敵 敵 敵 右も左も、前も後ろも、上も下も 敵 敵 敵 そんなスクリーン一面の敵艦隊の中、その膨大な質量でも止める事の出来ない苛烈なる嵐が吹き荒れていた 【リオ】「はーーーっはっはっは! こんなぬるい攻撃じゃぁ、この艦は落とせやしないよ!」 【ユキカゼ】「リオ・ハス艦長。突出しすぎています。減速を」 【リオ】「減速? バカ言ってんじゃないよ! このまま全速前進だ」 【ユキカゼ】「このまま突出した場合、後続艦の被害が増大する可能性高し。減速を」 【子分A(田中)】「姉御! 敵艦からの高出力反応! ビームが来やす!!」 【リオ】「ごちゃごちゃ五月蝿いよ、ユキカゼ。 今、立て込んでんだ、あんたは後ろでゆっくりと見物してな」 【リオ】「中野! 速度を維持したまま、左に40度旋回。 足の死んだ敵艦を盾にしな!」 敵艦からビームの一斉掃射 しかし、同士討ちを避けるために、そのビームはあらぬ方向へと消えて行く 【ユキカゼ】「ここで無用な損傷を追っては、ハス提督と戦うことは不可能ですよ、ハス艦長」 【リオ】「・・・やれやれ。キサマは小姑か? ユキカゼ」 【ユキカゼ】「ユキカゼは小姑ではありません。ただの機械です」 【リオ】「ふん、しかたないねぇ。 とりあえず、今回は小姑殿に免じて一度戻るとしようか」 【ユキカゼ】「感謝します、艦長。2時方向の補強を願います」 【リオ】「だとさ中野、2時方向に戦略的転進だよ」 【リオ】「と、いってもただ戻るのも癪だね。 置き土産の一つでもしていくか…」 【リオ】「ミサイル発射準備! 目標、前方の連邦艦隊。 全部ぶっ放してやりな!!」 【子分A(田中)】「了解! 全ミサイル発射管、開きます!」 【子分B(前田)】「対艦ミサイル全射線連続発射準備良し!」 【リオ】「── 発射! ──」 真空の宇宙に盛大な花火が上がる | |
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