Column
column_03「トップを取(獲)るために」1999/04/26



初心者の方で、よくオーラスになるまで全員の点数状況をほとんど覚えていない人がいます。これがそもそも麻雀の本質から外れているような気がします。

先日、大学の友人と卓を囲んだのですが、そのときは面子が5人居るうち、3人がほぼ素人でした。僕が最初に抜け番になり、後ろから見ていると、オーラスなのにもかかわらず点数申告も行われず、3着目が何も考えずにリーチをかけ、裏ドラがアンコでまくってしまい、しかもまくった本人はトップを取ったことに気づいていませんでした。そこで僕が後ろから「トップをとれるかどうかわからないような打ち方はしないほうがいいよ」と言うと、「いいんだよ。よくわかんないから。私らは楽しく打てればいいんだから。」という返事が返ってきました。

果たして本当にそれでいいのでしょうか?麻雀はトップを取ることが目的です。アガることが最終目標ではありません。ただアガることだけを考えて打っていたら、当然アガれなければ楽しくないだろうし、配牌が悪かったりするとその局はまったくやる気が出ない・・・。などということになってしまうのではないでしょうか。しかし、トップをとることを考えていれば、「アガるだけが麻雀ではない」ということに自然に気がつくでしょう。トップ目が食い仕掛けてきたらおいしい牌を絞ったり、自分の手がさらに伸びそうでもトップ目の親をけるために安手でアガったり、場合によってはトップ目に放銃することも必要(そこでツモられると他家がとんでしまうなど)です。自分が好配牌でアガれるときもトップ目から直撃、もしくは親っかぶりをできるだけ狙うなど、常にトップをとるために何をすべきか考えなければなりません。

大切なのは、麻雀はトップをとることが目的であり、卓を囲んでいる4人全員がトップを目指して打っている事を認識することです。そのことを常に考えて打つことができれば、ただアガることだけを考えて打つよりも何倍も楽しい麻雀が打てるでしょう。




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