| ある夜のできごと |
| 「辛いなら、泣いてもいいんだよ」 「あほいうな・・だ、だれがそんなっ・・」 ウルフウッドの額に汗がにじむ。息づかいも荒く、目もこころなしか潤んだようにみえた。ヴァッシュは手を伸ばし、ウルフウッドの体にそっと触れた。 「くっ・・」 「あ、ここもなんだ。そうなんだろ?ウルフウッド」 「ち、違う!そうやない・・」 「なに言ってんの、その反応がいい証拠じゃないか。体は素直ってホントだね」 すると、目に水をためてウルフウッドが答えた。その水は涙か、汗かはよくわからなかったが。 「いつか、覚えとけよ・・倍返ししたる」 そういうと意識がとぎれたらしく、がくんと首がベッドの上に落ちた。 「まったく・・強情なんだからなあ・・君は」 ヴァッシュは手際よくそばにあったタオルでウルフウッドの汗を拭った。 「怪我したんなら、我慢しないで言ってくれればいいのに。隠さないでもいいのに」 いやがる彼を押さえつけて無理矢理脱がせた服を見やった。 血だらけのシャツ。きつい香水の香りに紛れて香る硝煙と血の匂い。普段なら香水ごときでごまかせるはずないことなど百も承知のくせに。 「一人でなんとかするつもりだったのかい・・?ウルフウッド」 自然と涙がこぼれた。頬に涙が伝った。 「一人で、なんとかしようなんて思わないでよ・・僕を置いてかないでよ」 こんな自分の胸の内をこの男はわかってくれているのだろうか。いつか自分の元から去ってしまうのかと思うと、涙が止まらなかった。 ◆ ◆ ◆ 「ヴァッシュ、雪辱戦やでー」 「な、なんの?ちょっと、たんま〜!その顔は絶対なんかたくらんでるね!」 「あたりまえやん。こないだ倍返ししたるって宣言したやろうが」 その夜。ヴァッシュがウルフウッドにひどい目にあわされたのは言うまでもない。 「うう・・ホントにつらかったよぅ・・」 |
掲示板に地雷として置かせていただいたモノです。
人のHPの掲示板なので、あまり長々とは書いてないつもりなのですが・・。
VWと見せかけて実はそうではなかった、というのが狙いでした。
自分では成功したと思ってるんですけど、どんなもんですかね?