10話  木馬

   エルザ☆ 「リール、リール。」
       ☆
   リール☆ 「エルザさん・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「何回も起こしてるのに起きないとは!自分の身分がわかっているのか!」
       ☆
   リール☆ 「ごめんなさい。」
       ☆
   エルザ☆ 「リール、いつもより少し声大きいね。なにかあったの?」
       ☆
   リール☆ 「エルザさん・・・あの・・・・・・・・・・いえ、なんでもありません。」
       ☆
   エルザ☆ 「なに?」
       ☆
   リール☆ 「・ ・ ・」
       ☆
   エルザ☆ 「言いたくないなら無理には聞かないよ。だけど、言いたいことがあったらちゃんと言ってね。
       ☆  でもよかった。リールが少し元気になって。」
       ☆
   リール☆ 「ありがとうございます。」
       ☆
ヤガパール☆ 「随分とごきげんだなあ、リール。まだ拷問は終わってないんだぞ。」
       ☆
   リール☆ 「ごめんなさい。」
       ☆
ヤガパール☆ 「別に謝ることはない。が、気を抜くと泣くことになるぞ。」
       ☆
   リール☆ 「・ ・ ・」
       ☆
ヤガパール☆ 「行くぞ。」


        ☆ ヤガパールはリールを拷問部屋に連れて行くと先ほどと同じように天井から吊るしました。
       ☆
ヤガパール☆ 「これから〈木馬〉という拷問をする。あそこにある三角の器具がおまえの股間に激痛をあたえるのだ。
       ☆  オレはいままで何人もの女にこの拷問を行ったが、みんなすごい悲鳴をあげ、すぐに根を上げた。
       ☆  聞いても無駄だとは思うが、折れる気はないか?」
       ☆
   リール☆ 「はい。」
       ☆
ヤガパール☆ 「ふー、じゃ、始めるぞ。」
       ☆
       ☆ ヤガパールはリールの両足を開かせそこに木馬を置きました。
       ☆
   リール☆ 「うっ・・・ううっ・・・」
       ☆
       ☆ リールは目をつぶって小刻みに震えています。
       ☆
ヤガパール☆ 「折れる気にはならないか?」
       ☆
   リール☆ 「はい・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「ドガンテ、ドバール、リールの両足に10kgづつ重りをつけろ!」
       ☆
       ☆ 部屋の隅に待機していた二人はうれしそうに立ち上がるとリールの両足に重りをつけました。
       ☆
   リール☆ 「あっ・・・っつ・・・ううっ・・・」
       ☆
       ☆ リールは自分の体重の3倍もの重りが足にかかったので、痛みと驚きで声が大きくなり、そして
       ☆ 激しく身をよじりました。
       ☆
ヤガパール☆ 「そんなに動くと余計股間が痛くなるぞ。そんなに痛いなら折れればよかろう。」
       ☆
       ☆ リールは首を横に振りました。
       ☆ ヤガパールはそんなリールを見てため息をつきながら木馬に手をかけて揺すりました。
       ☆
   リール☆ 「ああっ・・・あっ・・・ああっ、ああっ・・・」
       ☆
       ☆ リールは全身が脂汗にまみれ、肩で息をしていました。
       ☆
ヤガパール☆ 「これで折れないようなら重りを20kgづつにしてさらに鞭を加えるぞ。さあ、どうする?」
       ☆
   リール☆ 「折れ・・・ま・・・せん」
       ☆
ヤガパール☆ 「ドガンテ、ドバール、リールの足の重りをつけかえろ!」
       ☆
    二人☆ 「了解!」
       ☆
   リール☆ (これ以上の痛みが股にくるんだ・・・怖い・・・エルザさん・・・)
       ☆
       ☆ 二人はにやつきながらリールの足の重りをつけかえるとヤガパールの許可もとらずに木馬を揺すりました。
       ☆
ヤガパール☆ 「いつもなら怒るが今は許す。リールが少しでも折れる気になるように激しく揺すってやれ!」
       ☆
       ☆ 二人はうなづくとよりいっそう激しく木馬を揺すりました。
       ☆ ヤガパールはリールに鞭を加えました。
       ☆
   リール☆ 「あうっ・・・ううっ・・・くっ・・・あっ・・・」
       ☆
       ☆ リールはそのあまりの激しさに泣き出してしまいました。
       ☆
ヤガパール☆ 「ほー、おまえでも痛みで泣くことがあるのか。そんなに痛いと思うなら折れればよかろう?」
       ☆
   リール☆ 「ハア・・・折れません・・・だってエルザさんを・・・助けたい・・・から・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「1つ聞くぞ、リール。おまえがエルザを助けてなんの得になる?」
       ☆
   リール☆ 「・・・・・・(人の役に立ちたいから・・・ううん、それだけじゃない・・・)
       ☆  エルザさんはわたしの・・・(でもまだ聞いてないし・・・もし違ったら・・・)」
       ☆
ヤガパール☆ 「ん?どうしたんだ!?早く答えろ!」
       ☆
