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| カクテルを作るには、まず材料を所定の分量に正確に量らなければいけない。ある程度経験を積んでくると、ボトルから直接目分量で注いでも、かなり正しく量ることができるが、常に正確を期すためにはメジャーカップを使用する。 |
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カクテルのレシピに書かれている使用材料の分量表記は、ショートドリンクの場合、通常、グラス一杯分のカクテルに占めるそれぞれの材料の割合を分数で表し、ロングドリンクの場合は、ml,oz(オンス)などの単位を使って、具体的な数値で表記している。
主としてカクテルグラスを使うショートドリンクでは、グラスの容量にバラつきがあって、mlで指定された量をミックスしたらグラスに入りきらない、といったケースも出てくる。そこで、使用グラスに合わせて分量を加減しやすい様に、割合(分数)で表示することが行われてきた。また、分数表記にはベースの酒類初め使用材料の構成、バランスといったものが一目で分かる長所もある。 国際バーテンダー協会では、主催するカクテルコンペティションの基準グラスの一つとして、3oz(90ml) のカクテルグラスを指定している。日本でも、この容量のカクテルグラスが一般的になっているが、これを基準とすると分数表記でも具体的な数量が出てくる。 通常、カクテルはグラスの8分目ほど注ぐのが適切な量とされるので、90mlのグラスならおよそ70ml強が適量になる。シェークやステアする間に氷が溶ける分を考えると、使用する材料の総量は60mlが適量ということになる。例えば、ウイスキー2/3というレシピなら40ml、1/2なら30ml使用する。 シロップ、ビターズなど少量使う材料はダッシュ(dash)、ティースプーン(tsp.)などの単位を使って、全体の量にプラスする形で表記する。1dashは、約1ml、1tsp.は、約5mlに相当する。 マンハッタン(Manhatten)のレシピを例にして、それぞれの材料の具体的な使用料を計算すると、以下のようになる。 |
| ライウイスキー | 3/4 | (60ml×3/4=45ml) |
| スイートベルモット | 1/4 | (60ml×1/4=15ml) |
| アンゴスチュラビターズ | 1dash | ----- |
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したがって、マンハッタンにはライウイスキーが45ml、スイートベルモットが15ml、アンゴスチュラビターズが1ml、材料として使われていることになる。
また、卵(全卵、卵白、卵黄)も、全量にプラスする表記とするが、これでは通常のカクテルグラスに入りきらないので、大型カクテルグラス、シャンパングラス、ワイングラスなど容量の大きいグラスを使用する。卵1個分の容量は、中ぐらいの大きさの全卵で50ml、卵白30ml、卵黄20ml程度と考えていい。 |
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| 大型で様々な容量のグラスを使うロングドリンクでは通常、使用材料の量をmlやozの単位で具体的に表記する。 |
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| 1ガロン | 1クォート | (1ボトル) | 1パイント | 1オンス | |
| アメリカ | 3785ml(U.S.ガロン) | 946ml(1/4ガロン) | 757ml(4/5クォート=フィフス) | 473ml(1/2クォート) | 29.56ml(1/16パイント) |
| イギリス | 4546ml(インペリアルガロン) | 1136ml(1/4ガロン) | 758ml(1/6ガロン=シックスス) | 568ml(1/2クォート) | 28.4ml(1/20パイント) |
| 注:アメリカガロン(U.S.ガロン)とイギリスガロン(インペリアルガロン)の比率は1:1.2 |
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1ドロップ(drop)=約1/5ml(ビターズボトルを逆さにして自然に滴り落ちる量)
1ダッシュ(dash)=約1ml(ビターズボトルを一振りした時の量) 1ティースプーン(tsp.)=約5ml 1オンス(oz)=約30ml 1ジガー(jigger)=[アメリカ]1.5oz(約45ml) / [イギリス]2oz(約60ml) 1グラス(glass)=約60ml 1カップ(cup)=200ml 1ボトル(bottle)=750ml |
| 日本では従来からmlを使うのが一般的となっているが、アメリカをはじめかなりの国でガロン(Gallon・gal) やオンス(Ounce・oz)などを基準とした単位が通用している。 |