彰の決意〜WHITE ALBUMより〜


「で、彰君今日はなんの話?」
美咲さんはいつものように聞いてきた。
僕は美咲さんと一緒に喫茶店に来ている。
冬弥はカウンターでこちらの方をちらちらと見ている。
なんだかんだ言ってやっぱり心配なんだろう。
今日、僕は美咲さんに告白しようとここに来た。

なぜこんな気持ちになったんだろう?
僕は美咲さんを遠くから見ているだけで良かった。
そう、見ているだけで・・・
今日は美咲さんの卒業式だ。
冬弥は「これで言わなきゃ男じゃないぞ」
なんて言うんだよね。
確かに、今まではただ学校に来ているだけで美咲さんに会うことが出来た。
でもこれからは会うことが出来なくなる。
だから、僕は・・・美咲さんの前で自分の気持ちを伝えようと思った。


あれは1年前・・・
冬弥「おい彰、いい加減に美咲さんに告白したらどうだ?」
冬弥「あまりのんびりしていると他の男にとられちゃうぞ。」
冬弥「美咲さん、優しすぎるから・・・告白されたら断れないと思うけど・・・」
『う、うん。でも、僕は見てるだけでいいから・・・』


そうだ、美咲さん優しすぎるから僕が告白しても絶対断らないと思うんだ。
でも、それじゃあ本当の美咲さんの気持ちじゃないし・・・
それでも僕は告白する。
なぜなら・・・僕は美咲さんが好きだから・・・

「ねえ、彰君聞いてるの?」
『あっごめん、美咲さん』
「で、なんの話なの?改まって」
『う、うん、そのことなんだけどね。』
「彰君、そんなにあわてなくていいから、ねっ。」

やっぱり緊張してるよな。
なんかどきどきしてる。
僕は深呼吸した。
そして、テーブルの上のコーヒーを一口飲んだ。

「落ち着いた?」
『うん、もう大丈夫だよ』
僕は精一杯の勇気を振り絞って・・・

『今までずっと美咲さんのことが好きでした。』
『つきあってください。』
なんか、月並みな言葉しか思いつかない。
・・・・・・・・・・。
長い時間が経ったような気がした。
美咲さんは少し微笑んで
「はい。」
カウンターの方を見ると冬弥が「良かったな」というように微笑んでいた。


あとがき(らしきもの)

私の初めてのオリジナルSSはいかがだったでしょうか?
このお話の設定はゲームが終了して2年後です。
最初書いたときは結構いけてると思ったんだけど、読み直してみるとアラが目立ちますね。
なんで美咲さんが彰のことを七瀬くんって呼ばないの?とか、美咲さんが妙にお姉さんぶってるとか・・・
このゲームをやったことない人は何の事だかさっぱりだと思いますが・・・
もしよろしければ感想をメールで送ってくれると今後の参考になります。
では、次回作をお楽しみに

by.ランツ


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