   リール☆ 「きっと・・・・エルザさんがわたしの・・・・わたしの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       ☆  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       ☆  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・友達だからだと、思います・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「おまえ少しかわったな。やっぱりなんかあったのか?」
       ☆
       ☆ リールは下を向いて黙りこんでしまいました。
       ☆
ヤガパール☆ 「まあいい。それより続きだ。」
       ☆
   リール☆ 「はい・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「おい、重りを30kgづつにしろ!」
       ☆
       ☆ ドガンテとドバールは少し疲れたようで、無言で重りをとりかえると床にすわりこみました。
       ☆
   リール☆ 「うあっあっ・・・ううっ・ううっ・ううっ・ううっ・ううっ・ううっ・ううっ・・・ハアハア・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「やっぱり苦しいんだな。さっきしゃべっていた時あまり苦しそうに見えなかったから慣れたのかと思ったぞ。
       ☆  で、折れる気はないか?もしないならおまえでも悲鳴をあげるようなことをすることになるぞ。」
       ☆
   リール☆ (わたしでも悲鳴をあげること・・・でもがんばろう・・・エルザさんを助けるためだから。)
       ☆ 「折れません・・・」
       ☆
ヤガパール☆ 「ふー、やっぱりだめか。」
       ☆
       ☆ ヤガパールは少し疲れていましたが、それでもやはりうれしいようでニヤリと笑いました。
       ☆ そしてリールの両足の重りをはずし、縄を上にひっぱってリールの股を木馬から10cmほど浮かせました。
       ☆
   リール☆ (えっ?・・・どうして苦痛がとまるようなこと・・・何されるの・・・)
       ☆
       ☆ ヤガパールはとまどっているリールをみてもう一度ニヤリとして縄を手から離しました。
       ☆
   リール☆ 「あっーーーーーーーー」
       ☆
ヤガパール☆ 「ふふふ。やっと悲鳴をあげたな。痛いだろう?」
       ☆
   リール☆ 「ううっハアハアううっハアアア・・・」
       ☆
       ☆ リールは落とされた痛みがやわらがないうちに木馬からたえまなく股に苦痛を与えられて息が恐ろしいほど
       ☆ 荒くなってしまいました。
       ☆
ヤガパール☆ 「今から、おまえが折れるというまで少しずつ高度をあげて木馬の背に落とすことを繰り返すからな。」
       ☆
   リール☆ (こんなのを繰り返させられるんだ・・・・でもがんばらなきゃ・・・)
       ☆
       ☆ ヤガパールはリールを木馬から30cmほどあげました。
       ☆
ヤガパール☆ 「折れる気はないか?」
       ☆
   リール☆ 
「折れません・・・」
       ☆
       ☆ リールはこれから落とされるであろう木馬の背を見つめていました。声が震えています。
       ☆
       ☆ ヤガパールは縄から手を離しました。
       ☆
   リール☆ 「
ああぁぁっー!」 
       ☆
ヤガパール☆ 「すごい悲鳴だねえ。『うっ』って言って耐えるんじゃなかったのか?」
       ☆
   リール☆ (そうだ・・・わたし「うっ」って呻き声あげるだけで耐えるって決めてたんだ・・・・
       ☆  やっぱりわたしは我慢強くなれないんだ・・・)
       ☆
       ☆ ヤガパールはまた縄を持ち上げました。今度は50cmです。
       ☆ リールは情けなさと恐怖がいりまじって頭がもやもやし、胸が苦しくなってしまいました。
       ☆
ヤガパール☆ 「ま、どうせ折れるつもりはないんだろう。落とすぞ、いいか?」
       ☆
       ☆ リールは頷きました。
       ☆ ヤガパールは縄から手を離しました。
       ☆
   リール☆ 「
ああぁぁぁぁーーーーーーーっ!」 
       ☆
ヤガパール☆ 「フフフフ・・・・」
       ☆
       ☆ こんなことが何度も繰り返され、リールは落ちるたびに悲鳴をあげました。
       ☆ 木馬には赤い血筋が何十本もでき、床にも赤い血だまりがいくつかできました。
       ☆ 1時間たつと、リールの声はほとんどでなくなり、かすれた悲鳴があがりました。
       ☆ リールはあまりの痛みになにも考えることができなくなってしまいました。
       ☆ 2時間たつと、リールはときどき気を失いそうになりました。
       ☆ 気を失いそうになると冷水をかけられたり、鞭で打たれたりしました。
       ☆
       ☆ そして3時間後・・・。
       ☆
ヤガパール☆ 「リール!リール!起きないなあ。」
       ☆
  ドバール☆ 「起きませんねえ。」
       ☆
  ドガンテ☆ 「ばかな奴だ。せっかく拷問がおわったというのに、気絶しやがって。」
       ☆
       ☆ ドガンテの言う通り、リールにとって長く苦しい一日が終わりました。
       ☆ ヤガパールはリールを抱きかかえて、エルザの待つ牢に向かいました。

 

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