真っ暗な闇の中に、それはいた。
 それは気の遠くなるほどの間、ずっと、そこにいた。
 それがどれくらい長い時間だったか、もう、それにすらもわからなくなっていた。
 それどころか、それは、自分が何者だったか、何をすべきだったかも、ほとんど忘れていた。
 覚えている感情は“逢いたい”という、再会の念。
 
 
 
 

 逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタ逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、イ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタ逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、イ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタ逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、イ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタ逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ、イ、アイタイ、逢いたい、逢いたい、アイタイ、あいたい、アイタイ、アイタイ、アイタイ
 
 
 
 

 そして覚えている感情は、もう一つ、存在した。
 
 
 

 それは殺意、人、という物全体に対する、途方もないほど大きな殺意。
 それは覚えていたから、全ての人類を屠らねば、逢う事が出来ない、と、言う事を。
 故に、それは滅びを切望する。暗い闇の中、途方もないほど大きな呪詛の念と共に、それはいた。それは存在し続けていた。
 全てを失っても、その二つの念だけを拠り所に、それは存在し続けていた。
 それは、闇の中、忘れ去られた、最後の悪夢。
 
 
 

 こうしてこの闇の底より、終焉の物語、オワリのハジマリは、幕を開く。