まん中へ はじめに さいごに 前の寄席に 次の寄席に そのまた次の寄席に さらにつぎ おまけ。

番外2 「ラジオ巌竜島・楽屋裏」

 「にょ★」

「。。。。。。。」

けいじになつかれて困るけんじ。もとはといえばちょっと脅かすつもりでけいじの首筋にキスした自分が悪いのだが。。。。

「おくちにもちゅーするにょ★」

「。。。。いやだー!!」

『ったく何やってんだよおめえさん達は。』

「あ!犯人(ほし)師匠!お久し振りです。」

 犯人師匠は以前けいじとコンビを組んでいた芸人で、けんじの大道芸(第6章で見せていたもの)の師匠に当たる。現在は芸能活動は一休みして若手の養成に励んでいる。

『けいじよー、おめぇさんがわけぇもンと組みてえってからこっちが退いたのに、なに?芸の為じゃ無くて個人的な趣味かい?こちとら網走での借りをけえしてやるつもりでうちの芸人の若頭を貸してやってるんでえ。げえにんだぞ?愛人じゃねえンだ!』

「師匠。。。。」

「ホシ君。。。。」

『ゲイの〜為ならコンビも泣かす〜。。てか?』

マッハパンチ。

旋風連脚。

 けいじに正気が戻った!

「ありがとうございます、師匠。。。。。。」

「あーあほらし。そこの『とんちんかんちん』にラーメン喰いにいこ、ラーメン。」

 消え行く二人の背中を微笑みながら、そして血反吐を吐きながら犯人は見送ったそうな。。。。

第八幕

「どうも〜、国際けいじでーす」

「。。。けんじだ。」

「いやあ、ボク結婚しようと思うんですが」

「相手はいるのか?」

「それが。。。。。(泣きまね)

「結婚とは一人でできる物だったのか。」

「だから〜、結婚したいんだけど相手がいないの!」

「別に血統書付きでは無いのだから選り好みは出来ないのでは無いか?」

「ボクは犬かい!」

「盛りのついている様はそのものだが。。。。。」

「そういうキミは結婚しないの?」

「相手もいないし、結婚したいとも思わない。」

「そうはいっても、気になるタイプはいるでしょ?」

「そうだな。。。『ショートカット』とか」

「うんうん」

「『ジーンズのミニスカートが似合う』とか」

「うんうん」

「『ホントは男』とか」

「うんう。。。。。。ん?!」

「そういう類いは遠慮する。」

「おいおい!それじゃあさ、髪が長くて」

「(うなづく)」

「『ジーンズのミニスカートが似合わない』ような感じの」

「(うなづく)」

「『ホントどころかもともと男』はいいのかな?

けんじ逃亡。


番外編 「新人養成講座」

「初めまして、『パンチキッヅ』のジンです。」

「同じく、ファランです。よろしくお願いします。」

げんこ。

先輩相手に『同じく』はダメ!はい、やりなおし〜」

「わかりました、けいじ先輩。初めまして、『パンチキッヅ』のジンです。よろしくお願いします。」

「初めまして。同じく『パンチキッヅ』のファランです。よろしくお願いします。」

「まあいい。社長の孫と白師匠の直弟子だからといってつけあがンなよ!」

 今日は同じ事務所からデビューする歌って踊れて喧嘩もできるロック系新人お笑いコンビ『パンチキッヅ』を教育中だ。

「挨拶はそのくらいにして、例の『三大格言』を教えよう。」

「お願いします!けんじ先輩!」

「。。。その一。『歯をこまめに磨け』。」

「???」

「???」

「つまりだなー、お笑いキャラはいつ罰ゲームでキスするか解らないから、相手に失礼の無いようにしとけってことよ。

「はい、わかりました。」

「。。わかった」

「合方とする事もあるから心の準備をしておくように。。。」

「えっ?!」

「準備なんかしない方が映像的に面白く無いかい?」

まっはぱんち。

「。。。先輩相手には常に敬語だ。。」

「はいわかりました」

「その2、『女関係は自粛しろ』。これは、ま〜言わなくても解るよな。

「上半身はわかっていますが。」

龍砲。

「おめーみてーな奴のせいで事務所は苦労してんだよ!」

「だから先輩達はまだ独身なんですね。(さわやかに)」

「いや、もてないからだ。新しい出逢いもなかなか無いしな。。。」

「そこっ!正直すぎ!」

「その3。これは最近出来た格言なのだが。。。」

「『ファンレターと一緒に送られてくる薄っぺらい本は読むな』」

「????」

「ここに見本として、俺達のところに送られてきた物がある。読んで見なさい。」

。。。。。。。。。。

。。。。。。。。

。。。

「。。。うわああ?!この女の子みたいなの先輩達ですか?」

「そうらしいな。」

「猫耳とかついてますよ?!」

「それはまだまともな部類だ。」

「こっちは大分先輩達に似て。。。。あ。。。。」

「。。。。。。こういうのが送られてくるんだぞ。。。」

「実際にこんな事をなさっているんですか?(さわやかに)」

「。。。。。。」

けんじ、頭を抱える。

「ファランみたいに生意気な口をきいた方が気が楽だな〜。。。そういや、さっきっからあいつ無口だけど、どうしたんだ?」

「。。。。。。。迷惑だったんだ。。。」

 ファランが手にしていた本を奪ってみると、奥付のところに彼の住所が。。。。。

「どっしぇー!!」

「。。???!!?」

 よく見ると彼の指にはペンだこが。『そういやロッカーって隠れおたく多いんだよね』と考え、『いちばんごっついえろえろな本を彼が書いていた』と言う事は考えないようにするけいじとけんじだった。

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