帰ってこないかな。。」 「蜷頭2:50よ。」 「。。。けんじだ。けいじはまだ旅に出ている。」 「で、あたしをどうやって笑わせてくれるわけ?」 「。。。俺達で、お客さまを笑わせるのだ。」 ファウルキック。 「ぐほっ」 「そんな連中どうでもいいわ。あたしを、笑わせなさい。(股間にエンプレスヒール)」 「それでは、師匠直伝の『マットレス一杯に敷き詰めた剣山の上での前転バック転板門店』でも。。」 びんた。 「そんなの、日常じゃないの。もっとはげしいの頂戴。」 「日常。。。妹さん、生きてますか?」 アギト。 「あんなのの事、口に出すんじゃないわよこの肉人形。あんたみたいな傷だらけの人形、廃品回収にでもだしたらいいわ。」 「。。。『あんなのの事』って、駄洒落か?」 ビンタ2発。 「いいとこなしね、この木偶(でく)。−−そうよ。木偶は木偶同士まぐわればいいんだわ。」 蜷頭がどこからか出した鞭を鳴らす。 「おいで。」 舞台奥から木人もっくんが現れた! 「あの白いお人形さんあげるわ。好きに使いなさい」 「ポクポク−!!!」 「?。。。え?わっ!」 逃げる襟足をつかみ服を引きちぎってくる!バランスを崩し、けんじは前屈みに倒れ込む。 「その丸い手でどうやって引きちぎるのだ?!」 四つん這いになりながらもけんじはまだ冷静だ。 「けっこう可愛いおしりじゃないの。思ったより高く売れそうね」 「。。。どこまで本気なんだ?」 「さあ?これは、もう本気みたいだけど。」 「クポポクッポー!!」 はたからみると緊張感があるんだかないんだかわからないが、もっくんはけんじに襲い掛かる! 木人ママ三風!!! 「は、はう。。。」 突然現れた木人ママがもっくんと蜷川を撃沈!舞台に平和が戻った! 「けいじ。。。早く帰ってきてくれ。。。」 |